ネイビーへの回帰 - 30代からの脱オタク

オレが脱ヲタに際して服を選ぶ時、最初に決めたのが
「黒と紺とグレーを、なるだけ避ける（ジーンズは除く）」
だった。
何故なら、コレらの色はそのまんま「ヲタク御用達」っぽい感じがする上に（実際、アキバとかコミケとかでの着用率を見れば一目瞭然）、あまりにも使い勝手が良すぎてソレばっかり頼っちゃいそうだったからだ。
しかも、オレの体型からするとあまりに暗い色は重々しすぎて、ヘタすると相手に威圧感を与えそうで怖かったというのもある。

そんなわけで、例えばベージュとか茶色とかオレンジとか、あるいは緑とか黄色とか赤とか、そんな色ばっかし集めてしまったんだけど、フト
「な〜んか全体が締まらないなぁ・・・」
と思ってしまった。

例えばオフホワイトのブルゾンにベージュのズボン、ソレに白シャツ。
・・・全くポイントが無い！
全体にうすぼんやりした印象で、全く締りが無くなってしまう。
かと言って、例えば赤とかグリーンとかでポイントを作ってしまうと途端に「カッコツケ臭」が漂ってしまって、鼻持ちならないフンイキがプンプンとしてしまう。

見てくれコレ！
ケータイの画像だからエラく荒いけど、そんな写真からもプンプンと漂ってくる鼻持ちならない「カッコツケ臭」はどうよ！？
思えばコレ位の時が一番オレの針がアッチ方向にブレてた感じだな。
淡い系の色ばっかりでポイントも何も全く無い、うすぼんやりとして締まらない感じなのに、アイテムだけは白ジャケットにフレアパンツにコンバース・オールスターって！！
なんぼなんでもコレじゃヤバすぎだろ。

まぁコレは極端な例なんだけど、でも淡色ばっかりのコーディネートにパンチが欲しい時には、濃色のアイテムほど役に立つものは無いだろうなぁと。
こんな時に至っても「黒と紺とグレーはオタクっぽいからダメ！」なんて言ってたら選択肢が狭まって何も選べなくなっちゃう。
そんなわけで、最近は「黒と紺とグレーを”生かして”みるのも手だなぁ」と思うようになってきた。
でも、黒だとあまりに重々しすぎて相手にトンでもない威圧感を与えかねないし、グレーはちょっと季節感が無い。

だからネイビー。
コレからの季節、黒とかダークグレーとかじゃあまりにも暑苦し過ぎる。
ソレに、何か「マリンルック」が流行るっぽいし、ココでネイビーのアイテムに手を出して着こなしの幅を広げてみたい気分。
例えばこんな・・・

●セント・ジェームスのバスクシャツ

「マリンルック」の定番中の定番。
「ネイビー」と「ボーダー」っていう、コレまでオレが避けてきた”禁忌”を2つも兼ね備えている（ボーダーだと横に広がって見えそうで・・・）。
しかも”ボートネック”と呼ばれる、首が左右に広く開いた独特の形状で「こんなん着たらオレの肩の毛が見えちゃうやん！！」って敬遠してしまっていたんだよね。
でも、ある時に街で見かけた
「デニムカバーオール+ネイビーのバスクシャツ+インナーにサックスブルーのBDシャツ+チノパン+白スニーカー」
っていう出で立ちが非常にカッコよくて「へぇ、バスクシャツの中にシャツ着てもいいんだ。オレも真似てみようかなぁ。」と思った次第。

で、そんなバスクシャツの中に着るとしたらこんな感じの服がイイナ！