旅行3日目

kabaho2007-06-18

3時発のアムトラックワシントンD.C.へ。Pennまでに既に乗っている乗客もいて、結構席が埋まっていた。若い男女、ビジネスマンらしき男性が2列のシートに横たわって眠っている。枕や毛布を持参している人もちらほら。僕でさえひざを完全に折らないと2列座席には収まりきらないので、アメリカ人には窮屈そうだった。
ワシントンでは地下鉄を使ってThe Mallをリンカーン・メモリアルからベトナム戦争メモリアル、第2次世界大戦メモリアル、ワシントンメモリアル、National museum of art、国会議事堂へ。そしてチェックイン後、ホワイトハウス、ピザ屋。
アメリカへ来て2箇所目の大都市だが、NYCとはまったく違う雰囲気。駅を出てから見る建物がどれも異常に大きい。NYCのように高さはないが、違う威圧感がある。ガイドブックによると治安はよくないようだが、僕が回った限りではアメリカの都市のイメージとは違い、とても住みやすそうだ。ピザ屋はかなり北に位置するが、歩きやすいところだった。地下鉄も暗い駅が多いが全く安全そう。ただ、何が悪いのか、エレベーターの故障が多く、地下鉄も車両故障で途中で降ろされる羽目に・・・ どうにもこの旅行は地下鉄運が悪い。
住んでいる人たちも、都市によってこうも違うものかと思うくらい違う色を出していた。女性のスカート率が以上に高い。
そして、とにかく暑い一日だった。今期、去年日焼けし過ぎたことからこれまで長袖を通していたが、とうとうギブアップ。
格安ホテル、ホテルハーリントンはとてもわかりやすいところに、わかりやすく建っていた。ただし、アメニティが石鹸だけなのと、冷房が冷たすぎるのが難点。
さすがはワシントンの中心部なのか、にぎやかではあるが、ファーマシー大手のCVSは6時閉店と異常に早かったりする。

The Mall

リンカーンメモリアルからワシントンメモリアルへ続く、記念公園群。ワシントンメモリアルは上らなかったが、どれも公園に見世物がいくつかあるという感じで、メモリアル自体にあまり印象はない。アメリカ人にとっても、公園のようなところのようだ。回るのにさほど時間はかからない。
リンカーンメモリアル
ベトナム戦争メモリアル
第2次世界大戦メモリアル
ワシントンメモリアル

National Museum of Art

スミソニアン博物館に囲まれながら運営は別だが、ここも無料。無料だが、かなりゆったりと見ることができる。パンフレットにはフラッシュ禁止と書かれていたが、フラッシュ撮影をしてる人も注意されていなかった。
メトロポリタンのように全世界の芸術を扱ってはいないが、西洋画については甲乙付け難い美術館。ルーベンスラファエロ、エイク、フェルメールをはじめ、主要な画家の作品を展示しているが、目玉は非ヨーロッパ唯一のダヴィンチ作品。ちなみに『地球の歩き方』にはフェルメールの作品が5点あると書かれていたが、作者がはっきりしない『フルートを持つ女』も含めても4点。
これだけ美術館をまとめて回ると、画家が膨大な作品を残していること、同じモチーフの作品をいくつも描いていることが感覚的によくわかってくる。中にはメト、フリック、ここと同じ構図のものもあった。

White House

多くの観光客、それも僕が見た限りは皆アメリカ人、が眺め、すぐに去っていく大統領宅。かなり遠くから眺めることしか出来ない。その遠さゆえか、荷物チェックはなし。スミソニアン博物館以外は、さっと眺めるだけというところが多いが、その最も代表的なところだ。

2AMYS

「真のナポリピザ協会」に「真のナポリピザ」と認定される店。店は駅から徒歩で約20分。ウェブサイトの地図がアバウト過ぎて不安になるが、大通りを南にひたすら下って曲がるだけ。かなり北の方にあるが、明るい大通りに沿っていくだけでかなり安全そうだった。駅前と違う集落のようで、店の周りはお店が多く広がっている。オープンテラスの店も多く、僕のイメージでは京都市内の北の方のような感じ。バスも頻繁に走っているので、駅前から30分もあればまず着くだろう。
8時半頃に着くと、20人ほどの人が外に並んでいて、店員に聞いたところ、35−40分かかると言われたが、20分ほどで座ることが出来た。1人の場合、バーに空きがあれば、待たずに入れる可能性もあるようだ。
店員は皆、気さくでとても話しやすかった。店内の客に加え、テイクアウトする客も後を絶たず、彼らのピザも焼いていくので、座ってから結構待つことになるので、お酒と簡単に出てきそうなサイドメニューを頼んでおくといい。
頼んだのはSanta Brigidaという、マルゲリータのバジルをルッコラにしたもの。アメリカ人にも好評のようで、それがかえって懸念材料でもあったが、非常に美味しかった。僕の食べた中ではat least the second best、おそらくthe bestだ。評判のピザ屋でも多くの店ではソースや具から出る汁で次第にベチャついてくるが、ここのピザはそれがほとんどなく、僕の好みにも合っていた。これならテイクアウトでも味をあまり損なわなさそうだ。
車両事故、長い徒歩、行列にめげずに来た甲斐が十分にあり、満足して長い夜道へ。
マルゲリータで11ドル弱。サイズは日本人1人でちょうど食べきれるくらい。予約はできないので、店に着いたらまずは店内に入り、店員とコンタクトをとるべし。