二つ名地獄

どこまで行く気だ「ガキ警察」。 お薬また変わったので1日目から。
このまま二つ名が増殖し続けるのでしょうか、旭凛太郎ガキ警察」。 「女豹と呼ばれても肉ジャガはつくれない」、ってすでに二つ名じゃなくて単なる暴露大会じゃないですか。 本当にどこまで行くんだよ・・・。

 買った。

 感想 成田良悟「デュラララ!!×2」

ヤスダスズヒト電撃文庫・630円・ISBN:4840230005
内容を要約すると「愛=?」
池袋にあらわれた辻斬り“罪歌”。 それにまつわる一つの愛に池袋は軋みを生み出す。
さておき。
今回は、前作「デュラララ!!」でやや話の脇にうっちゃられて活躍の少なかった人に焦点をあわせたら、平和島静雄独演会の様相となって大目立ちしている内に裏でひっそりと辻斬り事件が一応の終結を見せます。 でもそれによって生み出された状況がなかなかに見事で、これ、きちんと事態を終結できるの?という危惧をはらみつつも続きが気になって仕方ないです。
内容的に新キャラが少なく焦点が絞れていた為か、今回は話の全体がとてもきれいにまとまっていて読みやすい印象。 ファンの贔屓目かもしれませんけれど、文章全体をいい具合にしめられる様になっていると感じます。 文章が上手くなってきた、ということでしょうか。
さてしかし、本当に今回は平和島静雄の一人舞台というくらいに目立ちに目立っております。 「何故、細身の割りに身体能力が無茶なのか」の一応の理由付けがされたりしますが、それも結局の所「天然自然に強い」って言っているのと変わり無く、でもなんとなく納得させられてしまうキャラのインパクトでその辺をぶっちぎっていきます。 さすが平和島静雄。
イラストの方は見開きの絵が秀逸。 最後の、今後を予感させるイラストは特に象徴的でゆえに一抹の寂しさが現れていてまっことに良かったです。