ゴッドハンドのDogeter*1といい、戦国BASARA2の奇跡の配役*2といい、極魔界村のあれといい、どうしちゃたのかカプコン。
余りの事に頭の中の興津三十郎が。
センスというものは
ひとたび
ひとたび ひびが入れば
二度とは
二度とは…
とか言い出して困ります。本当にどうしちゃたのかカプコン。
内容を強引にラストでまとめると「東京壊滅とタフな人達」
うーん、凄いなぁ。訳が分かるような分からないような。話が「おお俺が語りたいように語り出すのだ」な著しい脱線のような本筋のような迷路のような隘路のような、流れな〜が〜れ〜て〜いつか〜、とつい三国志アニメの主題歌を想起してしまうような流れに身を任せすぎな話でした。というか明らかに話の尺が変というか、語りたい所に注力しすぎて話の形がいびつなんだけれど、面白いからいいや、という悟りを強引に与えられた次第です。
流れを追って話すのが正直出来ないので、内容をもっと具体的に流れで列挙する事にします。
列挙しててこんな話だったんだ、となんとなく納得してしまいました。そうだったんだ。こうしてみると、なんか後半から一気に壮絶な話になったんだなぁ。個人的には「踊りと免疫体」あたりの話が好きです。そこで出てくる3人のガールの話がまあテンションが高いというか温度が高いというか。3人目の話が延々20ページ位続いた時はどうしようかと思いましたけれど、「適当ゆってる世の中に、パンチを叩き込むわ、全身全霊で!」とか書かれてたのを見て、「ああ、のっちゃってるんだなぁ」と訳も無く悟ってしまって気にならなくなりました。
今までで3作古川日出男作品を読んだんですが、どうしてこう、生命的に温度の高い人ばっかりなんだろう、という気持ちにさせられました。活躍する人が全員無闇に壮絶と言うか、そういう人じゃないと活躍できないというか。なんかキャラクター造型の劇的さが成田良悟作品みたいだなぁ、と感じました。方向は違うけれど、「劇的」の部分では妙に似てるなぁ、と。ああ、だから好きなのか。
今度文庫になる「アラビアの夜の種族」は買おう。うん。