漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

選ぶの苦手

■空は晴れていたが風が強い。ランドセルに黄色の旗をつけた新一年生が、吹き飛ばされて空を舞うほどの大風。訪問2件、日程変更1件。「アウ・クル」入居団体銓衡。

■他人を選ぶ立場になった経験が少ないので、今日のような会議はちょっと苦手だ。だいたいにして、相手に望むことがない。いや、ないわけではないが、それにはしばらく様子を見ないとダメだと思っている。だから、どんな団体でも、よっぽど問題がない限り、とりあえずやらせてみれば、としか思えない。良く言えば柔軟、悪く言えば示しがつかない。さすがにそれでは会議に出る意味がないので、頭フル回転で検討した。しかし、他のメンバーがちゃんとしている人たちでよかったよ。

■新しいスタッフが入ると、最初の印象は山田の方がよい。俺は大抵よくない。あまり口を利かないからだ。それも同じで、しばらく様子を見てるのだ。ほんとにただ見てて、滅多に声もかけないので、怒ってるように見えることもあるようだ。そのうち、段々に人となりがわかって、そこからいろいろ要求が出てくる。会話も増える。その頃になると、反対に、山田が厳しくなってくる。変なバイオリズムが「漂流教室」にはある。

■古本屋で『ザ・ワールド・イズ・マイン』の11巻発見。これでようやく全巻揃った。長かった。このマンガと『ラブリン・モンロー』はぜひ読んでもらいたいのだが、果てさて、何人の子供が耐えられるか。早く大きくなり給え。