1965年、日本(大映)、カラー、1:2.35、日本語
【監督】三隅研次【脚本】伊藤大輔【原作】子母沢寛
【出演】勝新太郎、成田三樹夫、岩崎加根子、山本学、戸浦六宏、他
2013/05/29(水)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
座頭市は、博打でのいざこざで通りがかった旅の途中の男の子を傷つけて破傷風にしてしまい、小田原まで薬を買いに行く。
完治後、市たちが箱根に湯治に行くと、父の仇を捜す兄妹(山本)と知り合った。
彼らの話から、市は旅の途中に知り合った浪人(成田)が仇だとにらみ、正体を暴こうとする。
<感想>
シリーズ12作目。
監督は、『座頭市血笑旅』(1964年、★★☆)に続きシリーズ2作目の三隅研次、そして伊藤大輔が脚本に初参加。
その甲斐あってか、クールな映像美、「猿も木から落ちる」的な市のまさかの聞き間違い、市が浪人と頭の中で将棋をさしながら相手の癖を探ろうとしたり、市に対して斬りかからなければ市が手出しができないという弱点を突くなど、不調続きだったシリーズの中で久々に面白かった。
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