描写力を鍛えるのと鍛えた描写力をフル活用して作品を書くのとはまた違うんじゃないか?


ミメーシス―ヨーロッパ文学における現実描写〈上〉 (ちくま学芸文庫)



817 :名無し物書き@推敲中?:2011/06/06(月) 14:29:32.52 ID:?
雨が降っているシーンを書きたいのであれば、「雨が降っている」と書きなさいとどこかの詩人が言っていたな。
その教えに触れて以来情景描写はなるべくシンプルにするようにしてる。
でも心理描写はそれじゃ駄目なんだよなあ。
主人公が悲しんでいるからといって「悲しんでいる」と書いちゃ逆に何も伝わらない。


818 :名無し物書き@推敲中?:2011/06/06(月) 14:33:00.45 ID:?
花村萬月は、夜を描写するのに「夜」という単語を使わずにやってみなさいとか言ってたかな。それが描写力だと。
どっちがいいんだろうね。


819 :名無し物書き@推敲中?:2011/06/06(月) 14:40:35.09 ID:?
描写力を鍛えるのと、鍛えた描写力をフル活用して作品を書くのとはまた違うんじゃないか。
「夜」を使わずに夜を描写してみせる技も必要だと思うけど、そんな書き方を多用されたら読者は疲れちゃうだろう。
純文ならともかく。


824 :名無し物書き@推敲中?:2011/06/06(月) 17:33:06.92 ID:?
文章は意味が通じればそれでいいと思う。
テレビ的なシーンなどは多くを語らずとも意味が通る。
「芸能人のような豪華な結婚披露パーティー」というだけで皆イメージできる。
逆に書き手しかわからないようなものは丁寧さが必要なのでは。




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