かいふう

近未来への展望や、如何に。

「億劫な細道」.その2

『旧大川小学校跡地』へ行く。山形から、高速バスに乗る。仙台から、被災後からか,JR仙石東北ラインで石巻。更に路線バスで道の駅上品の郷。そしてタクシーで目的地まで。北上川沿いを下ると、新北上大橋を見る。途中土砂降りに見舞われ、あの日の【水害】の恐怖の擬似体験。地元タクシー運転手から説明受けるに、あの日裏山の森林を駆け登るのは、難儀だ。しかし、児童達が怪我して傷ついても、ベターな選択は。しかし、1000年に一度なら。もう、結果論でしかない。未だ、あと10年は親元で甘えたい子供たちと。同様、10年は手元に置いておきたい親たちと。両者がそう願っても叶わない、そういう空間なんだろう。「心霊スポット」と呼ぶには早過ぎる、生の体温が残ってる。感じられる訳でしょう。復路、車中で、車窓から。川面に点在する漁船の数。河川の汚れから、シジミ採りも廃業が増えた事。同業の仲間が、大川小学校送迎バスで、校庭内で引率教師達の指示待ちで結果、車体ごと濁流にのまれての殉職。その彼の実家前も通った。北上川を遡ると、新北上大橋と同じ型造りの橋を見た。更に上へ行くと、登米大橋がある。そこまで、津波で逆流したそうだ。