ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

しばし休憩 その2

このところ、20度という異常な暑さと冬らしい急激な寒さとの転換が激しい日々が続いています。いつの間にか、花粉症の季節になりました。木の芽時にはまだ早いかと思うのですが、すっかり改善して症状の出なくなった花粉症、さてさて、今年はどうなることでしょうか。
昨日は、確定申告第一日目。ということで、午後行ってきました!そのまま提出できる準備をしてあったのですが、念のため、税理士さんにチェックしてもらおうと思って、奥の椅子に座っていたところ、5分の予定が45分と長引いたものの、さすがは税理士さん。一部の書類を二部に書き分けることで、さらに余分に還付金が戻ってくることが判明。やったぁ!印鑑持参で正解でした。「やぶ蛇やなあ」とは税理士さんの言。まあね、法を知り尽くしているはずのプロですから、どちらに有利に運んでくれるかは、税理士さんの人柄次第ってこともありますよね。
マレーシア華人で、絵を描くためにキリスト教組織でのリサーチの仕事をやめた友人から(参照:2007年12月29日・2008年12月29日付「ユーリの部屋」)、さっそく第一号の絵が届きました。一目見て、びっくり。こういう才能があったんですね。ヘブライ語の文字入りで「詩編46:10」と書かれ、赤い百合(ちょうどこのブログのデザインと似た感じ)の花々の根元に虎と子ヤギが正面を向いて伏している図柄でした。詩編じゃなくて、イザヤ書11:6豹は子山羊と共に伏す」(新共同訳)の方がぴったりするんじゃないのかなあ。後で、感想と共にそう書き添えましょうか。
彼女の選択は、やはり間違っていなかったんだなあ、とも思います。これで生計を立てようというのは難しいとしても、せっかくの才能、しかも、マレーシア人がこのような「キリスト教美術」に貢献できるならば、もっと大切に育てていかなければなりませんよね。アジアのキリスト教美術にも関心を寄せられていた故竹中正夫先生も、きっとお喜びになることでしょう(参照:2007年12月13日・2007年12月24日付「ユーリの部屋」)。
肝心の主人の怪我ですが、昨日、病院に行くと、「一日おきでいいですよ」と言われたとのこと。また、今週末には抜糸できるようです。順調な回復を願って、食事に腕を奮い(?)、お風呂も手取り足取り手伝い、早めに休ませるようにした努力が実ったようで、我ながらうれしいです。シャンプーだけは、怪我の部分を注意深く外して私が洗っていますが、頭の半分からは石けんのいい香り、半分からは汗と薬の混じった変なにおいの両方が漂ってくるので、思わず笑ってしまいます。

(追伸)早速、上記の友人から返事が届きました。確かに、私の指摘通りイザヤ書とも関連しているけれど、描いている時に思い浮かんだ聖書のことばが、詩編46:10地の果てまで、戦いを断ち 弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる。」(新共同訳)だったのだそうです。なるほど。音楽家でも、そういうことを言う人がいますよね。作曲中や演奏している途中でひらめいたのが、これ、というような....。虎はマレーシアの公文書や公的書類にもマークされているように、マレーシアの象徴(ちなみに、ライオンはシンガポールの象徴)を意味することからも、ともかく、マレーシアの現在の政治状況が危機的であって、本当に心配しているから、とのこと。確かに。右を見ても左を見ても、日本を含めてどこも、あんまりいい話がないですね、最近。特に政治と経済が。