支配政権の権力は、見かけとは異なって究極的には被支配者からの支持に依存している
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1314939917/
独裁者が権力を行使する背景には、むしろ彼らが持つ恐れや弱さすらみられ、
支配政権の権力は、見かけとは異なって究極的には被支配者からの支持に依存している。
それゆえ、ここがすべての支配権力のアキレス腱となり、
そこを狙って、人々は必要な時にには支配者のパワーの源泉を切断することができる。
独裁から民主主義へ
政治権力者の支配を可能にする力は何によって得られるか。以下の6つに分類できる。
1)支配者の権威
2)支持者の数
3)支持者が持つ技術、知識、能力をどれだけ使いこなすことができるか。
4)習慣や服従傾向などの心理的・イデオロギー的要因(目に見えない要因)
5)支配者がコントロールできる不動産・天然資源・資金・経済システム・通信や交通の手段
6)可能な制裁手段
一方、人々がなぜ政治権力者に服従するのかについては、いかの7つに分類できる。
1)習慣
2)制裁への恐れ
3)道徳的義務
4)自己利益
5)支配者との心理的一体感
6)無関心
7)不服従への自信の欠如
服従は絶対的なものではなく,上記の6つの支配を可能とする力と7つの服従を促す要素の相互の力関係によって流動的である。
したがって暴力を行使しなくても、人々が支配者の必要とする協力を拒むならば、システムの正常な機能を不可能にすることができる。
多くの人が法に従わず、労働者が仕事を休止し、官僚が指示された行動を拒否し、兵士や警察官が命令に従わないーこれらのことが
同時に発生するならば、支配者の権力は失われてしまう。
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