スピード調整から上昇波動入り!押し目は積極買いで!


8月最後の東京株式市場は日経平均ベースで268円高とスピード・日替わり調整から、ザラバ中に買いシグナル示現で、目出度く9月相場に希望をつなぐ形で引けました。

当ブログでは、日々の相場の流れを、日足の短期チャートを利用してご説明することが多いのですが、本日は中期チャートの週足を参考にお話してみたいと思います。

それでは日経平均の週足チャートをご覧ください。話は少々遡りますが、中期調整局面で大底を付けたのが、6月16日14046円でした。

いつもお話することですが、ここで中期のエリオット波動を検証してみますと、6月中旬を基点としますと、7月7日週までが第一上昇波動。7月7日週から7月21日週までが下降第一波動(普通は第二波動という)そして、7月21日週からが上昇第二波動となっています。

今週は、9月1日がもう一日残っておりますので31日時点では確定ではありませんが、前週の高値16104円(16244円の週足高値)を抜いてきているので包み陽線(16244円を1日に終値ベースでクリアーすれば完璧)の可能性がでてきています。

特に、31日の日足陽線は短期下降第二波動からの反発なので、今後の相場を示唆する押し目からの大陽線ですので、多くの場合上昇シグナルとなります。表題でも、押し目は積極買いとしたのはそのためです。


しかし、「押し目買いに、押し目なし」となる場合も有りますので注意して望んでください。
最後に、追伸として、JASDAQ等の新興市場が出遅れていますが、ここのところの値動きを見ていますと、主力の一部市場が上昇した後を追いかける、後追い相場となっていますのでチャンスです。注目していきましょう。

国有重点企業、1〜7月税引き前利益は前年同期比15.2%増
発信:2006/08/30(水) 13:57:08 国有資産監督管理委員会

  国有資産監督管理委員会によると、国有重点企業の今年1〜7月の税引き前利益は4,967.5億元となり、前年同期比15.2%増加した。伸び率は1〜3月比で8.6%ポイント上昇、1〜6月比では1.4%ポイント上昇した。電力、石油石化、電信の3セクターが利益をそれぞれ46%、28.2%、7%伸ばし、国有重点企業全体の利益のうち62.6%に当たる3,109.9億元を占めた。また、自動車、非鉄金属、機械が52%以上利益を伸ばした。なお、1〜7月の売上高は5兆6,825.5億元となり、前年同期比19.7%増加した。伸び率は1〜3月比で1.1%ポイント上昇、1〜6月比では0.6%ポイント上昇した。

債券相場は軟調、10年債利回り1.6%で達成感−米金利低下や株安支え (ブルームバーグ)

2006年9月1日(金)10時15分

9月1日(ブルームバーグ):債券相場は軟調(利回りは上昇)。米国の長期金利低下や株価反落を背景に買い先行となったが、新発10年債利回りが節目とされる1.60%をつけると、ここ最近の急激な金利低下に達成感が広がったとみられる。東京時間今晩に発表される米雇用統計を見極めたいとの雰囲気もあって、投資家も新規購入にはやや慎重な構えとなっているもようだ。

東京市場先物中心限月9月物は、前日比22銭高い135円20銭で取引を始めたが、直後に売りが膨らむと135円4銭まで上昇幅を縮めた。いったんは 135円10銭付近に持ち直したものの、その後に再び売り圧力が強まると午前9時半前後には135円を割り込み、一時は14銭安の134円84銭まで下げた。

前週末には消費者物価指数が小幅の伸びにとどまったのに続いて、31日の鉱工業生産指数も予想外のマイナスに転落したことから、市場で年内もしくは年度内と見込まれていた追加利上げの時期が後ずれを余儀なくされた。先物9月物の最終取引日を8日に迎えることも相まって、前日には相場上昇が加速していたが、米雇用統計の発表を控えてさすがにこの日は高値警戒感が広がった。

ただ、米国の金利低下基調が続いていることが、朝方には金利の下押し要因として意識されるなど、市場はなお好地合いが維持されているもよう。

31日の米債相場は上昇。7月の米個人消費支出(PCE)において、金融政策担当者が重視するコアPCE価格指数がアナリスト予想を下回る伸びだったことから買いが優勢となった。10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低下の4.73%付近となり、3月28日以来の低い水準を記録した。

10年債利回りは1.63%、一時1.60%

現物債市場で10年物の280回債の利回りは、前日の終値1.620%より2bp 低下の1.600%で取引開始。しかし、このレベルでは売りが優勢となっており、午前9時40分前後からは1bp高の1.630%で推移している。

株式相場が反落して始まったこともあり、280回債利回りは朝方こそ1.6%割れを視野に入れる展開となったが、「5日の10年利付国債入札が意識されるので、心理的な節目の1.60%割れはさすがに抵抗感が生じる」(三菱UFJ証券・石井純チーフ債券ストラテジスト)と指摘されていた。

実際、週明け5日には10年債入札が実施されることもあって、さすがに一方向の金利低下には警戒感が広がるとみられるなか、今晩には8月の米雇用統計発表を控えて持ち高調整売りが出ているもようだ。

(債券価格) 前日比 利回り
長期国債先物9月物    134.95 -0.03 1.857%
売買高(億円) 23188
10年物280回債   102.28 1.630(+0.01)