団塊の世代のサンクコスト

2つの記事で書かれている人たちは、偶然の一致ではないでしょう。
確かに、国や行政を敵視することを当然の正義としていたり、民主主義に必要以上の信頼を持っていたりする人は、多そうな気がする。
必ずしも年代で区切られるわけでもないけれど。

http://torideda.blog.fc2.com/blog-entry-140.html ブログ新聞とりで 「東海第二廃炉」「再稼動反対」が圧倒的世論にならないもどかしさ
9月1日、防災の日取手市市民グループ放射能NO! ネットワーク取手」が主催する第4回フォーラムが開催された。講師は脱原発首長として全国区の知名度を誇る東海村・村上達也村長で、会場の取手市福祉交流センターホールは満員御礼。用意した資料が足りなくなり資料代をもらわず無料入場させていたほどだ。
 予想以上に若い人が少なかった。笛と太鼓のお祭りデモは楽しいが、座学、ましてや講演会は退屈なのか。男女比3対7ほどの聴衆は圧倒的に白髪世代で、なぜか「政府・大企業・経団連批判」に素早く反応する人たちだった。

http://agora-web.jp/archives/1490036.htmlマッカーサーの子供たち」が動かす日本の行く末=自由と権利「だけ」を教え込まれると… - 石井 孝明(アゴラ) - BLOGOS(ブロゴス)
朝日新聞をはじめとする50−60歳以上の人々の一部には戦後民主主義を守ろうとする異常なエネルギーがある。これは「サンクコスト」で説明できるのではないか。現実世界で社会主義的な政策、思想は現実社会で失敗したが、それを認めると自分の人生を否定することになるので、それに固執する。
こんな仮説を池田信夫氏がコラム「安倍晋三VS朝日新聞」で指摘した (略)
私の偏見が混じっているかもしれないことは読者の方にお断りするが、異様な雰囲気だった。世間一般の感覚からずれているのだ。10年ほど前から反原発の集会、勉強会を見ているが、この雰囲気はいつも体験する。「思い込みの激しさ」「攻撃性」「礼節のなさ」「稚拙さ」を、出席者から感じるのだ。
そこには対話はなかった。目立ったのは「ヤジ」だ。(略)
こうした集会の出席者の雰囲気はよく似ている。60歳代以上と思われる身なりに気をかけない、思い詰めた感じの雰囲気を持った男女だ。そしてブツブツつぶやく人が何人かいて、突然ヤジを飛ばす。危うい雰囲気がある。この集会でもそうした人が多かった。
出席者の知識は細かなところで詳しいのに、本質が抜けていた。