jfluteの日記 このページをアンテナに追加

2011-03-20

ディズニーシーで揺れた日 その一

| 15:36 |

今回の地震のとき、自分はディズニーシーにいました。
いつものように、東京で車を気にせず安心して楽しく
散歩できるところ、という感じでこの日も休みをとって
シーを楽しんでいました。

結果的には、自分らはとても運が良かったと心の底から
感じます。家に帰ってからマスコミ情報をみると本当に
悲惨な状況が伺い知れます。それに比べればなんてことは
ないことではありましたが、でも一つ間違えれば命を
落とす可能性はあったし、その後の生活に支障を与える
怪我や病気の可能性もあったし、これを書いてる最中でも
余震続く状況、またいつ似たような状況がやってくるとも
思えないので、自分の経験とそこから学んだことを
しっかりまとめたいと思います。

大事なのは今後。
強い余震の可能性が非常に高いと予想される中、
その「今後」にはすごく近い未来も含まれますし、
その後の未来もあります。
朝から行っていたので、
午前中にハンガーステージのミスティック・リズムの
素敵な大地の精の演技をたっぷり観て、
その後メディテレーニアン・ハーバーで行われる
レジェンド・オブ・ミシカを観て帰ろうとして、
ちょうどグーフィーを遠目で眺めていたとき。
そろそろショーのクライマックスのとき。

「なんか揺れてない?」
確かに。最近にしてはちょっと大きい揺れかなと
思った途端、かなりの大きい揺れに。
ハーバーグーフィーエリア、インフォメーションの
近くにいたので、大勢の方がいらっしゃいます。
「揺れた」という感触よりも先に周りの方の悲鳴が
耳に入ったような気がします。

一気に座りだす大勢のゲスト、ミラコスタの建物、
そしてガラスが飛び散らないか真っ先に心配に
なりましたが、もともと窓も小さく寸胴な建物なので
恐らくは大丈夫だろうとは思っていました。
でも、もっと気をつける点が他にあったと、
後で思い知らされることになります。

ショーの音楽は続きます。明らかに揺れてて、明らかに
ゲストが座りだしても踊り続けるダンサーさん、
すごく判断の難しいところでつらい状況だろうと感じます。
踊っている方からすると揺れの感じ方も少ないでしょうし、
揺れているのがわかってても音楽がある限り勝手に止める
わけにはいかないし。

さらに揺れは強まり、フロートから塔のように突き出てる
女神さまが本当に危険な状態にあることにゲストの目が
奪われます。その後すぐ音楽は止まり、女神さまも低い
位置まで降りて一安心。と思ったところで衝撃的な映像が。
リドアイルの可動式支柱スピーカーが斜めに倒れる様が
目に入り、揺れてるときよりも緊張感の走る悲鳴が
ミラコスタの反響してハーバーこだましました。

幸い、ハーバーに突き出たスピーカーであることもあり、
倒れた方向には人はいなかったように思えますが、
揺れたときに気をつけるべき対象がもっとあることを
思い知りました。運良く自分はスピーカーの近くでは
ありませんでしたが、固定物もさることながら、
可動式のものにもさらなる注意を置くべきだと。

結果的には、倒れたスピーカーはそれのみで、
しばらくしてからですが、一本ずつ係員が付きながら
丁寧に可動式のスピーカーたちは潜っていきました。
後で述べますが、地震に強いと呼ばれるディズニーシー、
それは本当で、その後色々とパーク内を回ってますが、
見た目で地震の影響を受けたように感じとれるのは、
その一つのスピーカーのみです。
(シーの中にいたというのは、本当に運が良かったと)

逆に捉えると、それだけ地震に強い設計をしている
パークでも、可動式のものはどうしたって設計上の
限界が潜まざるを得ないだろうと。
(プログラミングでも柔軟にすればするほど脆弱にも
なりやすいと、わかる人ならわかるはず)

揺れはおさまり、事態は一旦落ち着いた感じになり、
とにかく建物、スピーカーから離れる、そして待機。
ダンサーさんもフロートも去っていきました。
途中まで、そして、揺れながらもギリギリまで必死に
演じてくれたダンサーさんに対し、近くのゲストから
沸き起こる拍手がとても微笑ましい。
ダンサーさんも突然のこと、(あまり)経験しないこと、
戸惑っていた方もいらっしゃると思いますから。
それに答えて笑顔で手を振ってくれる姿がまた素敵です。
後に述べますが、
こういう状況こそ気が滅入らないために笑顔が大事だと。
(グーフィーも去るとき必死に手を振ってくれていました)

そこは東京湾であるということ、また、コロンビア号からの
景色が大好きでディズニーシー自体とその外に堤防がある
ことを知っていて、そういうことから普段からなんとなく
津波の心配はあまりないかなーとも思っていたのですが、
「津波の心配はありません」というアナウンスがあるまで
津波への意識が低かったことが良くないなと今では思います。
津波の怖さは周知の通り。
なかなか地震直後は目の前の揺れによる倒壊などに意識が
捕われてしまいがちですが、というかそれも十分重要ですが、
地震津波も怖いのです。

「ディズニーシーで揺れた日 その二」へ続く