2009年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、ビデオ撮り、DTSステレオ、94分、日本語
【監督&脚本&編集】冨永昌敬【原作】太宰治
【出演】染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介、ふかわりょう、小田豊、杉山彦々、KIKI、洞口依子、ミッキー・カーチス、他
2009/10/31(土)11:50-13:40鑑賞、テアトル新宿、約50人/約300席
軽いストーリーと思われる原作を、軽いテイストの映画として作り上げ、しかし軽いからといって決して緩くない、緊張感のある美意識が感じられる作品だった。
恋愛モノとして軽く楽しむことができたのだが、非日常的な映画のわりに突き抜けていない感じが引っかかるかな?
(さらに詳しい感想はこちらに載せるかもしれない)
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2009/11/01(日)の日記 (『ヴィヨンの妻』)
109シネマズグランベリーモールの『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(★★★)上映が夕方以降の回がなくなってしまったので、休日の今日のうちに11:05の回を観に行こうと思う。
10:00頃まで寝て最近の夜型生活による寝不足を解消しようと思っていたら、なぜか6時ごろに目が覚めてしまった。
自分の体が信じられない。
そして、10:30頃に自転車で家を出て、前売り券を買って劇場に10:50頃到着。
劇場1階の入り口のところにある、インターネットチケット購入の券売機に長蛇の列が。
でも、2回のチケット窓口は並んでいる人はほとんどなく、あっという間にチケットを購入してスクリーン5に入場。
お客さんは30人ぐらい。
11月だというのに、シャツ1枚でも汗だくになる天気だった。
なんでみんな上着なんか着てるの?
予告編を観ていた頃に、今日11月1日が映画1000円の日だったことに気づいて、300円損したとショックを受ける。
普段、毎月1日は混雑するので劇場に行くのを避けていたものだから、1000円だってことに対する印象が弱かった。
予告編で、いかにもクサイ演出にきれいごとのストーリーっぽい『ウルルの森の物語』は、北海道ではキタキツネだけでなく犬でもエキノコックスに感染するから、エゾオオカミもあんなにベタベタ触ったら危ないことをちゃんと配慮してるのかな?
『曲がれ!スプーン』も「信じれば奇跡は起きる」みたいな「上辺きれいごと映画」っぽい。
こんな邦画だけでなく、洋画も含めて気合の入っていないような映画ばかり。
『ヴィヨンの妻』は、太宰治って読んだことないけど、好きな内容だった。
浅野忠信はやっぱりいい。
それにしても、昨日観た『アンナと過ごした4日間』は、男が片思いの女の部屋に夜な夜な忍び込んで寝顔を見ただけという日本の事件に、ポーランド人のイエジー・スコリモフスキ監督がインスパイアされて映画化したり、ダメな男を妻が包み込むように支えるという『ヴィヨンの妻』がモントリオール映画祭で監督賞を受賞したりで、このような人間模様は日本独特で外国人には理解されないのではないか?ともおもえるのだけど、そうでもなく他国でもありえるものなのだろうか?
終映は13:10頃で、ロビーに出ると売店に長蛇の列ができていて、元々小さめのロビーが人で埋め尽くされていて、その中を突き抜けて行けないほどだった。
こんな状況じゃ、せっかくの割引サービスが混雑による不満で帳消しになっちゃうかも。
日本も、サービスデー割引より、新宿バルト9で採用している平日日中のマチネ割引を採用して、混雑具合を一定にことを目指したリーズナブルな料金体系にした方がいいんじゃないの?
劇場を出て、強風の中自転車で家に帰る。
早く起きたせいで、時々眠気に襲われてうたた寝する。
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日テレ19:00-21:54の「驚きの嵐 世紀の大実験 学者も予測不可能SP6」(★★★)を観る。
この番組ははずさない。
科学番組としても興味深くて、なおかつ笑える。
ブランコもミラーマンも面白かったけど、やっぱり船シリーズが最強で、今回も大笑い。
ただし、塩の船というのは、溶けたり崩れやすいだけでなく重くて進みにくいから、どう考えても無理があって、それを実行してしまうというのは、ひょっとしてネタ切れ?
予告編で、岸壁のそばの映像だけで、沖の映像が無いと思っていたら、案の定進水してあっという間に沈没してしまった。
尺は短いんだけど、沈没のときのぶざまさは相変わらず。
船シリーズは今回がラストと言っているけど、誰も信じないから次回もよろしく。
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