Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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現在行われている予算の「仕分け作業」。初日にあった医療関係の詳細がネット上でようやく読めましたが……愕然して呆然。
「必殺仕分け人」とやらが「レセプトオンライン化は全て自費対応しろ」「薬は成分が同じなら効能は同じ」「漢方薬に保険適用は不要」と、医療関係者なら誰もが卒倒するような妄言を吐きまくって、予算をバッサリバッサリ。
コイツら、正真正銘、本物の純粋培養「ド素人」だ。本当に洒落にならない。
漢方の件なんぞ、何十年前の認識? 昨日のうちの病院の薬事委員会でも「最近漢方がよく効くから採用増やして」という複数の先生から依頼が出たばかりなのに。
ツムラの社長が「こんなことされたら潰れる」というのは満更冗談でもないわけで。
昨今だと初期のインフル対応薬として敢えてタミフルとか使わずに、ツムラの27番、麻黄湯使うのが結構デフォルトになってきてるのも全く知らない模様(注.麻黄湯使用時には体調によっては副作用が出ますので注意)。
ジェネリックの件については「現実」を全く知らずに(厚労省の人間もあの場で後発メーカーの「ぶっちゃけ話」出来ないものなあ、お気の毒に)「スペックだけで」判断しているし、後、ただでさえ国際競争力のない(厳密に云うと、ライバルの外国企業が超巨大過ぎるだけですが)日本の製薬メーカーに対して「安価で安全な薬が手に入るなら、お前らなんて潰れようが構わない(意訳ですが、意味合い的にはこのまんま)」と言い放ち。
冗談でも誇張でもなく、日本の医薬品メーカーが全部外資に吸収される日も満更遠い日ではないようです。。。
……で、日本の医薬業界を確実に破滅に向かわせる要因を作ってまで削減した予算を何処に振り分けるかと云えば「子ども手当」「高速道路無料化」「農業保障制度」。
身も蓋もなく、ハッキリ言います。「狂っている」と。