シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『ガール』 ★★

2011年、日本(東宝)、カラー、1:2.35、124分、日本語
【監督】深川栄洋【原作】奥田英朗
【出演】香里奈麻生久美子吉瀬美智子板谷由夏上地雄輔要潤林遣都、波瑠、加藤ローサ向井理檀れい、他
2014/02/01(土)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 30代を中心とした女性数人が、仕事や家庭や恋愛に悩みを抱えながらも生きている様を描く
<感想>
 さすがにテレビのワイドショーのように、女を持ち上げていい気分にさせることを狙った虫のいい映画ではなく、主人公たちの悩みを真剣に描こうとはしている。
 でもそれを突き詰めると、ここで取り上げている悩みは男にも当てはまることばかりで、作品自らが課している「女性縛り」とどうしてもぶつかって、矛盾した状態を見せられることになった。
 作品作りはなるべく広い対象に向かって作るのが普通だと思うが、何故最初から女性にだけ絞るような内向きな姿勢を取るのだろう?
 そんな「休み時間の連れション」みたいな仲間意識はみっともないよ。
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