監督:クリント・イーストウッド
FBI初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバーの物語、という前知識だけで見に行ったのでいろいろ驚きながら見ることができて得したような気もしますが、それにつられてちょっと映画の全体像から気持ちがそれてしまったかもしれません。
恥ずかしながらケネディ暗殺とリンドバーグ愛児誘拐事件以外、作品内で取り上げられている事件についてほとんど知らなかったため、伝記映画として楽しむには知識が足りなかったなと思います。
それでも、レオナルド・ディカプリオ演じる、J・エドガーの、複雑な人柄には見ていて惹きつけられました。予告でタイタニック(3Dをやるそうで)が流れたせいか、若いイメージで見始めたんだけど、20代から77歳までを違和感なく演じていたなと思う。
彼の秘書として務め上げるナオミ・ワッツ演じるギャンディさんも好きなキャラクターでした。どういう人なのかもっと知りたかったな。彼女がその後どうなったのか気になります。
そして、ディカプリオの相棒役であるところのアーミー・ハマーさんも、老けメイクはあんまりはまってなかったものの、どこかたくらみ顔なのがよかったですね。おかげで「この人きっと裏切るな!」って思い込んでしまったため、中盤の超展開であっけにとられることになりました。
「チェイサー」「君に読む物語」「ラースと、その彼女」
DVDで見たものの感想を全然書いてなかったのでメモ
「チェイサー」
チェイサー ディレクターズ・エディション【初回限定生産2枚組】 [DVD]
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ごく序盤では、この主人公あんまり好きじゃないなーとか思って見てたのに、「事件」が起こってからは体育座りで息をひそめて一気に見終えてしまいました。疾走と乱闘と暴力がこれまでかと散りばめられた映画。実際の事件をもとにしているところや雰囲気は「殺人の追憶」と近いところがあるものの、比較してしまうと犯人の心理などいまいち掘り下げ方に欲求不満が残るところもあった。ただ、物語のテンポとか、主人公があちこち移動してるにもかかわらず、犯人との距離を意識しながら焦って見れるのは構成がうまいからなんだなとも思うし、そもそもポン・ジュノ監督とは違う方向性をもった監督なんだろうなとも思います。ぜひ今後の作品も見てみたいなと思いました。
「君に読む物語」
監督:ニック・カサヴェテス
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でもこのお話の彼女はちょっと行き当たりばったりすぎる気がするな!
「ラースと、その彼女」
監督: クレイグ・ギレスピー
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