ライブはしご

hirorize2005-07-30

湿度が高いと、どうも胃腸の具合が悪くなってしまう。今日は演劇(ライブ?)を2本観劇。
昨夜、入浴せずに寝てしまったので、朝からお風呂に入って、昼前に家をを出て、表参道へ。
友人が寝坊したみたいで、待ち合わせ時刻の30分遅れてきた。自分の周りには待ち合わせに遅れる人ばかりの中、唯一、待ち合わせ時刻ぴったりに来る友人なだけに、遅れてくるとは珍しい。でも、いつも開場の30分前を待ち合わせ時刻に設定しているので、何も問題なかった。
観劇後、遅い昼食を食べるために渋谷へ。表参道はほとんど行かないのだけど、なんとなくおしゃれなカフェ(?)が多い気がする。
食後、下北沢へ移動。友人が演劇のチケットを持っていなかったので、当日券を買うために並んでいると、蒸し暑くて汗をかいたので、コンビニでフェイスタオルを買った。友人は逆にエアコンが効いていると寒いとのことでシャツを買って劇場に行った。
帰りは電車の乗り継ぎが悪くて、ホームでの待ち時間が多かった。

フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『mr.モーション・ピクチャー』スパイラルホール

3年ぶりとなる、吹越満さんのソロライブ。自分が観るのは今回で4回目。自分の中では吹越満さんというと、すでにソロライブのフキコシさんになっている。「3年ぶりといっても、やってないのは2003年と2004年だけなんですけど」と言っていた。
友人と前回の2002年に三軒茶屋で観た時の話をしていて、そういえばあのころは結婚式の準備で大変だったのを思い出した。あれからもう3年になるのか。
初めて入るスパイラルホールの席に座ると、最後列だった・・・。2ヶ月半前に予約したのに。やはりいい席を取るにはプレオーダーか発売日直後に買うべきなのかな。
これまでの公演では、後半に体を使ったパフォーマンスを挿入していたと思うのだけど、今回は全てネタのオンパレード。吹越さん得意の映像とシンクロさせたり、体の動きとセリフをずらしたり、1人多役なんかのネタ。とても楽しいステージだった。
1人で休憩する間もなく、これだけのネタを連続でやるのはすごい。とくに奥のスクリーンの映像に体の動きを合わせるところとか、1つミスするだけで全てが台無しになるようなものばかり。きっとかなりの稽古を積んだのだろう。
本編終了後も没ネタのコーナーのおまけ付きで得した気分。
最後列の席だったけど、観にくいとか聞こえづらいというところは全くなく、むしろ前のほうの端の席よりもいいのじゃないかと思った。
途中「初めて来た人」という質問に、手を揚げた人はちらほらで、すでに常連さんばかりになっており、みんなフキコシさんのステージを待ち望んでいたのだろうな。(初めてなのに何故か手を揚げなかった人がいたとしたら別として)
表参道でのステージは8月13日までやっているようなので、興味のある人は友人知人を誘って、是非行ってみてはどうだろうか?
(こんな感じでどうでしょう?)(?)

毛皮族 ヌッポンドエロイナ偉人歌劇『銭は君』本多劇場

毛皮族は去年の12月に続いて、2回目の観劇。
劇場の前で開場を待っていると、老若男女いろんな客層が混在していて友人と面白がる。開場してすぐ劇場に入ると、初日に完売したはずの5周年記念DVDを緊急入荷したらしく10枚限定で売っていたので、購入。ボックスティッシュも付いてきた。演劇を観る時は記念として必ず買っているパンフレットも購入。毛皮族の公演では初めて作ったパンフレットのようだ。
席に着くと、前のほうではあるけれど、端寄りでちょっと残念。開演10分前ぐらいからジュンリーこと江本純子さんとお付き(?)の2人が現れて、ロビーで販売しているグッズの紹介。そして1日1冊限定の総キャストサイン入り台本のオークション。7,000円からスタートで誰も手を揚げなかったのだけど、ジュンリー相川七瀬を一曲披露して、男性客が最終的に10,000円で落札。
そして、開演。
どういうストーリーかというと、自分ではとても説明できるようなものではないので、パンフレットから抜粋すると、

すと〜り〜
目指すは銭の偉人!世界の偉人!
2人のアイドル(どうもと)が巻き起こす、
愛・金・女・男・欲・銭・銭・銭・神・神・罪・銭・君。
一幕
ここはヌッポン、銭の国。愛の欲望渦巻く銭の吉原遊郭で、銭遊女達と夢と現か一夜の恋物語を紡ぐ、銭源氏。口なしの銭殺油地獄、病弱の銭油、待ちこがれる女銭蜜、笑い声の止まない銭笑狂らと次々とアバンチュールラブを繰り返す。
一方、「笑いで世界を救済すること」が神からの使命と、コメディアンになると息巻く少年・柏木。幼馴染みの銭乙女にコケにされながらも、ひたすら純粋に、笑いのために生きることを決意する。
現世。青年になった柏木はバイト先のショーパブで人気絶頂のコメディアン・ゼニー北川と出会い、弟子入りする。同じ店内には、膨大な借金を抱える、ハートダーツの色男・安田も現れ、何やら騒がしい痴話喧嘩の様相。安田にフラれた薄幸の女、イキウメを「笑わせて」助ける柏木、「笑いで世界を救済するために選ばれた」という自分の神性に、ますます自信を持つ。
吉原では相変わらずモテモテの銭源氏も、現世ではただの借金まみれ、ちゃらんぽらんな安田。柏木の幼馴染み・銭乙女ことラブリー園子のヒモ。2人の関係に激しく嫉妬する銭殺油地獄。現世と吉原が交錯し始め、混乱の兆し。(気にしないで)
再び現世。ゼニー北川の妻、マリー宗男の誕生日パーティーでの出来事を発端に、日に日に強まる柏木の選民思想がついに爆発する・・・。
二幕
教会。祈りの場所に訪れる、借金地獄に苦しむ安田とゼニー北川を殺した柏木。2人の告白が始まる。

観ていない人がこれを読んで、果たしてどんなステージか想像がつくだろうか?実際に観た自分でも、なんとなく「そういうことだったのか」とわかるぐらい。でも、そういうことはもうどうでもよくて(?)、やっぱり相当楽しくて愉快なステージだった。
前回は前知識がほとんどない状態での観劇だったので、あまりにも多い女優軍に誰が誰だか混乱させられたのだけど、さすがに今回は落ち着いて見ることが出来た。それでも1人多役なので、どうしても混乱することがあるのだけど。
ジュンリーは主催としての貫禄ばっちり。町田マリーさんは初の少年役らしいけど、キュートで女の子にも見える。そして何より、ゲストの澤田育子さんと富岡晃一郎君のキャラのインパクトが凄すぎて、もう最高。富岡君はこの前の宇宙レコードの公演で初めて観たのだけど、その見た目とはうらはらに(失礼)とても面白い演技のできる人だと思う。
終盤のジュンリーの独白は、なんだか実際の心の叫びにも聞こえて、ホロリとされられた。
今回はステージの舞台装置や衣装と小道具にもさらにお金がかかっているなぁと思った。
全ての劇中歌が(たぶん)オリジナルで、最後のオマケの『すりガラスの二十代』が帰りの電車の中で耳に残っていて、帰宅してから買ったDVDにPVが入っているようで、買っておいて正解だったと思った。(まだ見てないけど)
ただ1つだけ。プレオーダーで予約した自分の席よりも、友人の当日券の補助席(パイプ椅子)のほうが中央寄りで花道にも近く、どう見てもいい席なので、軽いショックを受けたのを追記しておこう。
(この「どの席になるかわからない」という席順システムというのはどうにかならないものかな)
毛皮族の今後の関東公演の予定。
5周年記念グランドレビュー公演2005年12/7〜11@東京キネマ倶楽部
次回本公演「タイトル未定」2006年7/21〜30@本多劇場
(参考)第12回公演『キル!キル!「お化けがでるぞ!!」』の感想
http://d.hatena.ne.jp/hirorize/20041205

シベリア少女鉄道vol.14『スラムダンク』シアターサンモール

今日の演劇の折込みチラシに入っていた。

シベリア少女鉄道vol.14『スラムダンク』シアターサンモール
2005年10月14日〜20日
作・演出/土屋亮一
出演/前畑陽平・藤原幹雄・吉田友則・横溝茂雄・出来恵美・篠塚茜・佐々木幸子 ほか

最近、タイトルと中身の関連性がいまいち繋がらない公演が続いているので、タイトルからは深読みしないようにしよう。出演者はお馴染みの顔ぶれで、次回も佐々木幸子さんがゲスト出演するみたい。楽しみ。