ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

麻薬の合法化?

本ブログを始めて8年以上経つが、恐らくは初めての話題であろう麻薬問題を取り上げる。

http://conservative.jugem.jp/?day=20150927


「Going to Pot」読了 - 麻薬合法化との戦い
2015.09.27


・自由は文明を基盤とする。文明は文明的で道徳的で勤勉な市民の存在を基盤とする。そしてそれらは人々の健康な心と体に依拠する。麻薬はこれらすべてを破壊する。よって自由の敵である。


・合法化論者は合法化・非犯罪化を実施した各国の「成功事例」を挙げる。ヨーロッパではオランダ、ポルトガルアメリカではコロラド州アラスカ州がある。だがこれらの国・地域は成功事例ではない。なぜならば、彼らは合法化・非犯罪化を悔いているからである。


・麻薬合法化・非犯罪化は製品品質の向上、犯罪の減少、ブラックマーケットの減少、そして税収の増加を実現する。そのように合法化論者は主張してきた。だがこれらの国・地域では逆の現象が起きている。


・これらの国・地域では公共の場所における酩酊・奇行、自動車の衝突事故、救急病棟での対応、依存症、爆発事故(麻薬精製に引火性物質を使うため)は増加の一途を辿っている。


・ある国や地域で合法化されれば、その周辺国(欧州のように往来が自由な場合は特に)や地域に影響する。人々は麻薬を吸いに州を越え、国を超えてやってくる。そしてラリッて帰る。麻薬は合法地域から非合法地域へ密輸され、非合法地域ではブラックマーケット化する。麻薬を非合法化しておきたい、と願う人々の鼻に、麻薬を合法化したい、と願う人々の拳が直撃しているわけである。


麻薬に対して厳しい態度が維持されていたレーガン・ブッシュの時代は麻薬の使用が下降の一途を辿っている。だがヒッピー世代のクリントンが就任してからは御覧のとおり。


・精神病、肺がん、IQの低下(若年であれば取り戻しがきかない)、生産性の低下、目的意識(やる気)の低下、そして家族の不安と悲しみ。若者は将来を奪われ、家族は壊れ、結婚は壊れ、社会から自由が消える


・麻薬に対して厳罰で臨むシンガポールは世界でもトップクラスの自由な国であることを特筆しておきたい(ヘリテージ財団・自由の指標)

(部分引用終)