カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

たいがい「子供のため」と自称するやつは子供のことなんぞには無関心だし、ゾーニングは日本では社会からの抹殺を意味する

たいがい、「子供のため」と自称するやつは、子供のことなんぞには無関心と相場が決まっている。
未成年の友人のブログから転載。

凄く凹んだ [2005年05月25日(水)]
来月参加予定の個人主催の同人誌即売会のサークル案内が届いたのですよ。それの注意事項に書いてあったこと。

「東京都青少年健全育成条例に触れると思われる同人誌は『18禁』を明記し18歳未満と思しき方にはけして頒布しないように努めて下さい」

…悔しいです。世界を一つぶち壊された気分です。
どうして駄目なんでしょうね。未成年に悪影響があるという根拠も無いのに。ただ、一握りの価値観だけで世界が決められて。
私達はそれに、ただ従うだけなんでしょうか。思考力を持たないクズじゃないんです。

俺の大切な、賢くてやおい好きな未成年の友人を、都行政が傷つける根拠はどこにあるのかと激しく問いたい。未成年の自己表現・創作が、「18禁」とされる奇怪さ。いったい何から何を守っているのかな。ゾーニングは日本ではたいがいの場合、社会からの抹殺を意味する。
ところでこの未成年の友人は、都議会ロビーの際にも意見文を作って下さった。ありがたやありがたや。しかし未成年に一緒にロビーつきあってもらうのは学校の時間と重なり、極めて困難なため、未成年の生の声はなかなか議会に届けがたい。
もちろんそれは未成年だけのことではなく、成年であっても同様なわけだが。