日本音楽のなぜ? 歌舞伎・能楽・雅楽が楽しくなる


竹内道敬「日本音楽のなぜ? 歌舞伎・能楽雅楽が楽しくなる」(左右社、1850円+税)

http://sayusha.com/catalog/p9784865281682c0373
 
近世日本音楽の第一人者が、日本古典音楽についての15の疑問に答える。

目次は・・・

はじめに
第一章 日本には日本音楽があるのか
第二章 なぜメロディーがないのか
第三章 なぜノリが悪いのか
第四章 なぜ何を言っているのかわからないのか
第五章 なぜ指揮者がいないのか
第六章 どのように伝承されてきたのか
第七章 どのように作曲されるのか
第八章 なぜ流儀・流派があるのか
第九章 なぜ立って演奏してはいけないのか
第十章 なぜ語尾を震わせるのか
第十一章 なぜ金属製の楽器がないのか
第十二章 なぜ調律・調弦をしながら演奏するのか
第十三章 なぜ聴く機会がないのか
第十四章 伝統芸能・伝統音楽とは何か
第十五章 日本音楽の特色と将来
おわりに


この本、おもしろそう!

読んでみなきゃ。

(もともとは、放送大学のテキストとして書かれたもののようですね)

能や歌舞伎の囃子方って、鼓や太鼓を演奏しながら、ヨォ、とか、いよぉーー、とかって、声を出すじゃん。あれ、いったい何で? と、前々から疑問に思っていた。そんな私の疑問も、この本を読めば解けるかな?

あの声、慣れないと、恥ずかしいよね。素人が思うには、鼓の演奏以上にあの声を出すほうがハードル高そう。

指揮者がいなくても、演奏者の「間」がぴったり合うのも、不思議といえば不思議・・・


ところで、この左右社って出版社、最近、丸山健二の本を出しているのだね。

http://sayusha.com/

新書館の編集者だったひとがはじめた出版社だって。
http://magazine.moonbark.net/special/hitoripub_sayusha/(社長インタビュー)