メモ@inudaisho

君見ずや出版 / 興味次第の調べ物置き場

新刊案内

君見ずや出版
 今週は二冊

 陸軍士官学校将校集会所『兵器学之参考』昭和16年(1941)
 昭和16年にまとめられた武器の基礎知識をまとめた本です。おもに道具として知っておくべきことがまとめられてます。小銃から自動車までいろんな兵器を網羅。最後の「保存」の項目の最後には支那事変の経験から得た教訓もあります。



 堀正意・大河内秀行『朝鮮征伐記・朝鮮物語』
 前に難波戦記を出しましたがこれもおなじく早稲田大学編輯部の『通俗日本全史』から抽出したもの。秀吉の文禄慶長の役について書かれたものです。堀の『朝鮮征伐記』は文禄慶長の役について経験者が生きのこっているギリギリくらいにまとめられた軍記のなかでは一番まとまったもので、この本での評価が後世にも影響を与えています。もうすこし後の大関定祐『朝鮮征伐記』とは別物。
 大河内秀行の『朝鮮物語』は従軍記。別名「朝鮮記」。従軍記なので上記のものよりはもっと個人レベルでの戦争がどんなものだったのかわかる。

 あとはこれの表紙を作りかえて君見ずや出版として出しなおしてみたくらい。ASINは同じものです。東日本大震災の二週間後に自転車で東京から仙台まで沿岸部を見物しに行った記録。一番最初に作った本ですが、この本だーれも買いませんね。一桁くらいしか出てないんじゃないかな。KDPで自作を出しても誰も買わないということを学んだ本です(笑
 文章があんまり親切でないし売れなくてもしかたない

 うーむ。