ディア・ライフ #015 pickup5



みなさまこんにちは、hazamaです。この3連休、みなさまいかがお過ごしでしたか? 「海の日」は台風の影響で雨のエリアも多かったですが、夏日となった土日はアウトドアの自然で過ごされた方も多かったことでしょう。また、ワールドカップの日本女子サッカー勝戦の生中継で、まだ眠い目をこすっておられる方も多いかも(笑)。実は私もTV観戦し、歴史に刻まれるあまりに熱く劇的な「ナデシコJAPAN」世界一の瞬間と余韻に大感動! 久し振りに胸を揺さぶられて、なかなか眠れませんでしたー。日本が大きく元気づけられたことはもちろん、何だか私のマインドにもふつふつと湧き上がるエネルギーをもらった気がして、世界に誇る日本女子パワーに、アリガトウって言いたいです!


#015 ピックアップ賞・ノミネート賞

さてさて、今日は“ディア・ライフ”#015のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回のイエと家族ショート・エッセイ、「家族と友達と、イエで過ごした夏の思い出」というテーマで、素敵なエピソードがたくさん綴られました。「ラジオ体操と朝顔の夏の朝」「集結・実家でお盆」「家族で田舎へ帰郷」……そんな、子どもの頃の記憶に刻まれた夏休みの思い出がいっぱい。「風鈴が聞こえる場所ですいか」といった夏のひとコマや、「海外コメディに笑った夏休み」という賑やかな家族の光景も、何だか楽しかったですね!


そんななかから、今回もわが家を愛しむまなざしがあたたかな物語を、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせていただきました。一つひとつ読みながら、今年の夏もみなさまのイエにまた素敵な物語が生まれますようにと心から願いましたw


*今回のピックアップ賞は、7月22日(金)の〈イエはてな Press Room〉の記事にてご紹介させていただきます。

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「真夏の夜のお月見」by id:TinkerBell


小学生の夏休み。
ふと夜中に目を覚ますと、窓の外が驚くほど明るいのに気が付きました。
もう夜明けなの?でも空の色が違う…、今何時?
時計を見ると、深夜の0時を少し回ったところでした。


こわごわ窓を開けてみました。
照らす灯りなど無いはずの塀などが、地面にくっきりと影を落としています。
それは私には異様な光景に見えました。


すると突然、遠くの方で犬が「うぉぉ〜〜ん」。
私は恐ろしくなって、すごい勢いで窓を閉めました。
バシッ。それは小さな音だったのかもしれません。
でも深夜のイエに、それは響いたようでした。


すぐに父と母がやってきました。
「どうした?」
「何かあったの?」
私は涙目で、「外の様子が変なの」と言いました。
父と母は、不審者でもいるのかと思ったのでしょう。


慌てて窓の外を見下ろして様子をうかがっていました。


「怪しい人影は見当たらないようだが…」
「敷地の中?外?」
「…違うの、外が、外が明るすぎるの」
一呼吸置いて、二人は爆笑しました。
私は恐くて半べそなのに、ひ、ひどい…。


「それが普通なんだよ、だって今夜は満月」
「え…、でもお月様はあんなに明るくない、お月様じゃ影はできない!!」
「満月なら影だってできるさ、せっかくだからみんなでお月見をしよう、恐くないからベランダに出てみようよ」
「……」
私は父の服の裾を握って、恐々後を付いていきました。


ベランダに出ると、昼間の猛暑とは全く違う涼しい風がそよそよと吹いていました。
「ほら、月を見てごらん」
まん丸お月様が煌々と夜空を照らしていました。
「ほら、雲を見てごらん。月に照らされて、昼間みたいに白く見える」
「ほんとだー」
「しかも、月が真南に来る時間は月の形によって違うけど、満月はだいたいこんな時間なんだ。つまり今が一番、地上を明るく照らす時間だってことだね」
「へぇぇぇ」
「こんなに明るかったら、地上に影だってできるね」
「そうだったんだー」


今までにも満月は何度も見ていましたし、時には深夜の月を眺めたこともありました。
でも深夜の南中する満月はこれが初体験。
それまでは、まるで天変地異の前触れにでも出会ったような恐ろしさにとらわれていましたが、父のこんな説明で、やっと私の不安は消え去りました。


「きれいねー。魔法使いがやってきそう」
「お母さんは前にこれと同じような月を見て、ポンポコタヌキがやって来そうって言ってたぞ」
「やだー、あはははは!!」


母が、あらあら何の話?と笑いながらやってきました。
「はい、夜更かしさんにはハイビスカスのゼリーをあげましょう」
「うわーい」
冷たいプルンとしたゼリーを食べながら、私はずっときれいな月夜を眺めました。
父と母も一緒に眺めました。
こうして家族でベランダに並んでいるのも珍しいことではありませんでしたが、この夜はなぜか特別。
言葉を交わさなくてもお互いの考えが読み取れる気がしました。


「お母さん、今、何考えてた?」
「あなたと同じことよ」
「えー、私今、みんなで同じ夜が過ごせるって幸せだなって思ってたよ」
「うん、お母さんも」
「わは♪」
ちょっとくすぐったい、うれしい言葉。
心と心が通じ合う、すてきなお月様の魔法です。


また遠くで犬が「うぉぉ〜〜ん」と鳴きました。
でも、もう全然恐くない。
わんこの声も、みんなー、いい月夜だよーと知らせているように聞こえました。
そんな真夏の夜のすてきなお月見。


「ねぇ、明日の夜もこんなふうに月が明るい?」
「そうだね、一日くらいならそんなに変わらない」
「じゃぁ、明日も夜中に月見ていい?」
「ん〜、夏休みだし、夜更かしもいいか」
「やった!!」
私はお月様に『また明日』と心の中で挨拶をして、ベッドに戻りました。
でもやっぱり深夜は子供にとっては遅すぎる時間帯。
その夏、再び深夜のお月見をすることは一度もありませんでした。


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「家庭菜園収穫史」by id:offkey


我が家の夏といえば家庭菜園で取れる夏野菜の収穫、そしてそれを家族でいただく楽しみです。
定番はナスにトマトにキュウリ、インゲン、そして場所があればピーマン、シシトウなども加わります。さらに花畑を野菜畑に変えてからは、葉物野菜も植えるようになったので、夏の間は地産地消ではありませんけれども、家の野菜で食卓がにぎわいます。
そんななかで、印象に残ったできごとをいくつか。


1、インゲンの初挑戦
現在、うちではマメといえば枝豆とインゲンを植えていますが、インゲンを植えるまえはキヌサヤを植えていました。ところがキヌサヤは味噌汁に入れるくらいであまり料理で大量消費する機会がなくて、いつも食べるのに四苦八苦。
そんなことが続いて、母がある年、キヌサヤをやめてインゲンの種を買ってきました。これが、結果的には大成功。インゲンは炒め物にしてよし、天ぷらにしてよし、カレーやシチューの具にもなるし、肉巻にも使えると、大変重宝。おまけに大量に収穫して余っても、冷凍にできるので保存がききます。
こうなるともうキヌサヤはオシマイになってインゲンの栽培が毎年行われるようになったのでした。


2、キュウリ三昧
去年でしたでしょうか、いつもは2本の苗で育てているキュウリのうち1つの株が弱ってきて、今にも枯れそうな状態になってしまいました。そこであらたにもう一株苗を買ってきて植えたのですが、枯れそうになった株がなんとこのあと持ち応えてキュウリをたくさん実らされるようになりました。
他の2株も同じようにたくさんキュウリが生るのでその年のキュウリは大変な数に。
いつもなら食卓には2〜3日に1度くらいのキュウリが、毎日食卓に上るようになり、これには家族中が苦笑ともつかぬようすで
「まさか、あの枯れそうなのが持ち直すとは思わなかった」
という塩梅です。
知人にも配ったりしましたが、それでも冷蔵庫には1週間前に収穫したキュウリから当日収穫したものまでずらりと並んでいました。
キュウリの料理のレパートリーが少ないので、漬物にしたり、キムチ和えにしたり、味噌で食べたりといったくらいしか思いつかず、あとはレタスと一緒にサラダにしたり、そのまま千切りにしたりといった具合。
そうそう、この年はやけ冷やし中華を作っていたことを思い出します。


3、赤くなり損ねたトマト
家庭菜園、いつも成功するとは限りません。ある年のトマトの出来があまりよくなくて、家で作ったとはいえちょっとなまで食べるには美味しくないものができてしまいました。収穫はしたけれども、捨てるにはもったいない。さて、どうしようかと思っていたら、家族の一人が
「トマトソースにしてみよう」
といって、皮をむいて細かく刻み、玉葱と一緒に火にかけて煮込みだしました。
そして出来上がったソースと鶏肉の焼いたものを煮込んだ料理を作ったところ、青臭いですが、まずまず食べられるものに仕上がりました。
あまり美味しくないものができても、工夫しだいで食べられるものができるものだな、と思った年。


4、自家製野菜づくし
今年の夕食の話ですが、鶏のから揚げにするつもりで、他のおかずをどうしようかと考えていたら、家族が
「ナスとピーマンがなってたのでとってきたよ」
というので、ではそれで天ぷらにしようと思い立ちました。
それから他のおかずを考えるに、うちでは今、カブとサンチュを育てていて、それがちょうど食べごろ。だったら、カブの酢の物と揚げ物の付け合せにサンチュをつけようかと考え、早速収穫してきて料理。
その結果、その日の夕食は、鶏から揚げ、ナス天、ピーマンの天ぷら、付け合せにサンチュ、カブの酢の物、味噌汁はカブの葉と揚げ、というメニューになり、まさに自家製野菜のオンパレード。
その日の食卓では
「今日の野菜は全部うちでとれたものだよ」
という話に花が咲き、また一つ家庭菜園収穫史の一ページが増えました。


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「夏祭りの後のお泊まり会」by id:SweetJelly


近くの神社の夏祭り。私達仲良し五人組は、お祭りの一日をみんなで一緒に遊んで、その夜、お泊まり会をする計画を立てました。その日は午前中からみんな私のイエに集まってわくわく。お祭りは浴衣で行こうということになり、持っていない子はうちにある浴衣を着てもらうことになっていたからです。母は日舞の師範で子供にも教えていましたから、衣装には事欠きません。


「こんなのどう?あなたにはこっちが似合いそう」。母が出してくれる色とりどりの浴衣にみんなきゃぁきゃぁ。「あんたんち、すごいね。」「ううん、これが商売だから。」「あんたも後継ぐの?」「うん、稽古きびしーよ、今はあんなに優しいお母さんも稽古になると別人。」「これ、何言ってるの?」「ひゃぁ〜。」


もう待ちきれなくなって午前中からみんなで神社へ。だって朝から祭囃子がずっと聞こえていたんですから。準備中の露店の脇を通って鳥居をくぐり、拝殿の前まで行ってまずお参り。私はこの五人がいつまでも仲良しでいられますようにとお祈りしました。


それから露店を一巡り。始まっているお店はひとつもなくて、まだ屋台を組み立て中の所もたくさんありましたが、どこに何屋さんが出るのかを偵察です。


「これは綿あめ屋さん。」「ここはきっとお面が並ぶんだね。」「机が出てる、型抜きだ。」


一回りしたら、近くの公園へ。だって空は雲一つ無い晴天で、すごい日差しだったからです。木陰に入って、ふーっと一息。みんな汗だくでした。
「うち帰って、一度シャワー浴びてから浴衣に着替えようよ、きっとお母さんが髪も結ってくれるよ。」
みんなでわーっと駆け出しました。


「お母さーん、シャワー使うよー。」みんな一緒に元気にシャワー。うわ、さすがに小さなバスルームに五人は満員電車のようです。これではシャワーじゃなくイモ洗い。でもみんな、普段と違うこんな仲良しがとても嬉しいのでした。


タオルは母が人数分用意してくれていましたが、小さな脱衣所では再び満員電車。みんなできゃーきゃー言いながら服を着て部屋に行きました。髪を乾かして、いよいよ待望の浴衣です。「さぁみんな、着替えるよ」と母。友達の着付けはみな母がやってくれました。私は一人で着られるのでちょっとつまんない。「ねー、髪結って。」私はちょっと甘えん坊さんになっていました。


みな髪が長かったので、一人一人アップに結ってもらいました。姿見の前に並んで、はい、ピース!さぁ、浴衣女子五人組、いよいよお祭りに出発です。


お祭りではたっぷり遊びました。あっというまに日が西に傾き、いつの間にか保護者同伴でない小学生は帰る時間です。私達はまだ遊び足りませんが、これからは楽しいお泊まり会。これも会場は私のイエです。


イエではまず浴衣のままで花火をしました。帰ってきた父がスイカの差し入れ。「なんか浴衣、汚しちゃいそう。」「着替えちゃおうか。」「うん。」普段着に戻って、みんなでスイカを食べました。そしてまた花火。ラストはやはり線香花火です。ちょっと、しんみりとした気持ちになりました。


それから夕食。父と母と私達五人で合計七人。大勢で食べるごはんは美味しいです。食休みをしていると、寝る支度が調ったぞと声がかかりました。なんと父が五人分の布団を敷いてくれていたのでした。
「あ、ごめん、私達で敷こうと思ってたのに。」「おじさま、やさしー。」「ありがとう。」父は女子小学生にもてもてになりました。


私達の寝場所は踊りの練習に使うちょっと広い部屋でした。そこに五人分の布団がずらり。この頃はまだ修学旅行の経験はありませんでしたが、修学旅行ってこんななのかなと思いました。


全員サッとシャワーを浴びて、パジャマに着替えて、布団の上で転げ回ったりトランプをしたり。「もう寝なさい。」「はーい。」でもまだまだ眠れません。布団に横になって今度はトークタイムです。


「ねぇ、好きな子の話しよう。」「そんなのいるわけないよ。」「あんたはいるの?」「いなーい。」「じゃ、自分のことを好きだと思う男子の話。」「それなら ○○、あいつ絶対○子のこと好きだよ。」「えー、やだ。」「いいじゃん、けっこういいやつだよ。」「ならあげる。」「いらないよー。」
まだ初恋もしたことのない女子達の恋バナごっこ。楽しい夜が更けていきました。


みんな、何も言わなかった。誰も、一度も触れなかった。夏が終わるとこの中の一人が転校してしまうこと。でもみんな、思いは同じ。たっぷり友情を深めて、思い出を作りたかった。きっとみんな、この後も眠ったふりをしながら、今日一日の、そして今日までの楽しかった思い出を胸に刻みつけていたに違いありません。今も思い出す、懐かしい夏の一コマです。


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ウクレレでハワイアン」by id:C2H5OH


夏で印象深いのはこの思い出です。小五の時だったと思いますが、父がどこかからウクレレを譲り受けてきました。何にでも興味を持つ年頃ですから、初めて見るウクレレの実物に私が目を輝かせたのは言うまでもありません。もちろん母もそうでした。これは夏にぴったりだねとみんなで大喜び。更に父のおみやげはもう一つ。葉っぱ付きのパイナップル。ウクレレを見ていたら食べたくなったとのことで、その夜は冷たく冷やしたパイナップルを楽しみました。


翌日、母が楽器店に行って、替えの弦と教則本を買ってきました。その本を見ながら皆で練習です。まずはチューニングから。これがなかなか難しく、母が一緒に買ってきた調子笛に合わせますが、笛とは合っているように聞こえても、ポロンとならしてみると弦同士では合っていなかったりします。やはり隣り合った弦同士を鳴らして合わせていかないと上手くいきません。


次はコードを覚えます。CとかFとかG7とか。とりあえずこの3つをおぼえると簡単な曲が弾けます。父がこの3つのコードで牧伸二の「あーやんなっちゃった」が弾けることを発見。しばらく父はそればかりやっていました。私と母は他人の振り(笑)。


父がウクレレ漫談に打ち込んで?いるうちに、母はハワイアンの伴奏を数曲マスター。楽しそうに歌いはじめました。私は歌にはちょっとテレがあるのでもっぱら弾くのに集中。子供ですからそれなりに、程度でしたが、それでも簡単な曲なら何とか弾けるようになりました。


こうなってくると面白くて仕方がなくなってきます。夕方、リビングでポロポロ掻き鳴らしながら遊んでいると、夕食の支度をしている母がそれに合わせて歌い出したりすることもありました。これは楽しかったです。


友達が遊びに来た時もウクレレが大人気。みんなが弾いてみたがりました。私は自分自身がまだまだこれからなのに友達に弾き方を教えたりして、その夏はウクレレ師匠と呼ばれました(笑)。


ちなみに私のこの夏の自由研究は「ウクレレのひきかた」。ウクレレの歴史を調べたり、弾き方のコツを解説したりしてリポートにまとめました。


父も「あーやんなっちゃった」以外のレパートリーも増やして、よく窓辺で夕涼みをしながら弾いていました。特に「カイマナヒラ」が好きだったようで、よく歌っていましたが、これがなかなかかっこよく、ロカビリーのしゃくり上げるような歌い方を随所に挟んで、なかなか聞かせます。いつのまにかアロハシャツまで買ってきて、気分はすっかりワイキキビーチ。歌を誉めると喜んで「これでアイスでも買ってこい」と小遣いをくれます。私は走ってアイスを買いに行き、また走って戻って、父のウクレレを聞きながらアイスを食べました。うーん、いい夏でした。


中学高校と年齢が進むにつれて、私は段々弾く機会が少なくなっていきましたが、父や母は今もよく弾いています。その当時のウクレレに加えて今はもう一本有りますから、二人で一緒に弾きながら歌っています。特に父の休みのお盆はウクレレ集中週間。たまに私もパーカッションやベースで加わって、ちょっと楽しいイエ・サマーライブになることもあります。


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「思い出の氷菓by id:sumike


去年の夏の、体温をも超える気温の連続に、いつもはの元気の塊の子ども達もさすがにぐったり…。
おかげで、冷たいおやつが欠かせませんでした。


でも、毎日のように子ども達に与えるには、市販のアイスばかりでは不経済、そしてちょっと糖分の取りすぎな気もしていました。


そんな時、母から教えてもらったのが昔私が美味しいと言って良く作っていたという「トマトのシャーベット」でした。


その名の通り、トマトで作るシャーベットです。色々おやつを作ってもらった記憶はありますが、そんなの食べたっけ?とあまり覚えてはいませんでした。
でも冷たくて野菜もとれるし、作り方も簡単そうで、おまけに低カロリー^^と試しに作ってみました。


作り方は簡単で、湯むきしたトマトを刻んだものにレモン汁と砂糖をかけ、後は冷凍庫で冷やすだけ。


材料(4人分)


・ トマト…中2個(350g〜400g)
・ 砂糖…50g〜70g
・ レモン汁…大さじ1〜2


作り方


1. トマトは熱湯に十秒くらいつけて水にとり、湯むきします。へたと種は取り、粗く刻みます。
2. 刻んだトマトに砂糖、レモン汁をくわえ、ミキサーにかけるかフォークなどで細かくつぶし、密封容器に移して冷凍室に入れ冷やします。
3. 途中で2〜3度、フォークでよくかき混ぜて空気をいれながら冷やし固めます。


出来上がったシャーベットを子ども達には、材料が何かは言わずに出してみました。


反応はというと、息子は色と味から「スイカのシャーベット」だと思ったようです。
娘もやっぱり同じようで、二人とも「これ甘くておいしいね!」と、とても喜んでくれました。


実は私も味見して、ようやくこれは昔よく食べていた懐かしい味だと思い出したのですが、この材料がトマトだとは気づいていませんでした。
なぜなら今でこそ私は好き嫌いはほとんどありませんが、小さい頃はトマトがちょっと苦手だったのです。


私もすっかりスイカのシャーベットだと信じきっていましたw


子ども達には食べ終わってから「これトマトだよ」と、種明かししましたら、え〜!?と驚いていましたが、美味しいからまた食べたーい!
と案外好評です。


完熟のトマトで作ったので、砂糖を控えめにしましたが、それでも思ったより甘くできました。
完熟の甘いトマトなら、もうちょっと砂糖を控えても大丈夫そうです。
トマトの青臭さもレモンのおかげでなくなるので、子どもにはもちろんサッパリしているので大人にもオススメな一品。


母が作ってくれた思い出のトマトシャーベット。
子ども達から、もう一度食べたいとリクエストをもらっているので、今年もトマトをたくさん手に入ったら、また作りたいと思っています^^


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「家でアイスクリーム作り」by id:siuajj22


夏場になると子供の頃はもう毎日毎日というくらいアイスクリームを食べていた気がします^^;
アイスは一日一本までよ!!!
なんてお母さんに幾度となく言われ、あーいつの日かこれでもかってくらいにアイスクリームを沢山食べてみたいなんていう淡い夢を持ったものでした。
そんなある日、母が“リーベンデール”というアイスクリームを家族分買ってきてくれました。
そうそうこのアイスです!・・・続きを読む

「夕涼みがてら花火会」by id:maruiti


二年前の夏、息子とお揃いの甚平を着て夏祭りに行ってきた帰り、祭りの余韻が冷め切らぬまま実家の庭でした花火。
庭の数箇所に虫避けの缶入りの防虫剤入りキャンドルと蚊取り線香を点し、その火でもって花火の点火もする。


これが息子初めての花火で、最初は自分達がする手持ち花火の輝く様をじっと見つめていた。・・・続きを読む

「家族で田舎へ帰郷」by id:km1981


お盆の頃、毎年、家族で田舎へ帰郷しました
祖母が蚊帳を吊ってくれて、そのなかで弟と寝転がります


その日は夏祭りで
夜遅くまで起きていなくてはならないので昼寝をします
祖母が団扇であおいでくれるんですが
それがなくても、裏山から吹いてくる風が心地よいです
夜になると神社の境内で夏祭りがはじまります・・・続きを読む

「『妹』がいた夏」by id:TomCat


その女の子は、8月の上旬に、わが家にやってきました。お母さんが出産で入院、お父さんも仕事で夜しか帰ってこられないので、それなら昼間はうちで預かりましょうということになったようです。当時私は5年生くらいだったかなあ。女の子は幼稚園の年長さんでした。


女の子がお父さんに連れられてやってきました。しばらくお父さんも一緒に過ごして、そして帰っていきました。女の子は元気に手を振ってお父さんを見送っていました。・・・続きを読む

「夏の交換絵日記」by id:ekimusi


小学校の初めての夏休み、沢山の宿題がでました。


それなのに、それとは別に母親から、真っ白な絵日記帳を渡され、そのノートは毎日夕食後にかいてね。と言われてびっくり。


「お父さんがね、あなたたち(私と弟)が、夏休み中毎日どんな風に過ごしているのか 知りたいんだって」とのことでしたが、・・・続きを読む

「夏の庭、両親とトマトとカラスが教えてくれたこと」by id:watena


小学生の時の話です。わが家では庭でトマトを育てていました。倒れないように支えをしたりして、家族みんなで大切に大切にしてきました。トマトもそれに応えるように、いい実をたくさん付けてくれました。
ところがです。夏休みに入ってしばらくした頃から、カラスがやってくるようになりました。朝起きて庭に行ってみると、毎日のようにトマトの食べカスが落ちていました。父と私は腕組みをして、うーん…。
親子で工夫して、カラス除けに取りかかりました。・・・続きを読む

「夏休みに、子供の友達が何人も来て」by id:suppadv


夏休みに、子供の友達が何人も来て、狭い部屋でみんなで泊まっていったりしたのが懐かしいです。


枕投げをしたり、怪談大会になったり、花火大会になったり、やはりみんなでワイワイというのが、夏休みという感じがして良いですね。・・・続きを読む

「真夏の家庭麻雀大会」by id:momokuri3


お盆に親戚の伯父さんがやってきました。なんと麻雀パイ持参です。
「知り合いにもらったんだけど、うちにはもうあるから、○○君(私のこと)にでもあげようと思って」
「ぼくまだ小学生だよ」
「歳なんて関係ないさ。これは頭を使ういいゲームだぞ。しかも心理戦でもある」
「でもやり方知らないし」
「すぐ覚えられるさ、ちょっとやってみよう」・・・続きを読む

「夏と父と母と葛餅」by id:Catnip


父は葛餅が大好きでした。夏限定の冷菓として、葛餅を食べるのです。梅雨が明けると、それは始まりました。葛餅は母の手製です。ほぼ三日に一度は作っていました。葛餅作りも本格的にやると、結構面倒な作業のようです。特に加熱しながら生地を練るところが大切なようで、母は丁寧に丁寧に作業していたようでした。


冷やすのも出来たては流水で冷やします。冷蔵庫に入れて冷やすよりもその方が口当たりがいいのだとか。・・・続きを読む

「就職後最初の夏休み」by id:Fuel


社会人になって迎えた最初の夏。ヘトヘトになってやっと迎えられた休暇。私は一日中何もせず、ぼーっと過ごしていました。二日目からは父も休暇に入ったので、二人してリビングでだらけていたら、母に「いやねぇ、このうちにはオッサンが二人もいるの?」と笑われてしまいました。


「若いから仕事がきついんだよ、だから夏休みくらいゆっくり過ごしたいんだよ」と言うと、父が「俺も若いから仕事きつくてさ」。・・・続きを読む