Foo Fighters 「Wasting Light」

 Foo Fighters結成16年目のアルバムとして、今回はアナログ音源にこだわって作ったという本作。ジャケットにマスターテープの一部が同封されているというこだわりようです。
 前作の「Echoes, Silence, Patience And Grace」が非常に良い作品だったので、今回はどうなんだろう?(まぁ、Foo Fightersは常に期待に応えてくれているので、嬉しい意味での「どうなんだろう?」ですが)と思ったんですが、今回も嬉しい意味で期待を裏切ってくれました。
 アルバムを通して伝わるFoo Fightersとしてのロックへの真摯な姿勢、躍動する疾走感、これらが、アナログでの録音という特性と相まって増幅されて素晴らしいアルバムとなっています。

桑田佳祐「MUSICMAN」

 病気による半年の休養後、紅白出場によって復活した桑田佳祐の新作です。これまた、渾身のアルバムに仕上がっています。東日本大震災の前に発売されたこのアルバムですが、不思議なことに、震災の後に再度聞いてみるとより一層深い意味が感じ取れたりして興味深いです。
 私は、この2011年という年は、歴史的に見ても1990年代初頭のように世界史の大転換点の年となるのは確実だと思います。そのなかで、芸術を創りだすアーティスト(音楽・絵画など問わず)がどのような新しいメッセージを送り出してくれるのか?大変楽しみにしています。

PUFFY「Thank You!」

 PUFFYのデビュー15周年を飾る新作です。80年代風の楽曲があったり、遊び心があふれた楽曲あり、しかし、今の年齢のPUFFYが歌う楽曲があったりとバラエティに富んだ良い作品です。
 考えて見ればPUFFYも15周年なんですね〜。そりゃ、自分自身も年齢重ねてるはずです。