ガンドッグ プレイレポート002

このプレイレポは前回に比べると長い。
もっと短くまとめたかった。
だが、これでも面白かったネタを7割くらいカットしたんだよ!(つД`)



今回もガンドッグのシナリオを2本ほどやってきた。
新人さんを1人加え、プレイヤー数は5人。
隊長が「17歳のオペレーター」だというので、激しく「オペレーターの女の子」にするべきだと抗議したのだが受け入れられなかった。残念だ。
 
いいよな。「オペレーターの女の子」
「左舷からミサイル…来ます!」とかさ。
GM「いや、ガンドッグで対人ミサイルが飛んできたら、間に合わんからそれ」
 
私のキャラはドズルだ。
http://d.hatena.ne.jp/kanoke/20050522
詳しくはこちらを見ていただきたい。前回の活躍が書かれている。
 
一本目のシナリオ。
南米の熱帯雨林の麻薬組織に潜入していた女性工作員。彼女を迎えにいき無事脱出させよ。とのことだった。
これが終了したのが、私の帰宅予定時間の2時間前
中途半端に時間が余った。
勿体ないので二本目のシナリオをやることになる。だがこれがっ…!
 
 
GM「短めのシナリオやります。シナリオ名はGuardian Angel(守護天使)です」
 
 

***注意*** R&R誌の付属シナリオのため、以下ネタバレになります。ご注意を。


Guardian Angel(守護天使)
仕事の舞台は日本!
依頼人ヤクザの親分!
依頼内容は娘の護衛!
GM「親分は『よくきてくれた。今日から3日ほどワシの娘を護衛してもらいたい』と切り出す」
 
聞くと、このあたりは3つの組が争っているとのこと。
この親分はそのうち片方と和平交渉をし、3日後にその式が行われるのだそうだ。
だがもう片方としてはおもしろくない。
そこで親分の泣き所である娘。小夜(さよ)を狙ってくる可能性が高いというのだ。
 
GM「写真をみんなに見せながら言う『これがワシの娘だ。亡くなった妻に似て可愛くてもうなぁ。なぁ?』」
私「む。じゃあ俺も対抗して娘の写真を出しますよ。『俺にも娘がいるんだ。どうだ。妻に似て可愛くてもうなぁ。なぁ?』」
女スカウト「馬鹿が増えたな」(一同笑)

私「しかしな。そんなに危険だと分かってるなら護衛をきちんとつければいいんじゃないか?
GM「それについても説明しよう。『以前もこういうことがあって護衛をつけたんだがな。娘はそれを嫌がって何日も口をきいてくれなかったんだ。うう…だから今回は秘密で護衛してもらいたい!』」
私「娘が口をきいてくれない!?『くっ…それはつらいな…』
女スカウト「馬鹿ばかりだ」(一同爆笑)
GM「君らのことは組員にも伏せておく。どこから小夜に漏れるかわからんからな」
私「じゃあ、いざという時のために親分の護衛依頼証明書かなんかください。万が一組員に怪しまれた時とかに使いたい。身内に誤解で撃たれたらたまらん(笑)」
 
報酬は一人$8000。
比較的平和な日本で3日の護衛。破格の報酬だ。
だが小夜にばれたら半額という条件がついた。
 
ここでこのシナリオのルールを説明しておこう。
我々は影ながら護衛するわけだが、小夜が我々に気づく可能性もある。
そこで小夜には「気づきレベル」というものがあり、LV5に達すると完全に護衛していることがばれてしまうのだ。
LV1気のせいかしら?
LV2なんか気配を感じるわ…。
LV3あれ?あの人、前も見たような。
LV4怪しい……。
LV5あ!やっぱり父の差し金だったのね!
 
GM「さて。基本的に2つの行動ができる。この事件の情報を探るか、小夜を尾行して護衛するかだ。小夜を気づかれずに尾行するには<市街行動>で判定だ」
私「GM。次やるシナリオを聞いて<市街行動>を1LV取得しておいた。成功率60%だ。なかなかのものだろう
GM「ほほー。でもここで各自ペナルティーがあるんだ。目立ったり、顔を覚えられやすかったりすると尾行には不利だからね。自分が該当するかよく確認してくれ。内容は……(略)……」

私「ふむ。俺が該当するものをまとめたぞ。『日本人じゃない-10%』『外見が悪い-10%』『非常に目立つ体格-20%』『特徴的外見(顔に大きな傷)-10%』だ。ふっ…成功率10%まで落ちたな」(一同大爆笑)
女スカウト「私は80%くらい。本職だしね」
パイロット「俺も80%くらいだ。車で尾行もってのもできるぞ
女スナイパー「あたしは60%くらいだね。日本人だからペナルティー少なくて済んだよ」
隊長「僕は25%ですね。だから超得意分野の情報収集でいきますよ。ドズルさんもこっちやってください
私「いや……情報収集難易度から計算すると、ドズルの情報収集成功率20%だわ
一同「役立たねええええええええええええ!!!」(一同大爆笑)
 
ドズル。
火器と爆弾のスペシャリスト。
開始そうそう役立たずの烙印を押される男。
 
GM「それはさておき(ドズル「おくなよ!」)皆さんはこれから8回の行動をとれます。1日目の昼・夜。2日目の朝・昼・夜。3日目の朝・昼・夜です。では早速いきますよ」
 

1日目 昼
この日は休日。
小夜はショッピングに出かける。本屋で本を買い、それをカフェで読みふける。
隊長は情報収集を宣言。
他の隊員は各自尾行。
一同「ドズルはどうすんの?」(大人しく情報収集でもしてろの視線が集中)
私「尾行しますよ!つけ髭にサングラスでね!大丈夫、気づかれるまでまだ5LV分も余裕がある!私にもロールプレイをさせろ!
一同「(ゲラゲラ笑いながら)余計なことすんなあほーー!」(爆笑)
GM「(ゲラゲラ笑いながら)いや、お前好きよw 最高にアホw じゃあ各自<市街行動>判定してください」

(サイコロを各自コロコロ…)

一同「成功しました」
私「18だ。10%だから10以下成功だよな。うむ!失敗だ
一同「(本当にもうゲラゲラ笑いながら)やっぱりかい!」
パイロット「ん?それ情報収集にしてりゃ成功してるダイス目じゃないか?
私「……余計なことは言わなくていい」

GM「じゃあ見つかった人がいたので、小夜の気づきレベルUP判定をします。コロコロっと…ん、失敗か。レベルUPしませんでした
一同「ふぅ…。で、GM。ドズルを引っ込めたいんだが」(← 一同だよ!私以外満場一致だよ!!)
GM「ひでぇw GM的にはドズルがアホやってくれるほうが楽しくていいんだがw まぁ尾行してるほか3人は<感知>に成功したらドズルのアホな変装に気づいていいよ

女スカウト「らくしょーですよ。専門分野ですから。…あれ?失敗……
女スナイパー「……失敗
パイロット「失敗
私「うお!俺すごい!マイ変装イズパーフェクト!!!」(一同爆笑)
 

1日目 夜
小夜は犬の散歩として公園に出かける。
一同「昼と同じシフトで」
GM……ドズルは?
私「なんで私だけそんな特別扱いなんですか?(一同笑) もちろん尾行ですよ。今度は髭と眼鏡と白いタキシード。片手にステッキ
GM「なんだそのわけの分からんセンスは」
私「いや、そうですね。強いて例えるならケン○ッキーの人形のようなものに化けるというか…
一同「そのものずばりだそれは!」(一同爆笑)
 
そして、今度こそ小夜にも一同にも気づかれたドズル。小夜の気づきレベルは1.5くらいまで上昇した。
 
パイロット「……ドズルのすぐ近くに停車します。みんな、奴を車に詰め込め
ドズル「な なにをする きさまらー!」



2日目 朝
小夜は電車でお嬢様女子高へと向かう。
満員電車の中。
……小夜は痴漢に襲われていた。
 
GM「で、電車の中まで尾行しているのは? ……ドズルは?
私「なんでそんな目で見ますか。私は今回尾行に参加してません」
女スカウト「尾行しているのは私ですね。これも護衛任務のうちですね。近寄って痴漢どもを撃退します」
GM「到着した駅で君に追い出される痴漢チーム。彼らは『な、なに』」
私「『なにしやがるんだ!てめぇが相手にされないからってひがんでやがるな!くそ覚えてやがれっ!いや、覚えないでくれ!』と言って逃げ出します」(一同大爆笑)
GM「じゃあそんな感じでw あ、君は小夜に姿を見られてしまったので、今後尾行の時に-20%の修正を受ける
女スカウト「げっ。そいつはつらいなー。変装するっていうんじゃダメ?」
GM「いいよ。次の1回で行動消費して<手先>判定に成功すれば変装できたってことで。ん?<手先>苦手?」
私「変装は<手先>判定なのかー。ん?

(ドズルの<手先>成功率91%の記述を激しく叩きながら、親指を立てつつも満面の笑みで)
ドズル「俺に任せろ。ほら、アフロカツラ」
女スカウト「私は女だ!!」(一同爆笑)

結局彼女は「アイリス(娘)と同じ髪型にしようじゃないか」というドズルのセリフのもと、ツーサイドアップにされた。
 
ところで朝、ドズルは何をしていたかというと…。
私「英語教師のふりをして学園内に潜入しようと思うんだ
GM「ああ。クリティカル成功したら認めよう
私「(コロコロ…)ふっ、失敗だな」
GM「ごつい警備員の人が警棒をポンポンとさせながら『部外者は立ち入り禁…』
パイロット「……ドズルを車に詰め込みます
ドズル「な なにをする きさまらー!」
 

2日目 昼
ドズルと女スカウトは変装中。
小夜はショッピング。
特に問題無し。
 

2日目 夜
小夜は犬の散歩として公園に出かける。
一同「いつものシフトで」
GM………で、ドズルは?
私「だから、なんで特別扱いなのかと。日本国内でも着て行動できるアーマーを調達しますよ。戦闘が起こるかもしれませんからね」
GMおお!まともな行動だな!
私「……」
 
だがここでアクシデント!
小夜が4人組の男に絡まれる。(なんで私はこんなおいしい状況で、買い物なんてしてるんだ…)
どうもただの酔っ払いっぽい。
だが女スナイパーとパイロットは、動揺して助けに駆けつけてしまう。(姿を晒してしまう)
女スナイパー「ちょっとあんたたち!やめなさい!!
GM「止めに入ったわけね。すると男達は『な、…』」
私「『なんだと!てめぇが相手にされないからってひがんでやがるな!』」(一同爆笑)
GM「もうそれでw でもまともに戦闘やるの面倒くさいな。4人もいるし」
私「じゃあ3人が『お前ら部長にかなうと思ってんのか!部長は強いんだぞ!!』ほら、1人になりましたよ」(一同大爆笑)
GM「(ゲラゲラ笑いながら)じゃあパイロットとタイマンするか」
私「『部長!がんばってください部長!』」
 
そして負ける部長。
 
私「『じゅ…柔道十段の部長が負けるなんて!?くそ覚えてやがれっ!いや、覚えないでくれ!』と言って逃げていきます」(一同爆笑)
GM「それでいいわw」
 
小夜の気づきレベルが2に上昇。
そして顔を覚えられた女スナイパーは変装をすることにした。
 
(ドズルの<手先>成功率91%の記述を激しく叩きながら、親指を立てつつも満面の笑みで)
ドズル「俺に任せろ。ほら、アフロカツラ」
女スナイパー「あたしも女だ!!」(一同爆笑)

結局彼女は「シャーリー(元奥さん)と同じ髪型にしようじゃないか」というドズルのセリフのもと、ポニーテールにされた。
 

3日目 朝
ドズルと女スナイパーは変装中。
小夜は電車でお嬢様女子高へと向かう。
特に何もなし。
 

3日目 昼
小夜は電車で下校。
ドズルは当たり前のように尾行し、当たり前のように目立ち、当たり前のように仲間に怒られた。
小夜の気づきレベルは2.5に上昇した。
 
一同「お前は大人しく車にでも乗っとれ!」
ドズル「な なにをする きさまらー!」
 
だが、ここでクライマックスイベントが発生した!
GM「小夜が帰り道を歩いていると、その横に車が停まった!!車の中から男が小夜に声をかける!」
一同「何!?誘拐か!?」
(一同<感知>判定を行い、会話内容を把握する)
GM「男は小夜の組の組員。君たちに依頼した親分の部下である、八木という男だ。『お嬢様!親分が刺されて病院に運ばれたんです!急いで乗ってください!!』
一同「うさんくせー!!」(一同爆笑)
隊長「僕の情報収集で出てきた、一部の和平反対派っぽいですねー」

パイロット「車の中から状況を把握しようとします」
女スカウト「出て行くかどうか迷う…」
女スナイパー「即座に親分の携帯に連絡を入れます
隊長「僕、この場にいないし」(一同笑)
私「一刻を争うな。懐のデザートイーグルに手をやりながら駆けつけます
女スカウト「こらぁ!」(一同笑)
私「いやね、まだ気づきレベル2.5も余裕ありますしね!もういいじゃないですかバレても!(一同爆笑) というかね、ほら、楽しくプレイしましょうよ!ばれたらばれたで!ね?ばれても報酬減るだけで死ぬわけじゃないじゃん?ピンチだしさ?」
 
戦闘開始。
八木と子分が我々の前に立ちふさがる。
車は小夜を乗せて急発進!
すかさずパイロットが自分の車でその進路に割り込む
女スナイパーの安否確認電話に親分が出る。超元気。

八木の先行!八木の日本刀の一撃がドズルをとらえた!!
GM「ドズルの防御スキルのせいで出血はしないな。諸々スキルをつぎ込み、ダメージは24だ!
私「げぇ!残りHPが33になった
隊長「は? ちょっと待て。僕のHPは満タンで27なんですが」(一同爆笑)
私「つまり、君の普段は私の半死半生と同レベルということか」(一同大爆笑)
 
私「セミオートで反撃。子分に一発。八木に二発を叩き込みます」
GM「怪我してるから、マイナス修正忘れずにね」
私「怪我のペナルティーを打ち消すスキル発動!一時的に命中力を高めるスキル発動!」
一同「おお!」
私「子分に(コロコロ…)当たり。ダメージは…こりゃ即死ですね
GM「うおっ!?」
私「八木も当たり。こりゃ重傷っぽいね
 
そして次のラウンド。
先手をとった我々が先に動く。
私「八木にデザートイーグル三発命中
GM「とどめかよw そりゃ即死コースじゃないか? えっと、ダメージくらってHPが0を割って-10か…
一同「こりゃ死んだな」
私「いや、でも悪なのは確定してたし別にいいじゃん?ね?」
GM「あ、生死判定成功したわ。生きてる
私「え?マジで?ええっと…うーあー…」
 
ドズル「ふっ…。日本には『ケジメをつける』って文化があるんだろ? きちんと生かしておいてやったぜ」
 
一同「嘘つくな!偶然だろが!!」(一同大爆笑)
GM「はははw でだ、車から小夜が飛び出してきて叫ぶよ。『八木さん!? なんだお前ら!!』彼女と八木は知り合いだし、八木が組を裏切ってるって知らないからね
一同「げっ!?」
私「うおっ、そうか。ど、どうしよう…。I am 殺人犯!?っていうか言い訳しようにも日本語しゃべれないし!(ワタワタしながら、何やら自分のメモシートに目を留める)これだ!GM!!
GM「ん?」
私「親分の護衛依頼証明書を見せながら言いますよ!!
 
ドズル「(落ち着き払った声で) I am your Guardian Angel
一同「シナリオタイトルかーー!!」(一同大爆笑)
 
そして誤解は解け。彼女は自分を護ってくれた守護天使に、惚れたとか惚れなかったとか。
めでたしめでたし。
 
 
 
ピリリッ!ピリリッ!
ドズルの携帯電話に着信が。
電話の隊長「ドズル!身内の八木です!僕の情報収集によると、身内の組の八木って奴が裏切って事件を企ててます!!」
一同「遅えよ!!!」
 
ちゃんちゃん。