千葉県船橋市中央公民館の地域課題発見・解決事業の一つとして
聴覚障害の理解と、まちづくりをテーマに講演させていただきました。
地域の広報でもご案内いただき
定員が100名のところ、約140名からお申込みいただき
寒い日でしたのに欠席者もほとんどおらず満席。
ありがたいことです。
講演では、聞こえる世界、聞こえにくい世界、聞こえない世界
3つの世界を経験した立場から分かった社会の課題
それらをどのように解決につなげていくのか?
障害の個人モデルと社会モデルや
自らがこれまで関わってきた「当事者参加型」の具体的事例を元に紹介し
「まちづくりにおいて大切なことは何か」
「参加者と一緒に考えたいこと」として
船橋市のろう者や難聴者が抱える課題
(手話言語条例、災害時や緊急時対応等)のほか
昨年の夏、自由研究で「ユニバーサルデザイン」をテーマとし
わたしにヒアリングをしてくれた
小学3年生男児の自由研究が学校代表として選ばれ、
優秀賞受賞したことも紹介しました。
彼は町の中の身近なUDについて調査し、
そこで感じた課題を市役所の「市民の声を聞く課」に提出し
回答をもらうなど積極的な働きかけをしているそうです。
子どものころから、まちづくりに興味を持てる環境を作りたいし
応援していきたいと思います。
講演後のアンケートでは、参加者それぞれの立場での
気付きや発見などがあったようで、良かったです。
・当事者の参加が社会を変えていくという話は
1歩1歩自分でもできるかなと思った。
その一歩をふみだせるようになりたい。
・聞こえないことへの理解の他、多様性や生きていく上での
考え方、価値観が変わる興味深い内容でした
・3つの体験をもつ方のお話は、説得力があり
多岐にわたった活動事例紹介など贅沢な内容だった。
・地域で手話や障害について学んだ人たちが
社会や学校や外へ出てそれを広げていく。
そして少しずつ社会が変わっていく。
そうすると少しずつバリアが外れ誰もが暮らしやすい社会へとなる。
そんな根本的で大切なことに気付かされた。
・手話を勉強中でくじけそうになることありますが、
もう少し続けてみようと思いました。
・加齢で少しずつ聞こえづらくなっており
不安を感じていたので、この会を知っただけでも安心しました。
・単位町会の町会長として、できること模索していきます
今回の企画と運営をしてくださったのは
NPO千葉県中途失聴者・難聴者協会 東葛南事務所 船橋友の会の皆さん。
どうもありがとうございました!
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#千葉県中途失聴者難聴者協会