- 作者: 成田良悟,エナミカツミ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/08/10
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
大体の内容。「組織メンバー大躍進」。
つーか増えすぎ。巻末にキャラ紹介足してもそれで語りきれないくらいってどんだけ多いんだよ。つーか増えすぎ。
それはさておき。
今回は組織メンバー顔見せと、2、3巻で出した伏線とか遺恨の処理に今回の事件が混ざって、という風に見える、大きく見えれば閑話でしたが――閑話にしちゃあキャラが増えすぎですが――その顔見せだけで妙な楽しさがあるからまあいいじゃん、とどこかの上遠野台詞を使ってしまうくらいには楽しかったので問題はなしです。ないったらない。なんか不思議なくらい迷走を感じたのに最終的には綺麗に落ち着いたので、問題ないったらない
キャラ方面で今回良かったのは、“キャッスルバニア”というかロニー。奈須の人もロニー結婚してくれ! とほとんど誰得の帯メッセージを送るくらいに立っていました。金持ち、吸血鬼の古い血統、そしてゲーオタ(しかも重度)、という見事なミキシングと、前述“キャッスルバニア”から始まるアレは“キャッスルバニア”の時点で噴出していたものが戻ってきて再び吹き出るインパクトでした。とうとうゲームネタを自重しなくなったか! と、感慨というか感慨というかなものが湧き出ました。もう、バカ。
それはさておき、今回もフェレットとミヒャエルにはメインイベント目白押しですが、それに対してのレリックの存在感の耐え難い薄さはどうだ……。出てたっけ? レベルの存在感になってしまってます。この調子でジャンプとかの人気投票で1〜3位には入れなくて脇役って言われる主役キャラポジを独占していただきたい。味の濃い成田キャラでそういうのって逆に新鮮だよなあ。そう思えばいいポジですね! ←視線を横に逸らしながら