浅草芸人

harimaya2006-03-16

戦後間もなくのころエノケン一座は
健在で芝居やラジオで活躍していた。
日本のチャップリンとも言われ一世を
風靡した昭和の喜劇王は歌も上手い。
「洒落男」「私の青空」「月光値千金」
一時はオペラ歌手も志したぐらいで
声も素晴らしくそのキャラクターは
数ある芸人の中でも突出していた。
エノケン、ロッパ、金語楼伴淳三郎
坊屋三郎てんぷくトリオ、たけし等
浅草芸人はココから社会へ旅立った。
戦前戦後の芸能の発祥の地は浅草と
言っても過言でなく大衆はそれに酔った。
所属する千葉ギターアンサンブルはタンゴがメインだが、指導される
小胎剛先生は戦前のお生まれなので月光値千金など編曲され公民館や
老人施設などで演奏すると聴いてくださる方々にとても好評だ。
エノケン達もきっとあの世から聴いて喜んでくれているに違いない。

隠居の独り言(52)

日本の憲法だから日本人自身で作りたいものだとつくづくと思う。
戦後の占領軍(GHQ)当局は当時の日本人を骨抜きにしようと
軍隊を認めない憲法の草案を日本政府に示してすぐに施行された。
見方を変えれば他国を占領する植民地支配の手法と寸分変わらない。
当時の戦勝国から見た日本のカタチを戦勝国の都合のいいように
変えようと作成されたものを半世紀も経った今でも縛られている。
つまり日本人の意思や考え方には何の反映も相談もなく作られた
外国製の憲法を後生大事に抱えている事自体がナンセンスだろう。
百歩譲って今の憲法がお気に入りなら一旦放棄してからもう一度
国会と国民投票で「日本人自身」が作った新憲法にして貰いたい。
平和に対する考え、戦争に対する考えは日本人自身が決める事で
他国がとやかく言うのは内政干渉もいいところでまして憲法まで
押し付けられた敗戦の夢からいい加減覚めてもいいのではないか。
自衛隊があっても集団自衛権や指揮系統が束縛されるのは法律の
不備だし永世中立のスイスでさえ立派な軍隊で国を守っている。
最近になってアメリカや同盟国は日本への敗戦処理をやり過ぎと
感じたらしくヤルタ会談や極東裁判の無効性や憲法問題に現実な
考えも出てむしろ日本より前向きなのはとてもいい傾向と思う。
「日本の常識は世界の非常識」待った無しの憲法の理念だ。つづく