シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『奴を証人席へ!』」 ★★ 

【原題】The System(意味「(会計?)システム」)
シーズン3、第15話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ロバート・ギスト【脚本】ロバート・ハムナー【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーバス、他
2017/05/31(水)再放送(18:55 BSジャパン)、2017/06/01(木)鑑賞
<ストーリー>
 シンジケートのボスのミスターVが殺人罪で起訴されたが、証人が殺されたため、彼の部下でカジノ経営者のコスタに証言させるようにIMFが命じられた。
 ジム(グレイヴス)がカジノでイカサマをしてコスタに接触し、コスタを狙っている殺し屋を見かけたら教えると持ち掛け、コスタはVに電話で確認したが、ローラン(ランドー)がつなぎ変えた回線でVの声色で答えた。
 バーニー(モリス)が、床に警報装置がある金庫室の通風孔から竿状の道具を使って金庫を開け、売上金の袋に札束を追加して戻した。
 ローランが、Vが差し向けた会計士に成りすまして金庫を確認すると、数字がお金より少ないことを指摘し、さらにコスタと親密になっていたシナモン(ベイン)が、ローランが書いたニセのコスタのサインで、カジノから大金を借金し、ディーラーにメモで彼女に勝たせるように指示をして不正を働いていたこともニセ会計士が指摘した。
 Vに電話で報告しようとしたローランの口封じをするようにコスタが部下に命じたが、ローランがレコード盤に録音していたVの声で「裏切者のコスタに従うな」と電話越しに部下に言った。
 シナモンが、Vの命令でハメたとコスタに白状したところに、殺し屋に成りすましたウィリー(ルーパス)が現れ、コスタは追い詰められ残された逃げ場所の金庫室に入り、警報で警察を呼んで証言することにした。
<感想>
 作戦が解り易いのはいいのだが、ちょっとベタで綱渡り的。
 シナモンがブラックジャックをするシーンで、テーブル面上のカメラからディーラーが手にしている配り札を下から撮って、シナモンに上から2番目の札を配る「イカサマ」をカットなしで見せている。
 さらにこのシーンで、やはりテーブル面の高さで3人の客の手札を次々と背中越しに至近距離からワンカットで撮っているのだが、それだと後頭部が映るはずが2人目のは映ってなかったので、手元だけ写された俳優が姿勢を低くして頭を前に下げていたのだろう。
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