懐かしいあそびの風景に重なる思い出

kanazu362010-11-13

きょう11月13日は「うるしの日」。
文徳(もんとく)天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王
京都・嵐山の法輪寺に参篭し、虚空蔵菩薩からうるしの製法、
漆器の製造法を伝授されたのがこの日であるとされている
ことから、1985年(昭和60)に日本漆工協会が制定した。
うるひという言葉に昔子どものころ漆の木で刀を作りうるしかぶれになった記憶を思い出した。
地方紙新潟日報に「懐かしいあそびの風景」が連載されている。
あそびとイラストから子どものころの懐かしい思い出が重なる。
連載の始まったのが今年の4月6日(火)の「ぶらんこ」で11月9日(火)の32回が「なわとび」。
これまでの新聞連載の切り抜きから思いでの遊びをピックアップした。
・懐かしいあそびの風景
 懐かしいあそびの風景は、俳人の土肥あき子さんが書き絵は村上保さんが担当している。
 文の末尾には俳句が添えられている。
 ・ぶらんこ ・しゃぼん玉 ・せっせっせ ・紙飛行機 ・ままごと ・風車
 ・草笛 ・けんけんぽ ・水切り ・蛍狩り ・折り紙 ・じゃんけん ・シーソー
 ・浮いて来い ・七夕 ・キャンプ ・蝉捕り ・箱庭 ・百物語 ・花火 ・相撲
 ・ちゃんばらごっこ ・キャッチボール ・鳩笛 ・砂遊び ・影踏み ・ベーゴマ
 ・ゴム遊び ・秋祭り ・絵描き歌 ・鬼ごっこ ・なわとび
 子どものころの懐かしい思い出の遊びが次から次へと登場する。
・思い出の遊び 
 ・ちゃんばらごっこ
  今では想像もつかないだろうが、昔の子どもは小刀を携帯していた。
  小刀をうまく使える者は「ガキ大将」だった。
  小枝を切り小刀で刀を作り、神社やお寺の境内でちゃんばら遊びをした。
  真っ直ぐに伸びる漆の木で刀を作り漆かぶれになった思い出が・・・。
 ・キャッチボール
  終戦直後の街は自動車も珍しい時代。
  道路でキャッチボールができ道路は子どもたちの遊び場だった。
  グローブは革ではなく布だった。
  子どもが多くいた時代。
  夏休みには、小学生の町内対抗の野球(男子)とドッチボール(女子)大会があり、毎日神社の境内で練習をした思い出が。
 ・蛍狩り
  のどかな田園風景が続き、小川では蛍狩りもできた。
 ・水切り 
  平べったい小石を拾い、池や小川に向かって石を水面に平行にして投げる。
  石がいくつ水を切ったかの数を争った。
 などなど。
・番外:懐かしい日本の歌が小学校の教材に
 小学校の音楽授業が変わる。
 子どものころうたっいた歌がまた学校の教材として復活する。
 文部科学省が学習指導要領の歌の教材として学年ごとに日本の歌を4曲ずつ示した。
 この中から3曲(5・6年生は2曲)を必ず歌うことになっているが、来年度から4曲(3曲)必修になる。
 文部科学省は、「伝統文化を大事にするという考え方から、古くから引きつがれ、慣れ親しんだ歌を取り上げる機会を増やしたい」という。
 学習指導要領が示す歌の教材は、
 1年生:うみ・かたつむり・日のまる・ひらいたひらいた
 2年生:かくれんぼ・春がきた・虫のこえ・夕やけこやけ
 3年生:うさぎ・茶つみ・春の小川・ふじ山
 4年生:さくらさくら・とんび・まきばの朝・もみじ
 5年生:こいのぼり・子もり歌・スキーの歌・冬げしき
 6年生:越天楽今様・おぼろ月夜・ふるさと・われは海の子
 小学校で歌った懐かしい歌の数々が、また学校の教材に。
「懐かしいあそびの風景」の記事を読むと子どものころの懐かしい思い出が走馬灯のように甦る。
昭和も遠くなった。 

この遊びの思い出は (イラストを模写)