過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「断捨離」に踏み出さねば

「断捨離」に踏み出さねばと、日々思っている。書類の整理に入りだした。整理が進めば、すこし集中力とエネルギーが出てくるものだ。

きょうは、郷土史家で20数冊もの著作がある木下恒雄さんを訪ねた。84歳。終活で本を処分したいと言う。

岩波新書やら司馬遼太郎の講演録やら持っていってほしいと言うので、200冊ほどいただいてきた。また本が増えてしまったが、司馬遼を読むのは楽しみだ。

和文タイプライターが3台あるので、それも持っていってほしいと言う。木下さんは、ワープロのない時代、独学で和文タイプをマスターして、原稿を作っておられた。

いただいてもわが家に置くところもないし、使うはずもないので、お断りしたのだが。「終活」も他人事ではない。

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断捨離や せめて書類の 整理から
行く春や 断捨離おもえど 手もつかず
行く春や 前途多難な 断と捨離
行く春や 途方くれるや モノばかり