奥義伝授 : 大津→彦根
先日id:ymlab氏がクロスバイクを買った。輪行で旅をするのが目的との事。
という訳で、自転車先達の僕が実地にサイクリングのイロハをレクチャーする事に。
初めてなので長距離を走れたほうが楽しいだろう、という事で平坦なルートを選択。
大津から琵琶湖東岸を北上することにした。
奥義伝授 : 大津→長命寺(近江八幡)
朝９時にJR大津駅前に集合。京都に住む僕にとっては大津は近すぎるので自走、ymlab氏は輪行で。
大津駅から近江大橋を渡って湖岸道路に出る。ここからはサイクリングロードをひたすら北上。
最初の休憩地点を草津の道の駅と定めて走り始める。
ペースが分からないので、まずは僕が先導して約22km/hで巡航してみた。
しばらく走って最初のチェックポイントの道の駅に到着。空調の効いた部屋でしっかりと休む。
この日も猛烈に暑い日で、こういう時はしっかりと休憩をとるのが重要だ。
ここで、僕が会得した暑さ対策の奥義"頭から水をかぶる"を伝授。
それ用の水も道の駅で調達してオーバーヒートに備える。
どうやら22km/hは速過ぎたようで、ymlab氏がバテ気味だったのでややペースを落として再開。
20km/hをちょっと切るくらいのペースで走る。どうやらこれくらいが最適な巡航速度のようだ。
琵琶湖大橋、マイアミ浜などのチェックポイントを順調に通過する。
飲み水のストックが切れたらコンビニがある、という程度の順調さ。
ymlab氏とドライブに行くとよくトラブルに遭遇するものなのだが…珍しい。
(もちろん、僕のぱーふぇくとなプランニングの賜物である。さすが僕。)
ほぼ、海
琵琶湖大橋のやや北にある湖水浴場。
こうやって見ると海となんら変わりが無いのが琵琶湖の大きさを物語っている。
写真としては、木の幹の黒で湖の水平線を大胆に破る構図をとってみた。
これからしばらくの(デジタルで撮る)写真のテーマは"構図へのこだわり"にしようと思っている。
デジタルカメラのいい所は、実験的な構図や表現に低コストで挑戦できることだろう。
[ Nikon D200 + Tamron SPAF 90mm F2.8 Macro 1:1 (@F8)]
安定→ラストスパート : 長命寺(近江八幡)→彦根
しばらく走って近江八幡市の長命寺付近に到着。
予想より出発が遅くなっていたので、この日は近江八幡がゴールでも仕方ないかと思っていたのだが
いいペースをキープできていたので彦根を目指すことにした。
そろそろお腹が減った、と思ったら昼食の摂れるレストランを発見。この日は何かと順調だ。
(これももちろん、僕のぱーふぇくとなプランニングの賜物である。さすが僕。)
さすがにこの辺りとなるとペースもつかめてきて、安定した走りが続く。
景色は基本的に単調なので、淡々と走るのみだ。
彦根まであと5kmに迫った所で、ymlab氏が急にペースを上げて走り始めた。
あともう少しというのと、日が傾いてきて過ごしやすくなったのとで元気が出たようだ。
やや追い風とはいえ28〜30km/hで飛ばす。こんなに余力があるなら
途中のペースをもう少し上げておけば良かった、と思いながらも快走。
４時半頃ついに彦根市に到着した。
滑り込みセーフ〜おまけ900m : 彦根
せっかく彦根に来たので彦根城でも見よう、という事で彦根城を見物。
最後のダッシュが効いたのか、庭園の入場時間にギリギリで間に合った。
(もちろん…以下略。さすが…以下略。)
玄宮園
玄宮園は彦根城の敷地内にある大名庭園。中央に大きな池を配した典型的な池泉回遊式庭園だ。
自分の城である彦根城天守を借景としているのがなかなか面白い。
中央の池はやはり琵琶湖を模したものだろうか。
彦根城天守
彦根のシンボル、彦根城の天守。現存12天守の一つで、国宝。複雑な破風を持つカッコイイ建築だ。
彦根城の見物を終え、夕食をとって彦根駅へ。
彦根駅で走行距離を見ると69.3kmだった。"70kmまであと少し、惜しかったね"とか言っていたら、
ymlab氏が"あと700m走りましょう"というので、彦根の市街地を小さく周回。
やや姑息な手で距離を稼いで走行距離70.2kmでこの日は終了。
駅で自転車を畳んで輪行で帰還。複数人での輪行は初めてだったが
この日は幸い他に"同業者"は乗っていなかったので、問題なく２台を輪行することができた。
まとめ
冗談めかして書いたが、初めてのロングライドで走行距離70kmは立派。
さすがに先生やってるだけあって体力がある。
今回はアップダウン皆無のルートだったので、次は峠越えにステップアップしたい所だ。
という訳で、次は温見峠とかどう？＞ymlab氏
走行距離 : 69.3km→70.2km
走行時間 : 3時間59分
平均速度 : 17.6km/h
最高速度 : 44.5km/h (@僕の自転車)
