4/10 大仙公園の桜

最近にしては珍しく35mmで撮りました。しかもポジ...しかしこれがアダとなりましたorz
現在別館のネタとして企んでいることが2つありまして。1つは風呂場の暗室化と自家プリント、もう1つはコーヒー現像と自家カラー現像なのでありました。

コーヒー現像というのは、コーヒーの中に含まれる現像主薬であるハイドロキノンを使ってモノクロフィルムを現像しようというものです。ちょっとした薬品が手に入れば後は重曹だとかビタミンCの錠剤とかその辺にあるもので現像できてしまうというのですが、先日たまたまこの「ちょっとした薬品」が手に入ったのでいよいよ実行することにしました。

その薬品とはブロムカリと呼ばれるもので、大きな写真用品店で扱っているとのことでした。ヨドバシの通販では50gが入荷未定で500gの大ビンしかなく、一度に0.何gしか使わないものなので二の足を踏んでいたのですが、先日これまたたまたま立ち寄った千日前のビックカメラで50gビンを1つだけ残っていたのを見つけて捕獲しておいたのでした。

カラー現像の方も前々からナニワカラーキットという自家現像用のキットを捕獲してあったのですが、フィルム用ではなく印画紙用しかなかったのでこれまた躊躇していたものです。こちらは混ぜてしまうと日持ちしないので、どうしたらコスト的に効率よく使えるかずっと考えていました。こちらはどうやら一部の薬品を使用直前に混ぜれば作り置きができるらしいという情報を得たのでいよいよ実行に移すことになりました。

しかし、どちらもちゃんと撮ったフィルムで失敗するのは痛いので、どうでもいいものを撮って実験用にしようと思ったのでした。そこで最近ほとんど使っていない35mmフィルム、前に知人からいただいた長巻きのプレスト400残りの1本(何枚撮れるか謎)と買い置きのコダックGOLD100。それとカメラはコンタックスRTS2を、と思ったらバッテリー切れで動かなかったのでミノルタX-700とW.ロッコール35mmF1.8にしました。

ということで先週の金曜日、まずカラー用は昼休みに近所の公園で色とりどりに咲いていた花壇を2カット、それぞれモータードライブで24枚ずつ撮りました。これを後で3つずつぐらいに分け、現像時間や希釈率を変えてやってみようという魂胆です。同じ露出で同じカットなら仕上がり具合を比較できますからね。

モノクロ用は日曜日の朝、いつもの公園に立ち寄ってあれこれと撮ってきました。コーヒー現像はレシピがすでに公開されているので、それに従えば無難に像が出るはず...ならばちゃんと撮ったほうがサンプルとしては役に立つかな、ということでしっかり撮ってきたのでした。



ところが...悲劇はこの後に。



日曜は午後からえらくいい天気になってきて、せっかくカメラを持ってきているのに帰り道に桜を撮りに行かない手はない、と思って帰り道にあるカメラ店へ寄りました。思ったより種類が少なく、コダック派の私としてはE100Gしか選択肢がないのでした。家まで帰れば買い置きがまだ何本かあるのですが、E100VSは気に入っていたもののE100Gはまだ使ったことなかったのです。この時X-700はDXコードに対応していないのをすっかり忘れていました...

さて公園。淡いピンクのソメイヨシノの他にもしっとりピンクのシダレザクラなど、青空に輝いていましたので気持よく撮っていたのですが、ふと気づくとシャッタースピードのインジケータが点灯していない。あれ?と思ってバッテリーチェックボタンを押すも反応なし。

そこでようやくISO400になったままだったことに気がついたのですが、そもそもバッテリー切れではちゃんとしたシャッタースピードで切れていたのかどうだか...とすると救済措置として増感指定していいものか...でそのまま現像に出した結果が↑なワケですけど、どアンダーで色味が変だったものも含めフィルムスキャン時の補正でそこそこ見られるぐらいにはなるもんですね、やれやれ。もちろんポジとしてはこんな↓具合で見られたものではないことは言うまでもありません。


カメラ:ミノルタX-700+ミノルタW.ロッコール35mmF1.8、フィルム:コダックE100G
スキャナ:EPSON GT-X770
※最後の1枚のみiPhone4