PPP Shackled City Campaign Final ==ネタバレ気にしない==


■DM:つかださん
■ディラン(死せる詩人さん)[ECL-20 => 21:Lord of Occipitus]
:Fighter-6/Psychic Warrior-2/Darvish-6/Incarnum Blade-3/Lion Spiritual Totem Barbarian-1/UA Variant Rogue-1/Crusader-1 (Smoking Eyes template), Earth Dwarf, CG
■ルスパー(さるしんごさん)[ECL-20 => 21:http://d.hatena.ne.jp/Sarushingo/20080106#p1]]
:Ex-Monk-2/Swashbuckler-3/(Necromancy)Wizard-5/Enlightened Fist-5/Abjurant Champion-5, Gray Elf, NG, Fharlanghn
■キネス(Listさん)[ECL-20 => 21LevelにならずにAwaken Constructでロボ作成の道へ]
:Generalist(Anti-magic Domain)Wizard-6/Olin Gisir-4/Incantatrix-10, Fire Elf, CG
■ジ・ゾゥ(ほえほえさん)[ECL-20 => 21:???]
:Cleric of Fharlanghn-19/Wizard[Transmuter]-1, Human, NG
■アルフラート・ヴィルヴァー(からくり)[ECL-20 => 21:Paladin of Freedom???]
:Strong-arm style Ranger-2/Implacable Barbarian-2/Pugilist-2/Swashbuckler-1/Wild Runner-2/Champion of Corellon Larethian-2/Dragon Devotee-3/Crusader-1/Eternal Blade-3/Warblade-1/Duskblade-1, Fire Elf, CG
■アニー・セレステ・ダンヴェルス(からくり)[ECL-17]
:Ghaele-17, Ghaele Eladrin, CG *Female
1st Levelから開始したこのCampaign。ついにPCは21th Levelに到達、Lord of Occipitusを輩出して無事終了となりました。
まずはめでたい。皆様、お疲れ様でした。思えば遠くに来たもんだ。これにて実時間で2年間を費やした冒険は一巻の終わり。
以下は最終回のセッション内容。


[前回までのあらすじ]
ぶっちゃけ、Adimarchusの呪いによって無限に刺客が送られてくる立場になった我々は、これに対抗するためにCourt of StarsのMorwelを訪ねて秘策を授かる。
それはLayer507のLord候補生であるDylanをLord of Occipitusに昇格させ、当該Layerを我らGood陣営に復帰させること。
そのためにはEpic Levelになる必要があり、MissionとしてAndrolynneに縛り付けられているEladrinの子供たちを何とか解放することはできないかという任務を受ける。
Dagonとの取引で得た情報から、Androlynneの某地点にShadow Planeへの接点があり、そこに隠されている“世界の理”にDemonの行動原理に反しない形で条文を追記することで任務を達成できることが分かる。
すなわち、「Androlynneに呪縛されしEladrinを拷問とかしたいので、Occipitusへの移送を許可する」という一文を追記するわけだ。
これはDylanがLordになればOccipitusはGood Sideになるので、Abyssに呪縛されしEladrinの子供たちの現状を改善する妙手となろう。
ただし条文追記のためのインクには、Lord候補生であるDylanの血液と古きDemon(Obyrith)の血液を混ぜたものが必要になる。そこで我らが立てた作戦は…。


1:Androlynneに展開する敵Demon部隊の司令部に殴り込む
2:司令部に常駐するSibriex(Obyrith)を拉致る
3:司令部の敵を掃討して指揮系統を破壊
4:Shadow Planeとの接点をPrying Eyes Greaterで探索(おおよその位置はDagon情報により把握)
5:GateでShadow Planeに向かう。現地でインクを作成、WishもしくはMiracleで条文追加。
6:Planeshift Greaterで帰還。AndrolynneからOccipitusへの撤退支援。
各段階を踏んで目的は達成できるだろうということになった。
ジ・ゾゥのDivination×2によって、Sibriex拉致は「フルボッコ+Teleport」で問題ないし、司令部壊滅は「司令部の建物内をSweepで解決」との示唆を得る。
ともかく敵司令部をScry Locationで覗き見た我々は、Teleport Out地点を司令部入り口に決定。直ちに現地に飛ぶ。
出現とともに司令部近辺の上空を哨戒飛行していたDemonflesh Golem(CR19)*3に発見され、まずは屋外での遭遇戦が開始される。
ディラン、ルスパー、アルフラートの前衛は、いずれもPrimary HRが+45ほどあり、キネス、ジ・ゾゥ、アニーの魔法支援を存分に受けていたため、損害らしい損害を被る前に敵を倒しきる。
さっさと司令部の建物内に侵入しないとまた屋外遭遇がいつ発生するとも限らない。
Knockで扉を開けて中に入る段取りなのだが、嫌な予感がしたのでアニーはProtective Auraを起動してアルフラートを庇護下に置く。
ここで扉を開けてみて吃驚だ。
相手はCaligrosto(CR19)*4である。
http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/drfe/20071024&authentic=true
Medium Outsider(Chaotic, Evil, Extraplanar, Incorporeal, Loumara)で、なんと+5 Drow Scorpion ChainにPossess BladeしていてWounding+Vorpal Abilityという上にDervishまで積んでいる厨設定。
このWoundingによって、Party最強を誇るルスパーがCampaign最大のピンチを迎える。彼はhp300 overにも関わらずCon10しかないからだ。
Dervish DanceしながらWounding+Vorpalの4回攻撃してくる相手が4体である。誰も首が飛ばなかったのはまさに僥倖というものだろう。
アルフラートもまずTemp HPが削られ、Stone Skinが削られ、Steely Resolveが満タンになり、最後はStalwart Pactが起動するあたりまで食い込まれる。
だが、この日最初のRage+Primal ScreamしてWeapon CapsuleからGhostblightを起動、Full Attackで畳み込む。仲間たちの反撃は言わずもがなだ。
ジ・ゾゥのHeal Massがかかったこともあり、なんとか厄介な敵を撃破する。非常に心臓によくない戦いであった。
ようやく建物内に侵入してみると、そこは大きなHallになっていて、左右に扉が2枚ずつ配置されている。
1つの扉に近づくと、Hide50+で隠れている敵を、Touchsightを起動していたディランが発見する。
今度の相手はAbyssal Ghoul(CR18)*2である。Elusive Target持ちだったので、Melee AttackerとしてClassを積んでいたようだ。
キネスの見立てによれば48HDという。DMが思わず「怒らないでね」とExcuseを入れてしまうHDだ。*1
CriticalがきかないUndead相手に露骨にやる気なくなったアルフラートは適当にあしらい、超絶生命体ルスパーに任せる。ディランもWhite Raven Tacticsでルスパーを再起動して「任せた」モード。
御期待通りに余力を残したまま除去。
そして次の扉を開くと、そこに拉致るべき相手Sibriex(CR18)が何やらGiantらしき相手と商談している場面に出くわす。
このGiantはEldritch Giant(CR18)だということだ。
まずルスパーがForcecageによってSibriexを完全隔離。
アルフラートが突っ込んでGiantに必殺のWraith Strike+Power Attack全部攻撃でダメージをたたき込む。
あまり戦況については覚えてないが、この後Quicken TeleportしたGiantがPartyの後衛に襲いかかりジ・ゾゥに集中攻撃するも倒れず*2、進退窮まった。
「うちの可愛い後衛になにしてくれとんじゃあ!」とばかりにディランにたこ殴りにされて、「た、たすけてくれー!」とGiant語で悲鳴を上げてみたり。
この声に、残り2枚の扉が開いてBalor(CR20), Klurichir(CR22?)が出現する。
これが司令部全戦力と思われる。
New Comerはまず必殺のFire Stormを放ってくるものの、アルフラート、アニーはEnergy Immunity[Fire]で無傷、ディランがEvasionでかわし、ほとんど味方にきかなかったり。
さらにImplosionをCelestialであるアニーにとばしたときも、Spell Turningで返したり。有効打を与えることができない。
そして手番がディラン、ルスパーに回れば平均300ダメージくらいはたたき出せるので、後はParty Side優勢で戦闘が終了する。
それでもBalorのDeath Throesでアニーがhp30%ほどを持って行かれる。*3
我らは司令部に巣くうHigh Level Demonを掃討した後、Forcecageを解き放ってSibriexにNon Lethal Damageをたらふく叩き込み、拉致に成功。
まるで某中東で某大統領を捕虜とした某TaskForceというべきか?
作戦は次の段階へと移る。
TeleportであらかじめShadow Planeとの接点がありそうな地点とあたりをつけていた場所に飛ぶと、キネスがPrying Eyes Greaterで正確な場所の割り出しにかかる。
その間暇な前衛陣は、気絶したSibriexに適当にNon Lethal Damageを与える。その姿はほとんどイジメの構図だ。
「ソナーにカンあり!」
キネスが0.8mile先に目的の場所を発見すると、ジ・ゾゥのWind Walkで現地に急行する。
まずTrue SeeingをかけたキネスがShadow Planeへの接点を確認。その場所への扉を開く形でGateを唱える。
ECL20セッションに相応しく、高レベル呪文がポンポン投入される。キネスもジ・ゾゥもよくSpellが続くものだ。*4
我々はこうして最終ステージへと足を踏み入れたのだった。
そこはShadow Planeの出張所のようなマップ1枚ほどの円形空間で、7色に光り輝く蜘蛛の糸のようなもので一面が覆われた場所だった。
中央にラスボスが鎮座し、Partyはこれに接敵する形で出現している。さらに我らを取り囲むように東西南北に一体ずつ巨大な黒い影が見える。
「あ、あれは!?」と叫ぶキネス。
「知っているのかキネス!」
「あれこそがデザイナが特撮版ジャイアント・ロボを視聴してインスパイアされて生み出したというGruumshの目の化け物!(嘘」*5
周囲の4体の黒い影はNightShade、中央のBossがItyak-ortheel, the elf eaterだということが判明。
Primal Instinct+Nerveskitterで実に+23のInit値を誇るアルフラートが初手を取って戦闘開始。
「Alfrad Final Attack!」
「駄目です! Wraith Strike、起動しません!」
「な、なんだってぇ!」
驚くべきことに、この空間全体にGlobe of Invulnerabilityがかかっているため、4th Level以下のSpellは起動しないことが判明。つまりBoots of Speedも起動しない。
「ふっ、流石ラスボス。だが、俺は今猛烈に燃えている!」
Rage+Primal Screamで4回殴って3回Criticalを成立させて、いきなり350点330点ほど*6を計上。後は仲間が何とかしてくれるとの判断。
敵Bossは40本の触手で一人8本ずつ5つの目標に攻撃してくる厨設定。だが、さらなる仲間の攻撃によって手番が来る前に気絶状態に持ち込む。Regeneration持ちなので死にはしない。
残ったNightShadeは前衛にGreater Dispelをとばしつつ、Cone of Coldを放ってくる。
その前にダメージを受けていた1体のNithtShadeが光り輝く蜘蛛の糸接触して霧散する。
予想通りこの蜘蛛の糸は、Prismatic Webというもので、触れるとPrismatic効果がRandomで発生するようだ。運悪くダメージの入る色にぶち当たったということだろう。
このWebはPartyの移動を阻害するように、Escape Artist DC10に成功しないと触れてしまうことになり、DC15に成功しないと通常移動できないという判定だった。
ところがアルフラートはRage+Primal Scream状態でDex+18あるので絶対失敗しない。
そういった阿呆な状況はあったものの、後はMaximizeされたCone of Coldを耐えきったParty側の反撃で戦闘終了。
2ラウンドかかったかどうかという最終戦闘であった。
「強い敵には手番を回すな!」という見本のような戦いっぷりで締められたのは、なかなかに良かったのではなかろうか。
これでもMaximize Cone of Cold×3発で90点ダメージ受けていたアニーは死にそうだったのだが。


ラスボスはルスパーのFist of Energy[Fire]とキネスのLingering Flamesで焼き切ったのだが、素体となったGruumshの目玉だけは残ってしまう。
また長い時間かけて再生するものと思われるが、この場所にある限り影響はないと判断して放置、Planshift Greaterで帰還の途につくのであった。
こうして我々の冒険は幕を閉じた。
しばらくはOccipitusに居を構えたディランとともに、現地で朽ちようとしているCelestialを掘り出して天界に還す肉体労働に従事せねばならぬだろう。
なんといっても、アルフラートはDex本購入に当たってディランに42000gpの借金をしているし、最終戦闘のMaterial Component代金などでキネスにも1000gpを越える借金がある。
まずはこいつを何とかするところからだ。
そしていつかEpic Leadershipを取得するために旅に出ねばなるまい。
アニーをいつまでもECL17でとどめておくことはできないであろうから。
それはとてつもない困難な旅路になるであろうが、まあ世の中やってやれないことはないだろう。
「俺はアルフラート。アニーとともにPlaneを股にかける(Dexが)最速にして(Class Nameが)最長の戦士。Demonだってぶん殴る。だけどWill STだけは勘弁な」といったあたりで。(おしまい)

*1:Undeadなので、実はそれでも無茶苦茶な強化というわけではない…らしい。

*2:DMは「後衛2人を倒してみるか」と呟いてAttackしてきたのに。周囲のPlayerも吃驚だ。

*3:彼女はHD9, hp107しかないので、たかだか30点でも結構キツイ。一方ルスパーは彼女の3倍のhpを保持している。

*4:冷静に考えるなら、ジ・ゾゥなどは普通に19th ClericのSpell SlotにWis32のBonus Slot、低レベルはWand Wielderの能力で補っているから、確かにそれなりにタマはそろっている。キネスはGeneralist Collegcal Wizardなので当然Slotは豊富か。

*5:悪魔の眼ガンモンスの回を参照せよ。

*6:7d10+1d6+287。あ、しまった7d10+7d6振ってた。ともかくCriticalする相手ならAlfradは頑張れる。HR+50/+45/+40/+35で全弾命中させて3発目以外全部Criticalは気持ちよかった。ちなみにDamage固定値はPowerAttack分+6,WeaponMagical+5,Strength+7,ElegantStrike+18,Favored Enemy+2,Eternal Training+3で+41あった。HasteとWraith Strikeを乗せたかったなあ。あとこんなことなら18th FeatはFavored Power Attackにしときゃよかった。