新説 チョコラータ

ジョジョ第5部に登場する、プッツン医師殺人凶スタンド使い、チョコラータ。
彼の能力については多くの謎が残されている。黴化させるスタンドの能力は分かる。
問題は、肉体を分離し操作する能力だ。「なぜ黴の能力で肉体を遠隔操作できるのか分からない」と弟も言っている。
そこで私がチョコラータに関する新説をもってその謎を解明しよう。
まず結論を言うと、チョコラータは波紋法の使い手である。そう考えるとすべての謎が解ける。
まず、肉体を分離する能力だか、医学の知識に加えて波紋法を使うことで血を止めたり痛みを軽減したりしている。
次に分離した手足を操作する能力だが、これもあらかじめ手足に波紋の力を残しておくことで遠隔操作が可能になる。
脳ミソ貫通するくらい銃弾をぶっこまれても意識を保っているのも波紋法で説明がつく。
しかしここでまた新たな謎が生まれる。なぜチョコラータが波紋使いであることが描写されていないのか。
実はこれはチョコラータの知略策略である。
スタンドマフィア・パッショーネにおいて、スタンド使いであることがばれるのはある程度は覚悟しておく必要がある。しかし波紋使いであることはばれにくい。そのため自らの能力を簡単に暴かれないためにも、スタンドのことは簡単に話しても波紋法については何も喋っていないのだ。
なんでイタリアで波紋法を学べるのか不思議に思う人もいるかもしれない。しかし重要なことを忘れている。イタリアはチベットに次ぐ、波紋戦士の聖地なのだ。エア・サプレーナ島の存在がそれを示している。
彼は医学を学んでいるときに、すでに波紋法の存在を薄々知りつつあった。そして医師免許を剥奪されたのをきっかけに波紋法について本格的に調べ始めた。そうしてついにエア・サプレーナ島の存在を知り、同じく医食を極めるため島に着いたトニオ・トラサルディーと一緒に波紋法の修行を始めた。しかし、リサリサの後を継ぎ師範となったシーザーは、チョコラータの邪悪な精神に早くから気付き、最終的には彼を破門してしまう。書物を盗み見ていたチョコラータは、高い知力のおかげで、破門された後でも波紋法の修行を続け、スタンドと波紋法とを活用した戦い方を体得した。彼の波紋法が2部までの使い方と違うのは、彼の場合は我流だからである。

チョコラータは波紋法の使い手である、とすることで能力の謎を解明できた。
しかしチョコラータにはさらなる謎が残されている。
あの髪型は何なのか?地毛なのか、黴なのか?
それについては、また時を改めて説明したいと思う。