遺品整理屋は見た 吉田太一 扶桑社
遺品整理屋という職業を知ったのは昨年NHKのドキュメントで放送されていたからなんですが、その後に本書の第一弾である「遺品整理屋は見た」を読んで、遺品整理の壮絶な現場の現実を知りその後今年続編が出版されたので購入しました。
人は死んだらおしまい・・・。このように普通考えてしまいますが、実際には必ず他人様に死んだ後の後始末をしてもらわなければなりません。この事実を意外と見落としている場合が多いと思います。誰も後始末をしてくれないとどうなるのか?この本は現実をまざまざと見せ付けています。自分さえよければ・・・という発想は、死んでなお回りに迷惑をかけ続ける可能性があるということを自覚しておかなければならないと思うと同時に、常日頃からの人間関係の大切さを考えさせられます。
なぜ弁護士はウラを即座に見抜けるのか? 佐伯照道 経済界リュウ・ブックスアステ新書
元大阪弁護士会会長の方が書かれた本です。普段は聞いたことも見たこともない経済事件の現場の話が書かれています。読んでみてわかるのは、物事は一方方向から見ているだけはわからないということです。そして、現場の状態の把握と環境改善がいかに大切であるかということもよくわかります。