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双六二等兵 このページをアンテナに追加


2018-04-20(Fri) 四十路の履物考・反省篇 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

□モノ□


仕事用靴の踵の内側が破れて途方に暮れた。KEENのトレッキング靴で、色違えで二足在るのだけれども、はじめは一足だけであったのが、とうとう残る一方も破れてしまったのである。この手の靴は通気性の点から、内側にメッシュ生地を使用して居るため、それが仇となったのだろ。踵以外の他の部分は何処も痛んで居らず、まだまだ長く履ける状態と云うのになぁ。仕方が無いので、黒の粘着テープを貼って急場を凌いで居たのだが、みっともないことこの上無く、当然こんな状態で良い筈が無い訳で、嗚呼どうしたものか…。

しかしながら、世の中には同じよな悩みを抱える人が少なくないのであろう。

こんな便利グッズを発見した。

商品名は兎も角として(笑)、是は実に上手い商品であるなぁ*1。事前に破れは縫い合わせ、最も酷い部分には更にフェルトを貼って補強し、下地を整えておいた。本品(接着テープ付き)を補修箇所の大きさに合わせてカット、強度が心配なので念のため布用ボンドも使用して、慎重に貼り付け無事補修完了。やれやれ、踵問題は是にて一件落着である。


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*1:メッシュタイプの他、合皮タイプも在り。色も数色から選べる。

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2018-04-18(Wed) 映画館にて このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

□音□


この人のつくる音楽には物語が見える。

音楽だのに何故だか映像的な魅力が在って、

一曲一曲が短編映画みたいだな、といつも思う。

だからアルバムは、上質な短編映画を集めた上映会かな。


聴き終えて心へ浮ぶのは、学生の頃に足繁く通った

今はもう何処にも無い、あの小さな映画館だ。

群青色の椅子に深く沈んで観る、独りきりの映画館。

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2018-04-07(Sat) 春の養生 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

□太極拳□ □雑記□


春に体調のすぐれぬ人は多いが、斯く云う私もそうである。頭がぼんやりとしたり、眠気やだるさが抜けなかったり、何となく苛々となったり…。こうした症状を中医学や漢方では「気滞」つまり読んで字の如く、気の巡りが滞って居る状態を指し、それが自律神経の乱れや失調を引き起こして居るものと考える。是は春と云う季節の特徴と関りが在って、”春に三日の晴れ無し”と云われるこの時期は、気候が不安定で低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わることに加え、冬に眠って居たものが一斉に活動を始めることからも分かるよに、急激にエネルギーの高まる季節。又、身辺の環境の変化からストレスも増える。冬の”静”から春の”動”へ。さながらジェットコースターのよな変化に心身がついてゆけず、失調を起こしてしまうのが、まさに春なのである。

春は五臓の「肝」と深く関わって居るとされ、肝は肝機能だけにとどまらず、気の巡りを司る臓器でもある。つまり、春と上手く付き合うには、肝の働きを整えることが重要と云える。最も簡単な方法は食養生。春菊や三つ葉、セロリなど香りの在る食材や、薄荷や柑橘類など清涼感の在る食材。苦味の在る旬の山菜。補血作用の在るレバーやほうれん草など、こうした食材を日々の食事へ意識的に含めると良いらしい。又、長い冬の間に体内ヘ蓄積された古いもの、老廃物をしっかりと体外へ出すことは、気だけで無しに、互いに連動する「血」と「水」の巡りをも良くすることとなる。そのためには食養生で新陳代謝を促すだけでなく、呼吸を深くとりながらゆったりと体を動かすことも加えると宜しいかと思う。そこでおすすめしいたいのが『八段錦』である。

『八段錦』は八つの動きから成る、中国の気功体操*1。全身に気を巡らせて体を整えるため、大変健康に宜しいのであるけれども、考えてみると、日頃から背中や肩の丸まった窮屈な姿勢で居ることは多く、従って日常生活における我々の呼吸は、短くて浅い。そんな窮屈でせっかちな呼吸では、当然体の隅々まで気を行き渡らせることも、まして胸を開くなんてのも無理だろう。気功体操の深い呼吸の繰り返しや、ゆったりとやわらかな動きは、心地良くじんわりと体全体を温め、固くなった筋肉をほぐし、良い塩梅に整えてくれる。取り込んで丹田に収めた気を全身へ巡らせるよなイメエジで、動きに呼吸(鼻から吸って口から吐く)を合わせながら、肩の力を抜いて大きくゆったりと。


それでは……

さあ、皆様も是非ご一緒に!

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武当山式の八段錦は、他所に比べると動きが大きめで沈み込みも深いのだけれども、我々一般人はここまでせずとも大丈夫である(笑)。自分が心地良いと思える範囲で、無理せず動かそう。又、初めから全ての動作を覚えるのは大変なので、一つを覚えたら次。一つを覚えたら次、と云うよにして、一つずつ順に覚えながら動きを繋げてゆけば良いかと思う。因みに呼吸は鼻から吸い、口から吐いて、常に動きと連動させるのが基本。例えば「押す=吐く」「引く=吸う」と云う具合に、動きと呼吸は自然に重なるもので、徐々に慣れてくると意識せずとも互いが正しく合ってくる筈。


因みに、こちらは少林式。

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基本的な動作は大体同じだけれど、先の武当山式のゆったりとした、円の動きの中へ身を置くよな太極拳的たおやかさに比べ、少林式は見るからに屈強な馬歩の姿勢で、メリハリが効いて居てビシッ!パキッ!とキレも在る。其々の特徴が細部に出て居るのは、実に興味深いものだなぁ。

*1:私の通う太極拳の教室では教えて貰えぬため、えっちらおっちら独学で一通り覚えた次第。

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2018-04-02(Mon) 私と春 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

□縷々□


春霞に覆われた山の輪郭がぼんやりと。

小学校の敷地をぐるりと囲む桜が満開で、

薄く白んだ花弁が四月の風に散って居る。


嗚呼、私は春が苦手だ。

満開の桜の中へ身を置くのも、やはり苦手だ。

むせかえるよに、一斉に隙間なく花を咲かせ、

吹雪の如くにとめどなく散り、見上げれば高いところから、

分厚い白昼夢が覆いかぶさってくるよな、

もやもやと、むわっと息苦しいよな心地がして、

上気したよに気分が悪くなって、どうも駄目なのだ。

そもそも春と云う季節の様相も又、それと同じ気がする。


所々に花を残した葉桜くらいが、私には丁度良い。

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2018-03-23(Fri) 春の八方塞がりと散髪 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

□雑記□


何だかんだ。ああだこうだ。

自分以外のことばかりにかまけ、時間を、手足を取られ、

はたと気付けば、もう三か月も散髪から遠ざかって居た。

加えて、春は一年で最も体調の芳しからぬ、唯一の季節であり、

思考は朦朧。目鼻正常に機能して居るとは云甚だい難く、

何もかもが黄色く濁った靄の中で、只々混濁して居るよな、

そう云う八方塞がりな塩梅なもので、これはいよいよ以って

散髪へゆく機会を拵えねば、いい加減どうにかなってしまう!


と久々。実に三か月ぶりで髪を切って貰った訳だけれども、

さっぱりとして清々となって、いやあ、軽いの軽いの。

それもその筈だ。あんまり不精に伸び放題だったので、

美容師さん、つい張り切って切り過ぎてしまったらしい。

いやはや、随分と短かく仕上がったものであるが、

しかしながら、この最悪の春の混濁と閉塞のもやもやから、

「えいっ!」と辛うじて首だけでも脱したよな心地で、

刈り上げた首筋をさすりさすり。マスクの下でにやけつつ。

切り過ぎた髪に連れて、足取りも軽くバス停に向かった次第。

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