ハロプロエッグ、THE ポッシボー/「ハロー!プロジェクト新人公演8月〜横浜で会いましょう〜」@BLITZ(その3)

目の充血もだいぶ取れてきたので、レポをアップします(笑)。
オブラートに包むのは避けました。

私は昼公演だけ観ました。
場所は最前ではなく後の高台。前だと逆に全身が見えないので、とっさの判断でそちらへ移動。くるぶしより下は見えなかったので「どんな靴下履いてんのかなあ...」とまではいきませんでしたが(苦笑)、下半身のステップは見えました。
他のブログや掲示板等では、前方ブロックは「見えない」「見え辛い」的な意見が多かった模様。ベリキューライブみたいにステージ自体を底上げしてくれれば良いのですが、今回はちょっと記憶にない。なのでオールスタンディングは失敗だったのでは?
(私的にはオールシッティングでもいいくらい。シッティングといってもあっちのシッティングじゃないよ(苦笑)。)

詳細は希さんのところも参照。
PAにはつんく♂さんいたんですね...私のところからは死角になっていて見えませんでした...

かしましさんのレポートも参考になります。
確かに仙石みなみは写真と実物は全く違う。写真は田舎臭い感じもするけど、上京したしこれからは垢抜けていくと思います。この子は萌えポイントが多い(他にもありそうな予感)ので、今の内にファンになっておいた方がいいかも(笑)。

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まず。
以下は良くなかった点。

歌声が聴こえない
ちっちゃい子中心に音声が聴こえないことがしばしば。歌詞を忘れちゃったというより、ダンスに精一杯でマイクが口から離れちゃっていたのかもしれないね。これはテクニックというより「お作法」だからしっかり身に付けて欲しいな。

とりあえず。良くなかった点はこれくらい。
私的には音痴でも構わないし、歌詞飛ばしてもヲタが勝手に歌うだろうから、それはそれでいい。失敗を恐れてスケールが小さくなる方が困る。
英語の歌詞がへなちょこだったりする子もいたけど、それもOK。まだ小学生だしね。

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次に。
以下は気になった部分。

年長組vs年少組
年長組と年少組が一緒になる際、年長組はどうしても年少組に合わせようとして、自分本来の力が出せていない印象。前回(渋谷)の能登有沙澤田由梨がそうだったし、今回の青木英里奈北原沙弥香もそうだった。能登・青木・澤田は通常レッスンが年長組オンリーのクラスで、年少組との接点が少ないこともあって、そうなっちゃうのかもしれないね。エッグNo.1の長身の北原もそれに引っ張られている感じ。
一方、森咲樹は身体は大きくても心は年少組なのか、自分をストレートに表現している。なので年長組も遠慮しないで欲しいところ。
そのことについて知人は「年長組と年少組で分けて曲披露したらどう?」という意見だったが、私的にはハロコンでは両者が混在する以上、あるいはモーニング娘。自体がその様なコンセプトである以上は、今のままじゃないとテストにはならないと思う。でもやったらやったで音楽ガッタスレベルかそれ以上のパフォーマンスは見られると思うよ。

パンチの効いた歌い方を出来る子が少ない
ここで言うところの「パンチ」とは「声が通る」のこと。
パンチの効いていた橋田三令さんが辞め、同じくパンチの効いている俺の(笑)田中杏里が欠席で、森咲樹が孤軍奮闘していた。ポッシを含めてもパンチ系は秋山ゆりかの二人だけ...というのは、きゃなーり寂しいものがある。
でも、ボーカルレッスン漬けにすればいいかというと、それも違う。スクールによっては生徒がSPEEDみたいな歌い方になり没個性化してしまう傾向がある。ここはモノマネ教室じゃないので、それは絶対に避けたいところ。なので本人の自覚が全てじゃないかな。
その中で福田花音が大人の声を出せるようになったことが嬉しい誤算。これで彼女の世界観は大きく広がったかも。というより年少組が活性化する可能性もあるね。
年少組ではもうひとり、古峰桃香も良かった。(掲示板等ではネガティブな評価もあったようだけど)かなり有望な子だと思うよ。仮に「ちゃお.TV」軍団で曲披露があったら、福田と古峰がリードボーカルを取れそうな印象。まあ曲次第だけどね。

福田花音前田憂佳
同行者はちっちゃい子DDなんですが、推し的にはやや「前田憂佳福田花音」な印象。ただ見終わったら盛んに福田花音を誉め、前田憂佳に対してはネガティブな意見を発していました。まあファン心理としてありがちな「隣りの芝生は青く見える」的なことで済めばそれでいいんだろうけど、実は俺も似た印象はある。
福田は声が良く通るし、大人の歌い方もできる。ダンスも上手い。おっきな子の邪魔にならない。一方、前田ゆは典型的な幼児声でダンスもその範囲から脱していない。おっきな子との食い合わせも決して良い方ではない。
ただこれは、(ブログ等のイメージから判断して)福田が「早く大人になりたい」系の子で、前田ゆが「子供のままでいたい」系という個性の違いからくるものかもしれない。この影響からか掲示板や巡回先等では「前田憂佳は第二の嗣永桃子だ!」を始めとした好意的な意見が目立つ一方で、福田については「歌が上手かった」以上のものは少ない印象。ちなみに当初の「第二の嗣永桃子」は森咲樹だったはず(苦笑)。ただ森も福田同様パンチが効いた感じなので、その「子供好き」ニーズが前田ゆに集中している印象。
ただ私的には福田の方がモーニング娘。に近い印象で、前田ゆはアニメのタイアップの力を借りない限り加入は難しい印象。とはいえ前田ゆが娘。に居る姿は(ファンは)見たく無さそうな気もするので、この変な盛り上がりは(「この勢いで娘。に入りたいです」発言もあった)彼女にとって、とても不幸なことかもしれない...

基本をきっちり守る子、色をつけちゃう子、別次元の子
私的にはこの段階で色をつけて欲しくないので、基本に忠実なパフォーマンスをする子の方が好きではある。
(「ヤングライオン杯を見つめる山本小鉄さん」みたいなもんだな(笑)。)
その意味で非常に良かったのが湯徳歩美。とにかくシンプルで癖がなく、姿勢も良く見栄えがする。ベリキューでいううところの夏焼雅みたいなパフォーマンス。これに加え今風のU-15美少女なので、かなりユーティリティな存在に見えてくる。
それに次いで印象が良いのは武藤水華。彼女も癖がない。湯徳とともに『無欲』なイメージがそうさせるのかもしれない。襟元のリボンが同じ色なのは偶然なのか、はたまた釣りなのか...?
吉川友も同様。単に必死なだけかもしれないけどね(笑)。でも表情からは必死さはあまり感じさせなかった。
逆に森咲樹は若干色をつけてしまうタイプ。多分にモーニング娘。大好きっ子で、第二世代(5期以降)を見て育っているからそうなっちゃうのかもしれない。でも同じことをやっていたらいつまでたってもモーニング娘。は遠い存在のままかもしれない。
古川小夏も上手いけど、曲によってシンプルだったり、色を付けたり...彼女はまだ目指すものを決めかねている様な気もしないでもない。
その中で別次元のパフォーマンスをしていたのは西念未彩。この子も飯田圭織久住小春と同様パワーファイタータイプ。上手いとか下手とかそういう部分じゃ決して語れないものがある。こういったタイプの方がつんく♂さん的には楽しい存在なのかもしれない。

THE ポッシボー
THE ポッシボーは独自活動を8ヶ月〜1年程度続けてきているので、MCでの機転やスムーズな進行、そして発声については皆プロ級なんだけど、ダンスは他のエッグと大差はない...いや、言い方が悪かったかな(苦笑)、皆シンプルで無駄の無いパフォーマンスなので好感がもてる。無理に張り切らないところがポイント高し...だね(笑)。
その中でも秋山ゆりかは抜群の仕上がり具合。歌唱力はエッグNo.1で、娘。の歌えない子よりも正直上手いかもしれない。初期娘。における安倍なつみ的ポジションに位置する子だ。ただ見た目ツンデレちゃんなので、接客業的な今の状況では人気を他の子にさらわれてしまうケースも多々あるのだろうけど、メジャー化すると一転してミステリアスな魅力を感じさせてくれるはず。期待したい。

以上。

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まとめ。
今回*1気になったのはダンスの癖。ここから「この子はどんな目標があるんだろう...」という見方が出来そうではある。総じて癖の無いTHE ポッシボーは「ハロプロは大好きだけどモーニング娘。加入にはこだわりません」の集合体っぽく見える。他のエッグメンに関しては意識がバラバラだが、是永・武藤以外のガッタスメンについてはそれが隠蔽されてしまっている...という印象。

つーわけで、ガッタスメンについては消化不良。
特に能登と澤田は「受験(休業)→第1回→ガッタス→第2回」なので(新人公演に限って言えば)かなり損をしている。初期からの選抜メンバーでダンスの上手い二人だからこそ、尚のこと消化不良感がある。特に澤田ちゃんは多分に「せとせと系」だろうから、もっとゴリ押しして欲しいところ(苦笑)。
ただ、真野恵里菜にとってそれは幸いしたのかもしれない。まあでも「スゲー可愛いけどダンスはそこそこレベル」って言うのが今の段階ではベストなのかもしれない。

それと、小学生以下はまだまだ評価対象じゃない。伸び伸びやってくれればそれでいいです。

*1:というかモーニング娘。誕生10年記念隊ライブ以降気になり始めています。