名前について
乙女ゲームというゲームのジャンルがあります。
自分が主人公の女の子になって美少年をゲットするというもので、平たく言うと女版ギャルゲーです。
ここ最近よくネタにしている「マージナルプリンス」もそのひとつです。
そしてその乙女ゲームの中でもジャンルが細分化されていて
・学園もの
・西洋貴族(王族)もの
・平安貴族もの
・ファンタジーもの などいろいろです。
いまどきの漫画とかではありえない王子様直系のルックス、世界観、それらがいまだに通用するということはゲームというジャンルのもつ強みだと思います。
これについてジェットはひとつ思うところがあります。
最近の西洋風の乙女ゲーの男の子キャラが皆、
冗談のように名前が長いのはなぜでしょう?
今夜は名前について考察しようと思います。
例えばここ最近、ジェットの心の友になってる携帯乙女ゲーム「マージナル・プリンス」のキャラクターを挙げてみましょう。
スタニスラフ・ニコライエヴィッチ・ソクーロフ
(遠距離について ZWEI参照)
長いです。
舌かみそうです。
奇しくもブーニンと同じ名前です。
ミハイル・リューリコビッチ・ネフスキー
(セレンディピティ㈱)
ソクーロフと同様ロシア系です。
愛称はミーシカ、ロシア語で「子猫」の意味です。
ホントに「子猫ちゃん」です。声が宮田さんだし。
アンリ=ユーグ=ド=サン・ジェルマン
(セレンディピティ㈱)
ツンデレ王子です。
え?
なんで名前の間隔に「・」と「=」の二種類使うかって?
そんなのこっちが聞きたいです
長い名前のキャラは乙女ゲーだけにとどまらずBLゲーにも来ていました。
フェルディナント・マリエンフェルト
(郎猫ル)
「攻め×攻め」の決定版。「絶対服従命令」の勘違い若様。多分フランス系。
アシュラフ・アリー・イブラヒーム
(郎猫ル)
同じく「絶対服従命令」より。アラブ系。
「イブラヒーム」というのが気になります。「イブラヒム」でいいのでは?
しかし、無駄に名前が長いキャラというのは何も女の子向けゲームに始まったことではありません。
ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ (ロージャ)です。
ジェットは初めて読んだとき、
この文章自体のリズム感でさえぶっ壊す主人公の名前に戦慄した記憶があります。
ていうか、
・やたら長い本名+やたら短い愛称って
どう見ても乙女ゲーのキャラです。
本当にありがとうございました。
さて、ここで本日のクライマックス、「マイネリーベ」を紹介したいと思います。
これを見ていただければいかにコナミがハンパないメーカーかということがわかっていただけると思います。
オルフェレウス・フュルスト・フォン・マルメラーデ・ナーエ・ゲルツ
(コナミ)
エドヴァルド・マルクグラーフ・フォン・ゼクト・ナーエ・ブラウンシュヴァイク
(コナミ)
ルードヴィッヒ・ヘアツォーク・フォン・モーン・ナーエ・リヒテンシュタイン
(コナミ)
カミュ・パァルツグラーフ・フォン・ジル・ヴァーナー・リューネブルク
(コナミ)
いかがですか?
上記の四人の共通点はドイツ系だということです。
なにしろ「マイネリーベ」はドイツ語で「私の愛」。
舞台となる「クーヘン王国」のクーヘンは「バウムクーヘン」からとっているのではないかとジェットは推察しています。
個人的には、カミュはジェットにロリショタの良さを教えてくれたはじめての人です。
でも、そんなことどうでもいいですね。
友達
「たいへんだ!たいへんだ!」
父
「おう、どーした?」
友達
「あ、
オルフェレウス・フュルスト・フォン・マルメラーデ・ナーエ・ゲルツ
のお父さん!
たいへんだ!
オルフェレウス・フュルスト・フォン・マルメラーデ・ナーエ・ゲルツ
が井戸に落ちた!」
父
「何だって!?
オルフェレウス・フュルスト・フォン・マルメラーデ・ナーエ・ゲルツ
が井戸に落ちた?!」
と、思わず寿限無ネタに走ってしまうほどの長さ。
声優陣も含め、マルチメディア戦略も含め、カミュの絶対領域も含め、ほんとにコナミはハンパないです。
最後にピカソの本名を紹介してシメにしたいと思います。
「パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ピカソ」
人は親を選べない
というのを思い知らされますね。
あ、
『ベルばら』忘れてる。