このブログの最初の訪問先が「タカドヤ湿地」でした。 7年前になります。 媚びることなくある意味そっけないほどの場所ですが 散策路の整備などきちんとサポートされていて メンテナンスされている方々に感謝です。 モネの作品に似たような構図の絵があるわけではありませんが ここでの風景はモネの絵を連想させます。 ここタカドヤ湿地は、車でないと行くのが難しいところにあります。標高およそ800m。 国道153号線小田木交差点を黒田ダム方向に曲がり どんどんと登っていきます。 途中、右に分かれる道があり、その少し先がタカドヤ湿地です。普段は定められた駐車場すらありません。 タカドヤ湿地が生まれた経緯については…

熱燗で泰西名画をああだこうだ モネの展覧会が国立西洋美術館で開かれていると、テレビの日曜美術館で紹介されていた。 たまたま私は、彼の「印象 日の出」を水彩絵具で手慰みに描いてみたところだった。と言っても、模写などという大そうなものではなくて、画集やネットを見てその絵の色合いを水彩絵具で真似てみようかなと思っただけのこと。 この絵は、酷評の中でいわゆる印象派という名称のもとになった曰く付きのものだ。描かれたのはル・アーヴルという港の風景であり、当初は「印象」という曖昧なタイトルがつけられており、制作日もはっきりしていなかったようだ。その後オークションにかけられたときに「夕陽」という語がついたとい…

本日、ランチをいただく予定のお店で営業開始時間を確認 昨日ブログに書いた「横山美術館」では写真撮影に熱中してしまい、11時30分に出ようと思っていたのに時間オーバーしてしまった。 これから向かう先はランチタイム！ 今回は事前にネットでいろいろと検討した結果、ここに決め打ちでの昼食となる。事前に場所の確認はしておいたが、さらに横山美術館に入場する前には現地に出向いて、臨時休業になっていないかどうかを確認するという入念さである。 そのお店の名前は「月の庭」 この近辺にもう一軒「いけす漁場」というお店があってどちらにしようか迷ったんだけど、ランチの天ぷら定食が１０８０円（税込）と安くてお得な感じだっ…

いい笑顔なのは、息子と行けたからです。今回息子が卒業前のコンサートがあるということで、奈良へ行きその後息子が住んでいる大阪へ一泊してきました。※わたしの息子は過去ブログで書いたのですが、大学入学後に「自分の道はここじゃない」と3日で休学1年で退学し、その後県外の音楽専門の学校に入学しています。 今回は息子のゴスペルを始めてコンサートで見に行きました。学生のゴスペルとプロ演奏に感動したのもありましたが。それだけでなく、学生のパワーを感じ、これから彼らがどんな未来を進むのかがとても楽しみになりました。 次の日に訪れたのが「印象派」と呼ばれる絵画の作品展です。 わたし自身は絵画に詳しくないので、説明…

▶家にいて暇な時はなどと言うと、引退生活なのだから時間は沢山あって、そもそもヒマでしょうと思われる方が多いかもしれない。しかし一人暮らしの場合、黙っていても食事が目の前に出てくる身分ではないし、暮らしを成り立たせる為にはそれなりの家事はしなければならないので、朝起きてから何もせずにゴロゴロしている余裕は必ずしもない。とは言え、朝食の片づけを終えて一通りの家事を済ませれば、その日に出かける用事がない限り、私にも自由な時間が訪れる。 ▶この自由な時間というのがクセもので、まったくやることがなくて時間だけがたっぷりあるという状況は、退屈すぎて苦痛以外の何ものでもないが、私の場合、お蔭様で好きな本を読…

今回は、私が二番目に好きな画家のことを書きます（笑）。 ちなみに一番はこちら。 そして今回書く画家は、 ギュスターヴ・カイユボット（Gustave Caillebotte） です。 自画像 カイユボットは1848年にパリで生まれています。 参考までに。 ピサロ ：1830年生まれ マネ ：1832年生まれ ドガ ：1834年生まれ シスレー ：1839年生まれ モネ ：1840年生まれ ルノワール ：1841年生まれ バジール ：1841年生まれ 彼の父親は商売で大成功した大金持ちで、カイユボットとその弟たちは三番目の奥さんが産みました。（最初と二番目の奥さんとは死別した）エリート校に通い、弁…

エッセー印象派的政治論～ルックスが歴史を変える!?～ （一） 先日、米大統領選での両候補の討論会を見ていて、子供の揶揄合戦のように見えてしまい、失笑した。自分が当選したらアメリカをどう変えるかなどと大風呂敷を広げるのは当然のアピールだが、その数倍の時間をトランプは嘘か誠か分からない大げさな揶揄に費やし、ハリスもそれに応じて時間を取られるなど、高度なディベートにはならなかった。僕にとっては環境問題が肝心要の話題だと思っていたが、それもあっさり終わった。当然、受けが悪いと判断して腫物扱いしたのだろうから、そうなると多くの聴衆は自分自身のことばかりに関心があり、おかしな皮肉を連発するお笑い芸人を観る…

没後100年 中村 彝 展―アトリエから世界へ | 茨城県近代美術館 | The Museum of Modern Art, Ibaraki 水戸へ。 茨城県近代美術館の「没後100年 中村 彝 展―アトリエから世界へ」に行って来た。 さすが中村彝の出身地と言える質と規模の展覧会で中村彝の画業、影響を与えた画家や出版物、支援者や交流までカバーした良い展覧会だった。 中村彝と言えば東京国立近代美術館の《エロシェンコ氏の像》、中村屋サロン美術館の《小女》など（どちらも今回の展覧会に展示にあり）で東京で見る機会はあるが、こうして時代順にまとめて見ると当時の日本の西洋画の位置や交流といった背景含めて味…

＊ こうの作品における表面と深層 2016年に公開された映画が大きな反響を呼んだ『この世界の片隅に』で知られるこうの史代氏は1995年に『街角花だより』でデビューした後、1997年から初期の代表作といえる『ぴっぴら帳』を7年に渡り長期連載し、四コマ漫画家としての地歩を固めることになります。氏によれば「とにかくかわいい女の子いっぱい出てきてきゃぴきゃぴしているだけで特に何も起こらない、ゆるーいマンガ」が描きたくて漫画家になったそうですが、確かに『ぴっぴら帳』が紡ぎ出すリズムは今でいうところのまんがタイムきらら的な「日常系」のリズムに極めて近いものを感じます。 そんなこうの氏にとって転機となったの…

SPITFIRE AUDIOより、19世紀後半のフランスで誕生した芸術運動＝“印象派”の音楽をテーマにさまざまなオーケストラ楽器の演奏を収録したソフト音源IMPRESSIONISM（38,258円／価格は為替レートによって変動）がリリースされた。SONICWIREにて、20%オフセールが2025年1月3日(金)まで行われており、30,606円（価格は為替レートによって変動）で入手可能となっている。またIMPRESSIONISMは、Mac/Windowsに対応し、AAX/AU/VST形式で動作するプラグインだ。 IMPRESSIONISMは、弦楽器、木管楽器、金管楽器、ハープ、ヴィブラフォンなど…

モネ 睡蓮のとき｜国立西洋美術館 連れの希望でモネ展に行きました。上野に行くのは久しぶりで子どもの頃以来かもしれません。 ロダンの作品が館内も含めてたくさんありました。 国立西洋美術館は日本で唯一のル・コルビュジエの設計だそうです。実際には前川國男、板倉準三、吉阪隆正の3人の弟子が完成させたとか。外観もかっこいいです。人が多すぎて撮影できませんでしたが、ロビーにもコルビュジエのソファーがありました。 モネ展はテレビなどでもよく宣伝しており、混雑覚悟で行きました。ネットでチケットは販売しています。私の行ったときは日時指定券はありませんでしたが、日程によって日時指定券になるようです。後半がさらに混…

みなさん、こんにちは！今日は、写真加工の世界に革命を起こした素晴らしいアプリをご紹介します。その名も「Prisma（プリズマ）」！📱✨ このアプリは、あなたの何気ない日常の一コマを、まるで有名アーティストが描いたような芸術作品に変身させてしまう、まさに魔法のようなツールなんです。😍🎭想像してみてください。あなたが撮った朝のコーヒーカップの写真が、ゴッホの「星月夜」風に変わるなんて！🌟☕ または、友達との自撮り写真が、ピカソのキュビズム風になるなんて！👥🎨 Prismaを使えば、そんな夢のような体験が現実になるんです！では、このワクワクするアプリについて、もっと詳しく見ていきましょう！🕵️‍♀️…

「エコール・ド・パリ（巴里派）」「 パントル・ナイーフ（素朴派）」「キュビズム（立体派）など、西洋アートには素晴らしきキャッチコピーが多い。いずれもパリが発信源となっており、そのパリを麗しく表したのが「 ベル・エポック（美しき時代）」である。 ベル・エポックとは パナソニック汐留美術館 ベル・エポックとは ベル・エポック（Belle Époque）とは「美しき時代」の意味。19世紀末から1914年頃までのパリが芸術的にもっとも華やいだ時代や文化を表す。アートだけでなくマルセル・プルースト『失われた時を求めて』などの小説なども含まれる。 ベル・エポックのアート革命 ベル・エポックはパリのモンマル…

木曜日。8:15「あさイチ」に大和田獏・こがけん・大和田美帆（冬の福井）。11:50「ぽかぽか」トークに高橋ジョージ、澤田知可子、日浦孝則、ＤＯＺＡＮ１１（三木道三）。「徹子の部屋」に小川菜摘。夜10時「SONGS」はMISIA紅白名場面。夜10時〜BSフジ「飯島直子の今夜一杯いっちゃう？」に松本明子。深夜0:30「下山メシ#6」は石老山（かつ丼と古づけ）。 夜7:00-9:00 日テレ『歌唱王2024[字]日本一の歌声が今夜決定！大会委員長南原清隆・ジェジュンあの初審査』 “歌唱王2024日本一決定!全国１万8139件!!応募 精鋭15人新スター誕生▽南原＆良純も感涙の歌 ▽超絶37歳チャゲ…

少し前から気になっていた「ルーイーズ・ブルジョワ」展。副題が「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」である。 NHKの日曜美術館で、この展示会の解説を見て、すぐに行きたいとは思わなかった。かなり、屈折した作者の心情を感じて、抵抗感があったためだ。しばらくして行ってもいいな、くらいな気持ちになった。 ただ、六本木ヒルズの森ビルの高層階にあるので、この美術館はやや苦手。一昨年、友だちと現代美美術の展示会に行ったがその前はアンディ・ウオーホール展に行った記憶しかない。 思ったより高速エレベーターに抵抗なく乗れたが、やはり密室は苦手なことは確か。エレベーターのなかはわたしひとりだっ…

「〈詩〉赤い月／大正12年9月6日」藤森重紀 「〈小説〉「眉山」追想またはギンナンの味」大石征也 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「谷崎潤一郎全集・書簡に言及された漢籍（二）」李春草 「「歴史其儘」への傾斜――「興津弥五右衛門の遺書」改作前後叙述における特徴をめぐって――」曹一凡 「志賀直哉の文学と後期印象派に関する試論」董小蛟 「「首が落ちた話」「南京の基督」と「湖南の扇」における女性の目覚め」王学勤 「川端康成の未翻刻書簡三通（菅忠雄宛、ドーラ・イーストレイク宛、宮本正男宛）―茨木市立川端康成文学館「令和五年度 川端康成生誕月記念企画展」より―」深澤晴美 「イリュージョンとしての〈天才〉…

6. ピエール＝オーギュスト・ルノワール 世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。 名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 時代をさかのぼりつつ、毎月配信する予定です。 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。 オーギュスト・ルノアール - 『ポン・ヌッフ』 Wikipediaより facebookのNational Gallery of Artより ルノワール（1841-1919）はフランスの印象派の画家です。それまでは画家たちはアトリエ内で神話や宗教や歴史から画題…

この記事は、大阪工業大学 Advent Calendar 2024(本ページをリンク)の16日目の記事です。 こんにちは。みみっきゅと申すものです。 久しぶりのブログになりました。 2024*SSの授業感想を載せることができず自分でも悔やまれます。 大学には執筆好きの方が沢山いらっしゃってとても凄いなあと尊敬しております。 ということで、負けないように今回は沢山感じたことを伝えたいと思います。 以下に記載している内容は、あくまでも私が感じた「凄い！！！！😍✨」という感動をそのまま表現したものです。 そのため、あくまでごく個人的な感想であるということをご了承ください。 今年は1月から沢山の展示会…