2014-09-25

シンチャオ！ホーチミン市4日目です！明日はマレーシアはクアラルンプールへ旅立ってしまうので，
ホーチミン市に丸一日滞在するのは今日が最後です．

朝ごはんは一昨日と同じくチキンのブンにしたのですが，
どうも今日のほうがチキンの量が多くて美味しかったように思います．

今日はいの一番にサイゴン中央郵便局へ行きました．
タイでのおみやげと，持ってきたものの靴擦れがひどくてろくに履いていないサンダルを
日本に発送するためです．
郵便局の名前を調べるのも面倒だったので，タクシーの運転手さんには「ニャートー・ドゥックバー(Nha Tho Duc Ba:サイゴン大教会の意)」
と伝えました．一発で通じたのでちょっと嬉しかったです．*1

そんなこんなでCong Xa Parisのサイゴン大教会周辺へ．
タクシーを降りると結婚の記念撮影をしている花嫁さんを目撃！
いやー，お幸せに！

サイゴン大教会から中央郵便局へ行き，荷物を出しました．
タイで買ったレッドブルは航空便では送れないとのことで結局回収．
カレーペーストやサンダルは送れました．
重量2.95kgの航空便で約80万ドン．高いけどしょうがない．
ちなみに箱は用意していかなくても適当な空箱を無料であてがってくれます．

発送が完了した後，タイの友人へ送るタイでのお礼を兼ねたポストカードの物色．

ホー・チ・ミン氏の肖像画がはっきりと写っている写真も撮ってみました．

実は横にも通路が伸びていて，そちらはおみやげコーナーとなっています．
そこでホーチミン市人民委員会庁舎の写真のポストカードを買い，メッセージを書きました．
実はポストカードの他に渡し忘れていた味の素ストラップがあり，
これと一緒に送るための封筒を買いました．
そのご先ほどの荷物と同様のプロセスをたどることになるのですが，
ここで問題発生．
味の素ストラップについて局員さんから「なんだこれは？」と聞かれてしまいました．
「調味料です！」とパッと英語で言えたらよかったのですが調味料という単語が出てこなかったので，
「味の素だよ！味の素知らないの？？」と言ったら局員さんがちょっと困り顔で
他の局員さんと相談し始めてしまいました．おばちゃんごめん…
結局「これはキーチェーンだよな！」という話になり，無事発送OK．

発送が終わり外にでるといわゆるスコールで土砂降り．
観光地は観光地なのでサイゴン大教会へ移動し体よくタクシーを捕まえ，
行こうと思っていたレストラン"Quan Nem"へ．
Quan Nemは昨年ハノイ店へ行っていて，非常に美味しかったのでホーチミン市店も行ってみようというわけです．

当然ブンチャー(ビーフンと豚焼肉のつけ麺)をオーダー．

もちろんビアサイゴンも．ここは氷入りのコップが出てきました．東南アジア式ですね．

これが炭火焼きの豚肉．これだけ食べても十分美味しいですが甘ダレにつけるとより美味しいです！

こちらがチャーゾー．(Cha Gio)かにの味がしっかりとする激ウマ揚げ春巻きです！

この一見雑草のように見える葉っぱが美味しさのポイントでもあります．
甘さを草の爽やかさで程よく打ち消してくれるのです．

すぐに完食するも，外は未だにスコールだったのでヴィンコムセンターへ避難．

ヴィンコムセンターへのタクシーの運転手さんは見た感じだとカーオーディオにUSBメモリを挿して
音楽を再生していたのですが，曲が"Hotel California"と"恋はみずいろ"でした．
んー，そのセレクション，私も大好きです．

ヴィンコムセンターへ着いて，正直な所Quan Nemでブンを1束しか食べなかったのは少なかったので，
何か他に食べようと思ったのですがまだまだ12時台のお昼時でお店が混んでいました．

しょうがないので一度くらい行っておこうとヴィンコムセンター内のゲームセンターへ．
最新のゲームは無いですが昨年の経験上古い日本のゲームが有るだろうと踏んで行ってみました．
案の定頭文字D5があったので1回だけやりました．全然出来ないですが…

お店も空いてきたし，そういやフォーを食べてないなと思いPHO24へ．

セットの生春巻き．ベンタイン市場で食べたのより確実に美味しかったです．

こちらもセットのプリン(BANH FLAN:バインフラン)です．

今度は逆に食い過ぎたか…と思いつつ，昨日行けなかった
戦争証跡博物館へ．タクシーはこちらへ来て初のマイリン．ハノイではよく乗っていたのですが，
ホーチミン市ではVINASUNがほぼ1強ですね．

戦争証跡博物館へは数分で到着しました．入場料は1万5000ドンです．

敷地内では米軍の装備が展示されています．

展示品の説明を見ていて気が付きましたがベトナム語でも「◯◯mm弾」の「弾」は"Dan"なんですね．
そして屋内での展示ですが，各国の報道写真家の手によるベトナム戦争中の写真や，
その後の枯葉剤による健康被害の実体を示す写真展が行われていました．
戦争の一方の当事国による博物館ですから完全に一方的に鵜呑みにするというわけにはいかないと思いますが，
報道写真の惨たらしいことといったらないですね．
ベトナム戦争終結から40年も経過していない*2ため，
写真も比較的鮮明に残っており，残酷な現実を我々に突きつけてきます．
これだけのすさまじい戦争に耐え，現在のベトナムの発展を実現した人々には
感心というか感動させられることしきりです．
一方で，南ベトナムと北ベトナムの内戦という側面もあったわけで，そこら辺はどうなんだろうか，とか，
この写真群を小さいころに見せられたら反米感情がかなり刷り込まれちゃうんじゃなかろうか*3，とか，
色々と考えさせられる部分もありました．

そんなことを考えながら展示室を出ると多分係員のアオザイを着たお姉さんがやる気なさそうに
ぐでーっと椅子に座っていたりして，先ほどの感動との落差でより良くわからない気分に．
ともかく，ホーチミン市に来たらぜひ行っていただきたい博物館であることだけは間違いないです．

その後おみやげを幾つか購入し，電気街だという情報を得ていたニャットタオ(Nhat Tao)市場へ．

結構な遠出だったにもかかわらず空振り．うーん，ただの地元の人向けの市場でした．

タクシーを捕まえるためにウロウロしていると中華風寺院が．アンクアン寺という名前のようですね．
漢字表記は分かりませんでした．

中華風寺院のそばは什器販売店街だったらしく，こんな光景も．
おっちゃん，それは載ったとは言わんで…

その後ファングーラオ通りへ．公園で羽根を蹴って遊ぶ人たち．

ファングーラオ通りのハイランズコーヒーでコーヒーを飲んだ後，ホテルへ一旦戻りました．
ホーチミン市最後の晩ご飯をどうしようかと考えていた所，そういえば未だチェー*4を食べていないじゃないか！
と気が付き，チェーのお店をググると人気店がそばにあるというではないですか！
スーパーのそばだったのでご飯を食べてからおみやげを買ってホテルへ戻ろうと考えました．
が！スーパーの前にさしかかったところでポツポツと雨が．
これはもしや…と思っていたら案の定スコール！本日2回目です！トホホ…
しょうがないのでスーパーで先におみやげを購入．

色とりどりのVim *5も売っていましたがさすがにおみやげに洗剤は買いませんでした笑い
その後チェーのお店へ行こうと思いましたが道路が冠水状態で向かい側にも渡れず…
泣く泣くタクシーで数百m先のホテルまで行ってもらいました．
こういうのを断らないで乗せてくれるのはかなりありがたいです．

2時間ほど待つとスコールが止んだので今度こそチェーのお店へ．

道路の水は部分的にはまだ残っていました．
これが2時間くらいで溜まった水だと考えると雨の強さがよくわかります．

今回行ったお店は「ソイ・チェー・ブイティスアン」というお店で，
チェーとソイ(ベトナム風具のせおこわ)のお店です．
晩ご飯も食べていないのでソイ・タップカーム(Xoi Thap Cam:五目おこわ)を注文しました．

チェーの方もチェー・タップカーム(Che Thap Cam:五目チェー)を注文．

色々味わえるっていいじゃないですか．
ソイ・タップカームはモツっぽい具材から肉っぽい具材までいろいろ．
小エビがアクセントで入っているのもGood．ベトナムでよく見る甘酢っぱ辛いチリソースを
ちょっとつけるとこれがまたおいしいのです．
チェー・タップカームは小豆系の豆の甘さが際立つ甘いチェーで，中の具は豆の他にゼリー状のものがあったり．
日本のぜんざいが好きな人は多分好きな甘さだと思います．

その後，コンビニで飲み物を購入．

選ばれたのは，というより，日本茶の選択肢がこれしかなく購入．
おーいお茶はドンコイ通りのファミリーマートで見て，買おうとしたのですが非常に高かったのでパスしていました．
しかしこれは他のお茶と遜色ない値段．素晴らしい．

午後の紅茶も置いてました．午後の紅茶はタイでも見ましたね．

写真の真ん中あたりに"TRA SUA"とありますが，"TRA"が「チャー」でそのまま「お茶」の意味です．
"SUA"は「ミルク」という意味ですから，とどのつまりミルクティーと書いてあるということですね．

もちろんビールも買ってあります．

サンミゲル，ライトはタイで飲みましたが普通のは飲んだことがなかったのでチェック．
ライトは「軽っ！さすが東南アジアのビールだ！」と思う軽さでしたが，
普通のサンミゲルは軽いものの飲んだ感じがはっきりあるビールで，そんなに嫌いではないかなという感想でした．
ちょっと後味が不思議な感じな気もしなくはないです．