Wetzer made in Swiss , SK8 with Stick!

スイス生まれのお気に入り。

デッキは赤いのから毛皮!までいろいろありますが手持ちのモデルは黒のシンプルなものと、白黒ゼブラのもの。

長い付き合いになります。
バスにのるときはつれていきます。

どこにものっていない諸元:
Spec:

Wheel 76mm ??a not so hard
Bearings SKF - ITALY 04 W, 608-ZRZ /VK25
Track Front 154mm 6inch, Rear ??mm

ベアリングはSK8(スケート、いわゆる「スケボー」)用のものがそのままつかえます。
乗り始めて6年くらいたつとおもいますがやっと交換しました。
それでこの日記を書いています。

Ninja Abec7グレード 潤滑はオイルタイプです。8個で3000円くらい。
Ninja Abec9の2万ほどするものでも無負荷での指先ころころ試験では回転はそれほどよくありません。
ムラサキスポーツのお兄さんの話によると、ウェッツァーについてるベアリングが例外的によくまわるということのようです。
6年近くつかってきて、ゴムのシールドをはずして掃除したことも一度もなく、ガタはあるのですが指でかるくまわすとくるくる10回くらいまわりつづけます。
しかしそんなベアリングでも交換して実際にのってみると…静か!そしてスムーズ!十分です。
SK8とちがってスティックボードであるWetzerでは横方向のストレスがそれほどかからないのでこういう工業ベアリングでも合うようです。どんなに無負荷空転がよくても数年も使っていれば交換する価値ありますね。

交換前のベアリング。6年ほとんどメンテなしで使ってきた。

写真でもわかるように長年の酷使でサビもでて内部はガタガタです。体重をかけると当然そのゴリゴリの影響をもろにうけますから、スムーズな回転はできないんでしょうね。

側面ではなく、写真のようにベアリングの周囲に薄く書いてある文字には SKF - ITALY 04 W, 608-ZRZ /VK25 とあります。
ベアリングは多くが日本製だと思っていましたがイタリア製でした。
このベアリング、最初からよくまわるので感心していましたが、6年という時間が経過してもハードな酷使にたえ性能を維持してきたんだとおもうとえらい高品質なんではと。


なんだ今日はスケートの話か。いえいえ、ここでも自転車の話とつながるんです。
でもほぼ同じベアリングをつかうマヴィック キシリウムというロード用ホイールのベアリングはすぐだめになるようです。こちらはフランス製だそうです。

自転車は横方向のストレスがかかりやすいのでこういった縦回転だけを考えた設計のベアリングよりは、カップ&コーン式のベアリングのほうが評価が高いようです。でも608をハブ部分に使うホイールはいいな、簡単に交換できるから。持っている人はきちんとメンテしましょう。シールドのプラスチックパーツを外して灯油ガシャガシャして、シリコンオイルなどオイルアップしてみましょう。

こういう工業用のベアリングをつかうホイールではシマノのハブのような、いわゆる玉あたりの調整なんかないのでしょうか?持っている人教えてください。

いいホイールを持っている人はたくさんいますが、ベアリングの話をしている人はあまりいませんね。
持っている人はぜひご自身のホイールのハブ部分をまじまじとみてみてください。
スケート用608ベアリングなら外形が22mm,内径が7.94mm、厚みが6.87mm程度のはずです(数値は実測)。
ベアリング内径は自転車にあうようにパイプ状のインサートがあるかもしれませんね。

だってこの手のベアリングはとても入手性がよく、交換も簡単で、グリースタイプ(長時間あるいは過酷な天候での走行)、オイルタイプ(決戦用かな)といろいろありメンテナンスもらくだからです。

毎週乗らないときはないし、街乗りだし段差なんかそのままがしがしすすんじゃいます。
マレーシアとタイの国境もこれで越えました。インドネシア、バリにもいきました。
フランスにもつれていったような気がします。
バックパッカーするときはこれをつれてくとラクなのです。
重いザックをこいつにのせてすいすいです。


超人の乗り物 screenshot

こんなに気に入っているウェッツァーのことをネットで調べてみると、評価はさんざんです。
なんでだろうな。記事はどれもあまり乗っていないかんじ。
SK8好きなら4輪まんまSK8でデッキに棒がはえただけのシンプルなウェッツァーに関心ありそうなんですが。

みんなトリックに一生懸命なのかな。

これにのって5kmとかの距離を走っているとより低床、もすこし大径化、もすこし長い、ウイールの泥はねを防ぐための泥除け、前後のLEDフラッシャーが欲しくなります。

低床化はトラックの最低地上高と大径分があるのでデッキが曲がってるとかオフセットつけないとむりです。

カシュガルのあたりの砂漠の一本道を走ってるロングボーダーRob Thomas がいますが、彼のはFRPみたいな素材で自作されていて地上高は3cmほどしかなさそうでした。

Rob Thomson (Thomasはまちがい) の 超ローライドなロンスケによるアジア横断旅行記

screenshot

英語オリジナル http://www.14degrees.org/
日本語版一部紹介記事 屋外日本 - アドベンチャー、旅行、文化、楽しく、ライフスタイル

これだと長時間のプッシュがラクですね。荷物は後ろにもう一台ひっぱって、それをトレーラーがわりにしていました。さすがです。

FRPのデッキはウィールもカバーしているので雨天時でも泥が上にとんできません。すばらしい設計。
あれこれ調べてようやくみつけました。

http://www.rollsrolls.com/assets/images/sportster.jpg

ロールスロールズというアレな名前のメーカーからでてる、スポーツスターです。これとほぼ同じものです。
こちらはカーボン製です。あの電気自動車Venturiの超低床ロングボードもここでつくっているんですね。
コンプリートで350ユーロ、ボードのみで300ユーロ、128円換算で39,000円弱です。円高のいまのうちにどうぞ。
でも、これ固いんです。疲れます。フレックス(しなり)がないんですね

他にも重いけど美しい曲線のウッドデッキもあります。
Woody http://www.rollsrolls.com/assets/images/woody605x316.jpg

Robもしばらくカーボンのモデルにのっていましたが
結局 Longboard Larry 製のバーチ材でできたものにしたらどれほどらくちんになったか、と機材ページで書いています。

効率よい異動手段として考えると行き着くところはsuper lowride, big wheelですね。
それでもこれは軽いので短距離にはいいでしょう。

Sportster
Carbon deck, surface in black, red oder beige, underside Carbon/Aramid, Randal RII or Holey, ABEC11 97mm Flywheels
410 EUR (inside EU: 488 EUR)

メーカー rolls rolls
モデル名 Sportster.
地上高  62mm
デッキ重量 1100g
総重量 3500g
全長 997mm
ホイールベース 880mm
ウィール径 97mm
価格 コンプリートで410ユーロ 5.4万円

ロールスロールズ スピードスターのレビュー
Sportster reviews
http://www.silverfishlongboarding.com/Articles/Longboard_Reviews/Rolls_Rolls_Sportster_Review/

これはちょっとおもちゃっぽい色だなぁ
http://www.rollsrolls.com/assets/images/dave_1006a.jpg
このひとDaveさん、これでオーストラリアかどっかを6000km走ってギネス記録だしたそうです。ふ〜ん。

ところで話をもどして
市販されてる大径ウィールは78aとかの硬度表示がつくものではφ100mmくらいが最大です。
それ以上になるとマウンテンボードとよばれる空気入りチューブを装着するタイプになり、かなり雰囲気がかわります。

マウンテンボードについてるようなタイヤ(ウィール)はそこそこでこぼこのアスファルトで走ると転がりや静かさ、衝撃吸収性はどんなかんじなんでしょうか。ご存知のかたいましたら教えてください。