ウーダの谷のマメヒコ飯店 きび糖饅頭


時が経つのは本当に早いもので、また毎週土曜朝恒例の「マメとクルミの朝」の日、今日でシーズン2の3回目です。一回目の様子→http://d.hatena.ne.jp/hatafumi/20120204/1328533521
今日も会終了後、そのままマメヒコ飯店にて昼食。今回は焼・自信作叉焼包子250円、焼・冬の菜包子250円、蒸・きび糖饅頭100円(写真)。先に出たふたつの包子はくるなりあっという間に食べてしまいました…。見た目パンぽくて、肉まん的なビジュアルを予想していたので不意をつかれましたが、どちらもおいしかったです。皮は薄くて具沢山。叉焼のほうはわりと八角がきいていたのですが、嫌な感じではなかったです。包子(パオズ)は中に具がはいってるもの、饅頭は具無しということらしいです。中国茶もたくさんあって、ここのジャンルは中華料理っぽいのですがかといってラーメン餃子があるわけでもなく、いまだに全容がつかめません。でもなんだかまた行きたくなってしまうという…。

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毎週のように紹介してますがステマじゃないです…。ていうかステマってことばもあっという間にどっかいきましたなー。

今回の「マメとクルミの朝」の自分メモ。
今日は影山さんのみの回。水曜にソーシャルメディアウイークで聞いてきた話 http://twilog.org/hatafumie/date-120215 と趣旨がほとんど同じで、同じ話を2度聞いているような錯覚に陥る。
ビジネスを突き詰めていくと、人が手段化してしまう、資本主義経済はシステムとしての力学が働きがち。自分が会社の人間としてやらなければならないことと、人間としてやりたいことが離れていってしまう、というあたり。(影山氏は大学卒業後、マッキンゼーで3年勤め、その後知人に声をかけられ、「ミュージックセキュリティーズ」というミュージシャンを応援する小額ファンドの設立に関わった後、西国分寺で「クルミドカフェ」を開店。http://www.mamehico.com/tag/%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%92%E3%82%B312%E9%80%B1%EF%BC%9A%E5%BD%B1%E5%B1%B1%E7%9F%A5%E6%98%8E%E3%81%95%E3%82%93
そんななか、これから、「もう一つの経済」を作ることはできないか?というのが影山氏の提案。
クルミドコーヒーでは机の上に置いてある殻付きくるみを無料で食べられるのだが、あるとき、いつも仕入れていたカリフォルニア産のクルミが輸入停止になってしまい、入ってこなくなってしまった。そこで日本のくるみ農家を探したのだが、カリフォルニア産は1000円/キロのところ、日本産は3000円/キロ。タダで配るものにこんなにコストをかけることはどうか、と思ったが、まず、農家から直接仕入れることで2000円/キロになる。
さらに
・殺虫剤を使っていない。自然乾燥している
・よってカリフォルニア産よりおいしい
クルミドコーヒーでクルミを植えたり、収穫体験などのイベントを通じて現地の人たちと協力関係を築ける
という付加価値があれば十分ペイできる内容だったと。
このような不特定多数(利害関係者が多すぎて目的を見失う)でもなく、限定少数(広がりがない)でもなく、顔が見える範囲での経済、「特定多数の経済」という仕組みがつくれたらいいんじゃないか、ということでした。
これまでの経済の有用性を理解しつつ(コンサルの仕事なんてその最たるものだと思う…)しかし、自分は今後その片棒を担ぎたくない、とおっしゃる。自分と異質なものに対して存在を認めつつも、自分の中の絶対に従って動くというこの感じ、私の目指すところにかなり近いかもー。そして先日の鈴木寛さんといい、影山さんといい、やっぱり東大法学部超頭いいと思いました。