ネット時代の密室政治

福岡市長選で、植木とみ子候補が、撤退した。
即座に、ネット上で、自民党上層部からの圧力があったことが、示唆された。
どう考えても、自民党上層部の今回の行動は、賢明とは、思えない。


今回の福岡市長選に、
自民党は、自民党らしい、タフな候補を擁立することが出来なかった。
自民党タカ派からみれば、その時点で、負けなのである。


今回の福岡市長選は、
全員がリベラル臭プンプンの珍しいラインアップとなった。
そのかわり、だれが当選しても、民主党とも、自民党とも、妥協しそうである。
だいたい、吉田市長が、非難されているのが、ぶれて、
自民党が支配する市議会と妥協したからでは、なかったのか?


静観して、新市長と、交渉するくらいの、余裕が、あってもよかったのでは?


自民党は、もう、下野して、一年になるのに、いつまで、殿様気分でいるのだろう。
ここにも、二世三世中心の自民党上層部の政治力の低下が顕著に表れている。
政治とは、
碁の達人のように、石を捨てたり、地を振り替えたり、
頻繁に、発想の転換をしていかねばいけないゲームなのに。
知性の欠如を隠すことができない。


選挙期間中という衆人監視のなかで、
親自民の実力候補者が詰め腹を切らされることが行われるなら、
若手の自民離れは加速するだろう。


植木票が自民党上層部の思惑どうり、保守候補に流れるとはかぎらない。
むしろ、女性候補ということで、民主票、浮動票を取り込んでいた部分もある。
思いもよらない候補に流れるかも

本能寺の変で、
機敏に、兵を、立て直すことのできる候補はいるのか?