天使突抜一丁目

　京都市には「天使突抜一丁目」という町名が本当にあります（京都市下京区天使突抜一丁目）。是非一度はこの住所で郵便物を受け取ってみたい、そんな気にさせる住所です。
　というのは前振りで、先週の金曜日、その町名を冠した「天使突抜一丁目」というバンドのライブに行ってきました。ずいぶんと気持ちよくて楽しかったので、ちょっとだけ宣伝をかねてコメントです。

　久しぶりのライブとライブハウスです。客層の若いこと若いこと。一瞬「場違い」な所に来た気もしましたが、若専！のひびのさんはそんなことは気にしません。
　お目当ての「天使突抜一丁目」のライブは、単なる音楽の演奏ではなく、芝居がかっていて「見せ物」として演出しようとしているあたり、「こいつら、好きなことしてやがる」と思わせてくれて、いろんな表現の欲望を改めてかき立ててくれる感じで、それが楽しかったです。楽しい踊りも出てきたしね。ライブ中にラジカセをマイクの前で鳴らすなど手創り感が満載なのもいい感じです。
　私も以前「ティト野鳥とザ・グレート・カブキ」という、サルサ音楽をネタにドラァグショーをするというあやしげなバンドをしていたんですが、そのバンドも「見せ物としてのショー」を毎回楽しんでいました。10人以上いるバンドメンバーが「私が一番目立つの！」とばかり、毎回どんどん衣装が派手になっていったりして、いや〜楽しかった。ということを、久しぶりに思い出しました。
　「天使突抜一丁目」のギターのこうたさんは、「有名になりたい」と、冗談ではなくどうも本気で言っているようで、「楽器の演奏は下手でも、ショーとして面白ければいいのだ」と開き直っていたティト野鳥（というより私か）よりもはるかに向上心がありそう。映画祭のお手伝いにもアテにしているんだけど、バンドの方も妥協なくやり切って欲しい感じです。コテラさんのボーカルのかっこよさにも当てられたので、ティト野鳥に代々受け継がれている（ウソ）ケースに入った豪華カツラを贈呈させていただくことにしました。せっかくなので、普通の和服だけではなく打ち掛けも着てみて欲しい感じ。応援してます〜（ハート）
　「天使突抜一丁目」は、なぜか公式サイトがないんですが、配布されていたチラシによると「次回公演」は2008年3月28日（金）にアバンギルドで。

以下で少しだけ音と映像が見れます。
http://jp.myspace.com/tenshitsukinuke

以下のYouTubeの映像は「京大NF（学園祭）でのステージ・ジャック」だそうです。
http://youtube.com/watch?v=svDTh5siWxM