「日興、投信500本をネット販売」

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061004AT2C0303Z03102006.html
これは魅力的なサービスだ。口座を開設しようと考えている。現在の投信販売は自動車のディーラに似ている。系列の運用会社のものを主力として販売しているのだ。日興がやろうとしているのはスーパーマーケットのような販売形態。野村ファンドネット証券もこの動きを先取りしていた筈なのだが、たぶん儲からなかったのだろう、撤退している。もう少しがんばっていれば良かったのに。この2社とも参考にしたのがチャールズ・シュワッブのOneSourceだと思う。500本以上を販売するとなると、当然投信でポートフォリオを構築するようになると考えられるので、適切なポートフォリオをアドバイスしてくれるシステムが必要になってくると思われる。人間のFPがやってもいいと思うが、コストを考えるとコンピュータシステムに任せるしかないかなと思う。
証券会社にとっては、株の売買よりも投信を販売するほうが相当儲かる筈なので、なぜこのような動きがもっと早く登場しなかったのか非常に不思議だ。

東洋経済の特集記事

8月頃の記事になるが、超情報整理術という特集が東洋経済に登場していた。たまたま会社の書棚を見ていたら見つけた。IT関連のエキスパートにどのように情報を収集しているのか尋ねたものだ。そんなに意外なものはなかったが、どこかのコンサルタントが俺専用YouTubeと呼ぶべきシステムを構築しているという話が面白い。自分用YouTubeだからMyTubeといったところかな。VAIOにテレビ番組を片っ端から録画してそれを外出先で眺めるという方法だ。
この特集を読んでいて気づいたのが、テレビを見る人が少ない点である。雑誌や新聞を読まない人も目立つ。私もあまりテレビは見ない方だが大して珍しくないのかもしれない。新聞は妻が購読している日経新聞を少しだけ(毎朝数分程度)読んでいるが、たぶん妻が購読しなかったら新聞なしの生活になっていただろう。

Google活用法という記事も載っていたが特に目新しいものはない。「実録 男性誌探訪」(ASIN:4022578815)では斎藤美奈子社畜雑誌と言われていた東洋経済だが、結構若返りが進んでいるようだ。YouTubeの記事もあったし。

20061004










偉いぞ!立ち食いそば

偉いぞ!立ち食いそば

偉いぞ!立ち食いそば

読了。いつものことながら面白い。特に面白いのが富士そばの社長とのインタビューだ。毎日富士そばに通った東海林さだお氏がインタビュアーになって質問するのだが、聞き手としても優れた才能を発揮している。
しかしこの社長は面白すぎる。なんかいい加減な感じの経営だがそれでうまくいっている。飲食店のチェーンなのにマニュアルもろくにないらしい。というのも社員がいやがるからだそうだ。そのため店舗毎に味が異なってしまうのだけど大して気にしていないのがいい感じだ。立ち食いそば屋でありながら、どんどん着席スタイルに切り替えているという。興味深いのが着席形式にしたほうが売上が増加しているらしい。特に女性客の取り込みに効果大らしい。
もうすぐ自伝を講談社より出版するというが是非読んでみたくなった。


「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」(ASIN:4106100789)の著者とのインタビューも収録されているが、なんかトンデモ理論のような感じもするな。