『火天の城』(文藝春秋)山本兼一<'04年第11回松本清張賞受賞作>

歴史小説・時代小説は、幾多の大家がいる。そのため、大衆受けする題材で採りあげられていないものはほとんどない。しかし、著者は視点を変え、戦国の世を権力者や武将のそれではなく、彼らに仕えていた職人−本書では、大工−の目を通して、描いている。新鮮な点であり、作品を成功に導いた、大きな要因であろう。

織田信長に仕えた大工の親子による、安土城建造を中心に物語は展開する。父と息子、夫と妻、といった現代にも通じる人間関係をちりばめている。

火天の城


この書籍もtougyouさんの紹介によるもの。ありがとうございます。もうtougyouさんに足を向けて寝られません(笑)

午後の一時に、美味しい紅茶を

東京・青山にある「紅茶専門店・青山ティーファクトリー」http://www.a-teafactory.com/ は、中学校の同級生Sくんのお店です。友人だから褒める分けではないが、実にこだわりのある紅茶を出してくれるのです。


毎年、スリランカまで茶葉の買い付けに行き、持ち前のバイタリティーで納得出来る茶葉のみ仕入れるのだそうだ。友人には口が悪いが、お客さんには親切で愛想のいいナイスガイである。


ボクは、お店には簡単にいけないので、通販で美味しい紅茶を味わっている。連れ合いさんは、クッキーを焼いて、この紅茶で3時に食べる、と言っている。