九州出身の力士、魁皇関

建築設計科の池田です!


池田先生の自己紹介編は!⇒http://d.hatena.ne.jp/itc2010/20110421/p1


夏7月のスポーツといえば、「なでしこJAPAN」のワールドカップ優勝でしょう。
しかし、その陰に隠れて大相撲名古屋場所がありました。私の7月一番の話題は、
私と同じ九州出身の大関魁皇(かいおう、本名:古賀博之、福岡県出身)が、
横綱千代の富士(ちよのふじ、現九重親方)の勝利数の1045勝を超えたことでしょう。
学生のみなさんは、大相撲は見ないかもしれません。ともすれば、魁皇千代の富士の名前も知らない人もいるかもしれません。


私の学生時代の友人で格闘技がすこぶる好きな角田君は、「ケンカをして一番強いのは、力士かもしれない」と真剣な顔をして私に語ってくれたことがあります。
当時は、K1が人気を有している時代でした。そのことが頭にあって、あるテレビ番組で私と同じ歳である貴乃花(現貴乃花親方)が、「相撲というものは、毎日交通事故に遭遇しているようなもの」、と相撲を語っていたとき、角田くんの言葉が頭に蘇ってきたのです。


さて、この日記で私が学生のみんなに伝えたいことは、相撲の激しさでなく、大関魁皇が威厳のある相撲界でコツコツ努力してきたことです。
毎日が交通事故のような過酷な仕事を24年間現役で続ける怪我をしない身体。そして、「弱い大関はみっともない」、「はやく引退しろ」などという言葉を浴びながら、白星を積み重ねてきたことです。


名古屋場所の初日三連敗後、やっと一勝して千代の富士の1045勝に並んだ時に、「九重親方のように、余力があってやめた人と違い、必死こいてやっと勝てた。九重親方千代の富士)と比べることを申し訳なく思っています。
自分の場合、いつも何やっても簡単にはいかない。自分らしいといえば自分らしい」と語っています。このインタビューを聞いて、同郷九州出身の名横綱千代の富士とは対照的に、魁皇の方が私たちに近い存在にあると思いました。


「自分の場合、いつも何やっても簡単にはいかない。自分らしいといえば自分らしい」

 
この言葉は、私たちに何事も簡単には行かないということを教えてくれています。
例えば、このような構造力学の授業したら学生が興味もとのではないか、と淡い期待をして授業に臨むとかえって居眠りする学生がいつもより多くなったりと、「いつも何やっても簡単にはいかない」のです。しかし、「うまくいかないことが自分らしいといえば自分らしい」、と気持ちを切り替え、反省して次に臨めば何か魁皇力士のように、コツコツと何かを積み上げられるだろうと思うのです。


学生のみなさん、うまく行かないから、あきらめるのでなく、うまくいかないのはいつものことと、半分開き直って、挑戦を続けてみてはどうでしょう。


ちなみに、魁皇力士にはこのような悪い記録もあります。角番(カドバン)大関回数、休場数、大関が平幕に負けれる回数も最多となる多くのワースト記録ももっています。だけど、失敗が多くあるから、その分長く続けられて人気があるのではないでしょうか。






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