周回遅れの日記

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ロジクールのトラックボールM570t使ってみました

ロジクールトラックボールM570tを購入しました。
トラックボールって素晴らしい!久々にいいお買い物をしたと思いました。
(なお、私はtのないM570を使った経験は無いため、新旧製品の比較はできません。新旧製品の比較を知りたい方のお役には立てませんので予めご了承のほど)

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

注文して、届いたのが10日。
トラックボールM570t届いた
即日開封して使いはじめました。
なお、トラックボールを本格的に使うのは、私はこれが初めてです。

FCCの認証番号を見る限り旧M570と同じじゃねえの、という指摘があるようです。

付属のUnifyingレシーバーをWindows7 のメイン機の背面のUSBポートに差し込みます。
ブラインドでの作業になり空いているポートに挿すのに一苦労。
ようやくレシーバーが挿さったら自動的にドライバが入りました。とりあえずロジクールのユーティリティを入れなくても動くらしい。

電池を入れて、動作確認。
ボールを転がしたら動いた。動くけど、どうも球がごりごりした感じがします。

シリコンスプレーを吹く


最初は固い、潤滑させないとダメ、という話を聞いていたので、自宅にあったクレのCRCシリコンスプレー、No.1046をウェスに吹いて、そのウェスでボールを丹念にこすってやります。本当は分解してからやった方がいいようなのですが、私は細いトルクスドライバーを持っていないため(調べたけどT25しか無かった)、分解できず、ボールをはめたままウェスを当ててボールを回転させて作業しました。

なお、このシリコンスプレーNo.1046、本来は人体に触れる場所での使用を想定していない製品です。
スプレー缶の注意書きにも「人体に直接スプレーしないこと」「誤って目に入ったり、皮フに付着した場合は、直ちに清水で十分に洗い流し、異常がある場合は、医師の診察を受けること」とあります。
私も親指の皮膚に炎症が起きたりしないか、注意深く見守っていきたいと思います。

本来は、クレの食品機械用のシリコンスプレーとか、あるいはフッ素コーティングスプレーといったあたりを同梱で買うべきだった、ということに後から気づきましたが、今から別に買うと送料かかるし、何より他に使い途がなさそうということで、私は手持ちのシリコンスプレーで間に合わせてしまいました。

フードシリコンスプレー

フードシリコンスプレー

ボナンザ(BONANZA) スプレー50ml

ボナンザ(BONANZA) スプレー50ml

ボールの潤滑については、こちらの記事が勉強になりました。
トラックボールに使ってみたい潤滑剤まとめ
どうでもいい話ですが、上記サイト、zenbackが記事上にあって珍しいデザインだなあと思いました。ファーストビューが広告ばっかりで一見釣りっぽく見えますが、下にスクロールすればちゃんと記事があります。

シリコンスプレーを吹いたウェスでボールを何度もこすってやったあとで電源を入れ直すと、嘘のようにボールの回転がスムーズになりました。
ゴリゴリ感は全くありません。いや、回りすぎてカーソルが停まらなくて困る…

とめはねっ!

シリコンスプレーで潤滑してやった後、横方向にはとてもスムーズに動きます。その前に買ったマウスがどうも横方向にスムーズに動かなかったのに苦労していたせいもあるのですが、非常に感動しました。
ただし、右下の通知領域から左上へ、端から端までカーソルをすっ飛ばすような動きはスムーズなんですが、思ったところにぴったり停めるのは難しい。

横方向がスムーズなのに対して、縦方向はあんまりスムーズではありません。
ボールの転がりはスムーズです。縦方向に転がす指先がスムーズに動かないのです。
どうしても真上、真下にきれいに動かない。三角形の二辺を通るようなジグザグの動きになってしまいます。

マウスジェスチャーも厳しい。
「下→右」とやっているつもりが、真下に動かせず右斜め下に動かしてしまうせいで「右→右」と認識されてしまう。あるいは、「下→右」と認識してくれても、最後に「右」でしっかり停めることが難しく、「下→右→上」と認識されそれ未定義のジェスチャですよ、と怒られてしまいます。

  • ドロップダウンメニューから正しく選択できない
  • テキストを選択しようとすると一文字多く選択してしまう、あるいは一文字短く選択してしまう
  • エクスプローラでドラッグ&ドロップしようとすると狙ったフォルダに入らない

などなど、初日はかなりきつかったです。イライラして、一緒につないである有線マウスの方を握ってしまうのもしばしば。

ホイールは残念

ボタンのクリック感はいい感じ。
固いという話も聞きますが私は違和感を感じませんでした。

残念なのはホイール。すごく固くて違和感あり。
まあ慣れるのかもしれませんが、ボールはスルスルと軽い力で動くのに、ホイールだけ力を入れなきゃいけないのはちょっと嫌な感じです。

2日目:マウスを使うとき手首を下に着けますか?

2日目、別の場所で普通のマウスを使っているとき、マウスを握る自分の右手を眺めていて気づいたこと。
私はマウスを握っているとき、右手首をデスクに接地させていることが多い。
マウスを動かすときはもちろん手首を浮かせるのだけれど、短距離の移動の場合は右手首を接地させたままマウスを動かしている。ちょうど手首が支点になっているような感じです。

トラックボールも同じような感じで握っています。
ここで留意すべきは、M570tはマウスよりもかなり大きいということ、そして私は手が小さめだということです(正確に言うと、手のひらのサイズは人並みで指が短い)。

こんな状態。
手首を接地させてしまうと、指が届いてない感じです。
ボールは、親指の先端で転がしている、というより弾いている状態です。
これだと横方向にはよく回ります。カーソルを横方向にすっ飛ばすのは非常にスムーズです。
が、縦方向にはうまく動かず、さらにきちんと停めるのが困難です。

手首を浮かせてみます。正確には、手首の親指側を浮かせて、親指を伸ばして、親指の腹でボールを操作するようにします。
手首の小指側は微妙に接地している感じ。

これで非常に操作しやすくなりました。
カーソルをすっ飛ばす爽快感は無くなりましたが、真上、真下方向にもカーソルが動くようになり、またカーソルを停止させるのも楽になりました。
テキストの選択(一文字単位の)は、まだマウスほど正確にはできません。
でもそれ以外の操作はマウスとほぼ同じようにできるようになりました。

問題は、今まで手首を接地させるのが常だったせいで、手首を浮かせておくのが非常に疲れるような感じがすることです。なんだか首の右側から肘にかけて張りを感じます。変な力の入れ方をしているようです。これは慣れればなんとかなるのでしょうか。
マウスカーソルはかなり自由に動かせるようになりましたが、マウスよりも疲れる、という状態です。
現状、プラスマイナスを総合するとまだマウスの方が優位。
でも、トラックボールを使いこなせるような気がしてきて非常にうれしいです。

なお、コンパネのマウスの設定でのマウスの移動速度とかは全くいじっていません。Setpointも入れていません。全くチューニングはしていませんが、私の場合はトラックボールの握り方を変えるだけで劇的に使い心地が変わってしまいました。これがベストチューニングだ!みたいな記事が書ければいいのですが、私の場合はデフォルトが最適なようなので…

5日目:5日で慣れました

本日14日で5日目なんですが、ほとんど違和感なく使えるようになってきました。
右腕の変な張りも無くなりました。

慣れてみると、確かにマウスよりいいですね。
腕の動きが減った分楽です。
副次的な効果として、デスクの右側を有効に使えるというのもあります。今まではマウスを動かす必要から一定のスペースを確保しておく必要がありましたが、その必要が無くなりました。どうも、今までマウスが占めていたスペースをタブレット(Nexus7)が占有しそうな感じです。

もう全ての作業をトラックボールでやっています。
(実はちょっとキーボードショートカットを使う場面が増えています。正確に「ここ」を選択するような場面とか)
1日目2日目はマウスも併用していたのですが、3日目からはほとんどマウスに手を伸ばすことがなくなりました。
今日はまだマウスに触れていません。もうマウス外しちゃってもいいんじゃないかな。
実はこの記事、下書き段階では「慣れないうちはマウスと併用するため、Unifyingで使えるロジクール無線マウスを一緒に購入すべき…」なんて記述があったのですが、やっぱり要らないのでその記述をばっさり削除。

一文字単位のテキストの選択がまだちょっと苦手。
それと、「とめはね」がまだ苦手で、気を抜くとマウスジェスチャが不正確になってしまう。課題はそのくらいかな。
あとは耐久性が心配ですね。実によく壊れるそうなので。たぶん私も3年保証のお世話になるのではないかしら。

正直もっと速くトラックボールを使っていれば良かった、と思います。特に、M570が3000円程度で買えたうちに。

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

M570t、現時点でAmazon本体の販売では5,427円+送料0円です。
値上がりして今が天井、これから実売価格は下がるという噂もあるため待てる人は待つのも有り。