シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『母なる証明』 ★★★

【原題】"Mother"
2009年、韓国、カラー、1:2.35、35ミリ上映、ドルビーデジタル、129分、韓国語(日本語字幕)、PG12
【監督&脚本&原案】ポン・ジュノ、他
【出演】キム・ヘジャ、ウォンビン、他
2009/11/22(日)21:15-23:30鑑賞、チネチッタ2、約30人/129席
 映画の密度を高めようとする演出の力の入り方がすごい。
 これに比べたら手抜きとしか言えない演出が目立つ日本の映画監督の多くと、そんなゆるい演出の映画に甘い日本の映画観客は必見だな、こりゃ。
 (もっと詳しい感想をこちらに載せるかも)
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 『腐女子彼女。』 ★

タイトル意味「僕の彼女は、美男子同性愛を描いた漫画やエロTVゲームなどのオタク」
2009年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、ビデオ撮影、97分、日本語
【監督】兼重淳【原作】ぺんたぶ
【出演】大東俊介松本若菜、他
2009/11/22(日)11:00-12:40鑑賞、ヴィータホール、映画祭TAMA CHINEMA FORUM、約50人/約200席
 前半は腐女子の実情をベタに紹介するようなネタor啓蒙だけ、後半はガラッと変わって仕事か?恋愛か?のありふれた選択だけ。
 やっぱり、全体的に密度が低い。
 大東俊介は、リアクションなどに頑張って芝居していた。
 (もっと詳しい感想をこちらに載せるかも)
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 『非女子図鑑』 ★★

2009年、日本、カラー、1:1.78、ビデオ上映、ビデオ撮影、105分、日本語
『オープニング』&『エンディング』
 【監督&脚本】清水崇
 【出演】鳥居みゆき、他
『占いタマエ!』
 【監督&脚本】豊島圭介
 【出演】足立梨花スネオヘアー、他
『魁!!みっちゃん』
 【監督】山口雄大
 【出演】山崎真実坂口拓ジジ・ぶぅ、他
『B』
 【監督】深川栄洋
 【出演】月船さらら田中幸太朗、他
『男の証明(あかし)』
 【監督】川野浩司
 【出演】片桐はいり池田鉄洋品川徹小西遼生、他
『混浴 heaven』
 【監督】オースミユーカ
 【出演】江口のりこ深水元基綾田俊樹、他
『死ねない女』
 【監督】塚本連平【脚本】福田雄一
 【出演】仲里依紗佐藤二朗、他
2009/11/22(日)13:00-14:45鑑賞、ヴィータホール、映画祭TAMA CHINEMA FORUM、約50人/約200席
 やっぱりオムニバスって、出来が良かったとしても食い足りない。
 二口分ぐらいしかない小皿がいくつか並ぶような食事だと、美味くても1つ1つに満足できないようなもの。
 そんなわけで、それぞれの出来の良し悪しの比較は出来ないが、出演者で言えば一番印象的だったのは仲里依紗かな?
 (感想をこちらに載せるつもり)
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 『南の島のフリムン』 ★

タイトルの意味「南の島の憎めないバカ」
2009年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、DTSステレオ、97分、日本語&沖縄県の方言&英語(日本語字幕)
【監督&脚本&出演】ゴリ(ガレッジセール)
【出演】照屋政雄、諸見里大介(ハム)、ボビー・オロゴンAKINA、ISSA(DA PUMP)、KEN(DA PUMP)、夏川りみ川田広樹(ガレッジセール)、平良とみ、他
2009/11/22(日)16:30-18:10鑑賞、ヴィータホール、映画祭TAMA CHINEMA FORUM、約70人/約200席
 沖縄出身のお笑い芸人のゴリならではの、コントのようなやりとりのシーンの数々と、沖縄独自性をネタにした映画。
 でも、撮るべきは「ネタ映画」なんかではなくて、映画でなければ描けないようなその先のもの、つまり「沖縄の人や風土の素晴らしさ」なんじゃないの?
 それにしては、人々の表情や風景などのショットが皆無に等しい。
 よって、結局は「お笑い番組」と「旅番組」を合わせた程度の、ネタ映画どまりのものにしかなっていない。
 同じ吉本興業の芸人の品川ヒロシ監督の『ドロップ』(★★☆)がいい比較対照だけど、あれも「ネタ映画」になりそうな題材を決してそうしないで、中学生の日常的な友情や成長を描いた「映画」になっていた。
 ずばり映画として、あっちが「正解」でこっちは「不正解」ということだろう。
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